志茂熊野神社

志茂熊野神社

正式名称 熊野神社〔くまのじんじゃ〕
御祭神 伊邪那岐神 伊邪那美神 事解之男神
社格等 旧村社
鎮座地 東京都北区北区志茂4-19-1 [Mapion|googlemap]
公式サイト http://ak8mans.com/kumano.htm

【由緒概要】
志茂熊野神社は豊島郡下村の鎮守。旧別当・西蓮寺の梵鐘の銘によれば、正和元年(1312)西蓮寺の住職が紀州の熊野三社権現を勧請し、下村の鎮守にしたという。2月に行われる白酒祭は、紙に書かれた丸に鬼と書かれた的に向かって桃の木の弓で篠竹の矢を射る御歩射の儀式が行われ、参拝者に白酒を振る舞うという行事。北区の無形民俗文化財に指定されている。

志茂熊野神社の御朱印

  • 志茂熊野神社の御朱印

平成22年拝受の御朱印。中央の朱印は「熊野神社」。

志茂熊野神社について

名称 熊野神社
通称 志茂熊野神社
御祭神 伊邪那岐神〔いざなぎのかみ〕
伊邪那美神〔いざなみのかみ〕
事解之男神〔ことさかおのかみ〕
鎮座地 東京都北区北区志茂四丁目19番1号
創建年代 正和元年(1312)
社格等 旧村社
例祭 9月第1土・日曜日
神事・行事 1月1日/元旦祭
2月7日/白酒祭
2月21日/祈年祭
5月7日/阿夫利神社祭
6月25日/水神宮祭
6月29日/夏越の大祓
11月29日/新嘗祭
12月26日/年越の大祓

御由緒

志茂熊野神社は下村の鎮守。旧別当は真言宗の帰命山西蓮寺であった。

創建については、西蓮寺の梵鐘の銘に、正和元年(1312)西蓮寺の住職・淳慶阿闍梨が紀州の熊野三社権現を勧請し、下村の鎮守としたとある。

明治6年(1873)村社に列格した。

現在の社殿は昭和43年(1968)に改築したもの。その右側にある末社(阿夫利神社・浅間神社・大六天神社・十二社神社)の社殿は旧本殿である。

境内社の梛野原稲荷神社は、かつて梛野原(荒川の対岸にあった下村の飛び地)に祀られていたが、荒川の改修工事に伴い、熊野神社境内に遷座した。

また、志茂水神宮は、もともと荒川の渡し場に祀られていた二基の水神宮が、同じく荒川改修工事に際して遷し祀られたもので、現在も江戸時代以前から続いている水神宮祭が執り行われている。

2月7日に行われる白酒祭は、畳二畳ほどの大きさの紙に丸と鬼の字を書いた的に、桃の木の弓で篠竹の矢を射る御歩射の儀式が行われ、その後、参拝者に白酒を振る舞うという行事である。その起源ははっきりしないものの、かなり古くまでさかのぼる行事と考えられ、北区の無形民俗文化財に指定されている。

写真帖

  • 鳥居

    鳥居

  • 絵馬殿

    絵馬殿

  • 神楽殿

    神楽殿

  • 梛の木

    御神木・梛の木

  • 梛野原稲荷神社

    梛野原稲荷神社

  • 志茂水神宮

    志茂水神宮

  • 末社

    末社(旧本殿)

  • 拝殿

    拝殿

  • 本殿

    本殿

メモ

東京メトロの志茂駅から徒歩10分ほど、隅田川の畔に鎮座する。整備の行き届いた明るい境内となっている。赤羽八幡神社の兼務社だが、御朱印は社務所で宮守の方からいただいた。

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