六所神社(下丸子)

六所神社

下丸子六所神社は荏原郡下丸子村の鎮守。社伝によれば、文暦元年(1234)荏原左衛門義宗がこの地に六柱の神々を祀ったことに始まるという。
大田区の神社

正式名称 六所神社〔ろくしょじんじゃ〕
御祭神 大己貴神 伊邪那岐命 伊邪那美命 素盞嗚命 大宮比売命 瓊々杵命 布留大神
社格等 旧村社
鎮座地 東京都大田区下丸子4-16-5 [Mapion|googlemap]
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御朱印

  • 六所神社の御朱印

平成25年拝受の御朱印。中央上の朱印は「六所大神」、下は「六所神社之印」、右下は「武蔵国下丸子鎮座」。

御由緒

下丸子六所神社は荏原郡下丸子村の鎮守。旧別当は真言宗の寿福山蓮光院であった。

社伝によれば、文暦元年(1234)荏原左衛門義宗が、当地に六柱の神を奉斎したことに始まるという。

『新編武蔵風土記稿』には六所明神社として記載、「村の中央にあり。此地の鎮守なり」とある。末社として天神社・稲荷社・三峯社が挙げられている。

補足

都内にある六所神社は、たいてい府中市の六所宮(大国魂神社)の御分霊を勧請したものである。当社の由緒に六所宮に関わる内容は記されてないが、御祭神から府中からの勧請であると推測できる。

現在の大国魂神社の御祭神は『神道集』に基づき、本来の御祭神である大国魂大神と武蔵国の主要六社の祭神(小野・小河・氷川・秩父・金鑚・杉山)を祀っているが、江戸時代は大己貴命・素盞嗚尊・伊弉冉尊・瓊々杵尊・大宮女命・布留大神の六所明神と天下春命・瀬織津比咩命・稲倉魂大神の客来三所の神(小野神社の御祭神)の九柱であった。六所明神の六柱と当社の御祭神と比較すると伊弉諾尊と伊弉冉尊が入れ替わっているだけである。

よって、当社も府中の六所宮からの勧請と考えてよいであろう。

写真帖

  • 社前風景

    社前風景

  • 一の鳥居

    一の鳥居

  • 二の鳥居

    二の鳥居

  • 手水舎

    手水舎

  • 境内社

    境内社

  • 神楽殿

    神楽殿

  • 拝殿

    拝殿

  • 本殿

    本殿

メモ

参拝は1月2日。ぽつりぽつりとではあるが、小さな子供連れの家族や老夫婦など参拝者が絶えない。古いお札を納め、新しい御札やお守りを求める人もいて、住宅街の鎮守様らしい正月の風景だった。

六所神社の概要

名称 六所神社
旧称 六所明神社
御祭神 大己貴命〔おおなむちのみこと〕
伊邪那岐命〔いざなぎのみこと〕
素盞嗚命〔すさのおのみこと〕
大宮比売命〔おおみやひめのみこと〕
瓊々杵命〔ににぎのみこと〕
布留大神〔ふるのおおかみ〕
鎮座地 東京都大田区下丸子四丁目16番5号
創建年代 文暦元年(1234)
社格等 旧村社
延喜式 延喜式神名帳
例祭 8月8日(※3年ごと8月第1日曜日)
神事・行事 1月7日/七草祭
6月28日/大祓
11月23日/新嘗祭
12月21日/大祓

交通アクセス

□東急多摩川線「下丸子駅」より徒歩約4分

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