羽田神社

羽田神社

元は隣接する自性院の牛頭天王社で、鎌倉時代、当地の領主・行方与次郎が牛頭天王を祀ったことに始まる。明治の神仏分離で自性院から独立して八雲神社と改称、さらに明治40年(1907)羽田神社と改めた。羽田空港を含む羽田地域の総鎮守で、航空安全祈祷の神社として知られる。
大田区の神社

正式名称 羽田神社〔はねだじんじゃ〕
御祭神 須佐之男命 稲田姫命
社格等 旧村社
鎮座地 東京都大田区本羽田3-9-12 [Mapion|googlemap]
公式サイト http://www.hanedajinja.com/
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御朱印

  • 羽田神社の御朱印

    (1)

  • 羽田神社の御朱印

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  • 羽田神社例大祭の御朱印

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  • 羽田神社富士塚の御朱印

    (4)

(1)平成17年拝受の御朱印。中央の朱印は「羽田神社」。

(2)平成22年拝受の御朱印。中央の朱印は「羽田神社」、右下に飛行機と社殿のスタンプ。

(3)平成27年拝受、例大祭の限定御朱印。中央の朱印は「羽田神社」、左下に飛行機と鳥居・富士山・朝日の描かれた絵馬のスタンプ。

(4)下段左は羽田富士の御朱印、平成27年拝受。富士塚の画に「奉拝 羽田富士塚」「大田区文化財」。

御由緒

羽田空港を含む羽田地域の総鎮守。もとは隣接する常栄山自性院境内の牛頭天王社であった。

その歴史は鎌倉時代に遡り、今から800年ほど前、当地の領主・行方与次郎が牛頭天王を祀ったことに始まる。江戸時代には徳川家・島津家・藤堂家などが篤く崇敬したという。

『新編武蔵風土記稿』によれば羽田村と羽田猟師町の鎮守で、稲毛領平村に鎮座する八幡宮(川崎市宮前区平の白幡八幡大神)の神主・小泉氏が社役を務めた。

明治元年(1868)神仏分離令により自性院から独立し、八雲神社と称した。さらに同40年(1907)羽田神社と改称した(ただし、現在も自性院内に牛頭天王社が祀られている)。

羽田空港の鎮守として航空関係者の崇敬も篤く、航空安全・旅行安全の神徳でも知られる。

境内には富士塚(羽田冨士)がある。明治初期に築かれたもので、大田区の文化財に指定されている。

資料

新編武蔵風土記稿

自性院

除地四段三畝十二歩。字西町の中央にあり。
(中略)
牛頭天王社
境内にあり。除地九畝二歩。免田一段一畝二十二歩。当村及び猟師町の鎮守なり。本社一間四方、拝殿三間に二間。鳥居二基たてり。神体は本地仏薬師如来の立像なり、長三尺許り。稲毛領平村の八幡神主小泉氏、社役をつとむ。祭礼は六月六日より十一日まで、神輿を渡せり。
(後略)

写真帖

  • 鳥居

    鳥居

  • 神楽殿

    神楽殿

  • 手水盤

    手水盤

  • 境内社

    境内社

  • 拝殿

    拝殿

  • 本殿

    本殿

  • 羽田富士

    羽田富士

メモ

多摩川の河口近く、大師橋のたもとに鎮座する。それほど広い境内というわけではないが、3基の鳥居、富士塚、摂社、神楽殿、神輿殿、鳳輦庫等、いずれも立派なものが並ぶ。
境内の北に隣接する自性院には、現在も牛頭天王社がある。これは羽田神社が独立した後、昭和4年(1929)に大森弁天社から移築したものという。
※平成27年より羽田富士の御朱印が授与されるようになった。

羽田神社の概要

名称 羽田神社
旧称 牛頭天王社 八雲神社
御祭神 須佐之男命〔すさのおのみこと〕
稲田姫命〔いなだひめのみこと〕
鎮座地 東京都大田区本羽田三丁目9番12号
創建年代 鎌倉時代
社格等 旧村社
例祭 7月最終土・日曜日(羽田まつり)
神事・行事 1月1日/元旦祭
2月3日/節分祭
2月19日/祈年祭
4月18日/例大祭
6月29日/大祓
10月18日/羽田地区戦没者慰霊祭
11月23日/新嘗祭
12月29日/大祓
12月31日/除夜祭

交通アクセス

□京浜急行空港線「大鳥居駅」より徒歩約5分

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