国幣小社の御朱印(2)

近代社格制度における神宮及び官国幣社の御朱印の紹介。近代社格制度が制定された明治4年(1871)から廃止された昭和20年(1945)までの御朱印を掲載する。

ここでは国幣小社全50社のうち神部神社以下の16社の御朱印を紹介する(神部神社・浅間神社・大歳御祖神社は各1社と数える。ただし、項目は一つにまとめる)。

神社の順序、掲載する御朱印の基準、各神社の説明の内容についてはこちらを参照。

各神社の画像は一部を除き、いずれも資料として収集した戦前の絵はがきである。
神宮及び官国幣社の御朱印一覧

昔の納経帳・集印帖
これまで資料として収集してきた江戸時代から昭和に至る納経帳や御朱印を紹介する。御朱印の歴史や意義に関する議論の混乱は、実際の資料を見ることなく想像で語る人が多いことが大きな要因だと考える。実物を確認すれば自ずと整理されていくだろう。まだまだ...

神部神社・浅間神社・大歳御祖神社

神部神社・浅間神社・大歳御祖神社は同一境内に鎮座しており、三社を合わせて静岡浅間神社と総称する。

静岡浅間神社

神部神社・浅間神社大拝殿(大正7年~昭和8年)

神部神社
御祭神:大己貴命
鎮座地:静岡県静岡市宮ヶ崎町(静岡市葵区宮ヶ崎町)
社格:式内社(小)、駿河国総社
国史所載の神階:-
昇格:明治21年5月1日
※明治6年県社→明治21年国幣小社
公式サイト:http://www.shizuokasengen.net/

浅間神社
御祭神:木之花開耶姫命
鎮座地:静岡県静岡市宮ヶ崎町(静岡市葵区宮ヶ崎町)
社格:-
昇格:明治21年5月1日
※明治6年県社→明治21年国幣小社
公式サイト:http://www.shizuokasengen.net/

静岡浅間神社

大歳御祖神社楼門(大正7年~昭和8年)

大歳御祖神社
御祭神:大歳御祖命
鎮座地:静岡県静岡市宮ヶ崎町(静岡市葵区宮ヶ崎町)
社格:式内社(小)
国史所載の神階:-
昇格:明治21年5月1日
※明治6年県社→明治21年国幣小社
公式サイト:http://www.shizuokasengen.net/

※絵はがき…昭和20年に戦災で焼失した大歳御祖神社の楼門。

御朱印

  • 静岡浅間神社の御朱印

    (1)

  • 静岡浅間神社の御朱印

    (2)

  • 静岡浅間神社の御朱印

    (3)

  • 静岡浅間神社の御朱印

    (4)

  • 静岡浅間神社の御朱印

    (5)

  • 静岡浅間神社の御朱印

    (6)

(1)明治12年(1879)の御朱印。中央の朱印は「神部浅間奈吾屋弎社」、「奈吾屋」は大歳御祖神社の旧称「奈古屋明神」のことであろう。左下の印は「静岡浅間社務所印」。墨書は「静岡縣社/駿河国安倍郡/志都機山鎮座/神部神社/浅間神社/大歳御祖神社/社務所」。

(2)明治17年(1884)の御朱印。朱印は(1)と同じ「神部浅間奈吾屋弎社」「静岡浅間社務所印」。墨書は「静岡縣社駿河國安倍郡/静岡町賤機山鎮座/神部神社/浅間神社/大歳御祖神社/社務所」。

(3)明治33年(1900)の御朱印。中央の朱印は「神璽」。左下の印は「神部浅間大歳御祖神社社務所」。墨書は「静岡市宮ヶ嵜町鎮座/国幣社/神部神社/浅間神社/大歳御祖神社/社務所」。

(4)昭和16年(1941)の御朱印。朱印は「國幣駿河國静岡市賤機山鎮座神部浅間大歳御祖神社」、昭和17年の『惟神の礎』にはこの印が掲載されている。

(5)昭和17年(1942)頃の御朱印。朱印は上から順に「神部神社」「浅間神社」「大歳御祖神社」。

(6)昭和17年発行の『惟神の礎』(紀元二千六百年奉祝会編)に掲載されている印影。

戸隠神社

戸隠神社

中社拝殿(昭和8年~昭和20年)

戸隠神社
御祭神:天手力男命
鎮座地:長野県上水内郡戸隠村戸隠(長野市戸隠)
社格:-
昇格:明治23年1月27日
※明治6年県社→明治23年国幣小社
公式サイト:https://www.togakushi-jinja.jp/

御朱印

  • 戸隠神社奥社の御朱印

    (1)

  • 戸隠神社中社の御朱印

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  • 戸隠神社宝光社の御朱印

    (3)

  • 戸隠神社の御朱印

    (4)

(1)時期不詳、昭和初期から10年代のものと思われる奥社の御朱印。上の朱印は「戸隠神社」、下は「奥社」。

(2)時期不詳、昭和初期から10年代のものと思われる中社の御朱印。上の朱印は「戸隠神社」で、昭和17年の『惟神の礎』にはこの印が掲載されている。下の印は「中社」。

(3)時期不詳、昭和初期から10年代のものと思われる宝光社の御朱印。上の朱印は「戸隠神社」、下は「宝光社」。

(4)昭和17年発行の『惟神の礎』(紀元二千六百年奉祝会編)に掲載されている印影。

菅生石部神社

菅生石部神社

拝殿(大正7年~昭和8年)

菅生石部神社
御祭神:菅生石部神
※現在では日子穂穂出見命、豊玉毘賣命、鵜葺草葺不含命の総称とされる
鎮座地:石川県江沼郡大聖寺町敷地(加賀市大聖寺敷地)
社格:式内社(小)
国史所載の神階:-
昇格:明治29年3月12日
※明治初年県社→明治29年国幣小社
公式サイト:http://www.tenjin.or.tv/

※絵はがき…旧拝殿。現在の拝殿は昭和13年の造営。

御朱印

  • 菅生石部神社の御朱印

    (1)

  • 菅生石部神社の御朱印

    (2)

(1)昭和18年(1943)の御朱印。朱印は「菅生石部神社」、昭和17年の『惟神の礎』にはこの印が掲載されている。

(2)昭和17年発行の『惟神の礎』(紀元二千六百年奉祝会編)に掲載されている印影。

須佐神社

須佐神社

前景(全国官国幣社写真帖)

須佐神社
御祭神:須佐之男命
鎮座地:島根県飯石郡東須佐村宮内(出雲市佐田町須佐)
社格:式内社(小)
国史所載の神階:-
昇格:明治32年7月7日
※明治5年郷社→明治6年県社→明治32年国幣小社

御朱印

  • 須佐神社の御朱印

    (1)

  • 須佐神社の御朱印

    (2)

  • 須佐神社の御朱印

    (3)

  • 須佐神社の御朱印

    (4)

(1)明治11年(1878)の御朱印。中央の朱印は神代文字(アヒル文字)で「スサノオノミコトミシルシ(須佐之男命神璽)」。神代文字の印はアヒル草文字を使うことが多く、アヒル文字の印は珍しい。左下の印は判読できない。墨書は「出雲國/縣社/須佐神社/社務局」。

(2)明治12年(1879)の御朱印。中央に朱印はない。左下の印は(1)と同じで、判読できない。墨書は「出雲国須佐郷鎮座/縣社/須佐神社/社務所」。

(3)昭和16年(1941)の御朱印。朱印は「須佐大宮」、昭和17年の『惟神の礎』にはこの印が掲載されている。

(4)昭和17年発行の『惟神の礎』(紀元二千六百年奉祝会編)に掲載されている印影。

藤崎八旛宮

藤崎八旛宮

拝殿(大正7年~昭和8年)

藤崎八旛宮
御祭神:応神天皇
鎮座地:熊本県熊本市井川淵町(熊本市中央区井川淵町)
社格:-
昇格:大正4年11月10日
※明治5年県社→大正4年国幣小社
公式サイト:https://www.fujisakigu.or.jp/

※明治18年造営の旧拝殿。昭和11年の社殿新築に際し、宮崎県えびの市の加久藤神社に譲渡された。

御朱印

  • 藤崎八旛宮の御朱印

    (1)

  • 藤崎八旛宮の御朱印

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  • 藤崎八旛宮の御朱印

    (3)

  • 藤崎八旛宮の御朱印

    (4)

  • 藤崎八旛宮の御朱印

    (5)

  • 藤崎八旛宮の御朱印

    (6)

(1)明治39年(1906)はがきに押された御朱印。明治39年のはがきアルバム所収。朱印は「藤崎宮印」。

(2)昭和2年(1927)頃の御朱印。中央上の朱印は「勅願/五所別宮/肥後宗廟」、その右の印は「肥後熊本市鎮座」。右下の印は弓と矢に「肥後宗廟/藤崎宮/参拝紀念」。左下は「國幣小社藤崎八旛宮社務所」。

(3)昭和6年(1931)の御朱印。中央上の朱印は下り藤の神紋に「國幣小社藤崎八旛宮」。右上と中央下の印は(2)と同じで、「肥後熊本市鎮座」「國幣小社藤崎八旛宮社務所」。

(4)時期不詳、昭和10年代のものと思われる御朱印。中央上の朱印は「國幣小社藤崎八旛宮」で、昭和17年の『惟神の礎』にはこの印が掲載されている。右上の印は「肥後熊本市鎮座」、中央下の印は(2)と同じ弓と矢に「肥後宗廟/藤崎宮/参拝紀念」。

(5)昭和20年(1945)の御朱印。朱印は「國幣小社藤崎八旛宮」。所有者の筆で「応召前日」とある。終戦直前という時代背景を感じさせる。

(6)昭和17年発行の『惟神の礎』(紀元二千六百年奉祝会編)に掲載されている印影。

忌宮神社

忌宮神社

社殿(大正7年~昭和8年)

忌宮神社
御祭神:仲哀天皇、神功皇后、応神天皇
鎮座地:山口県下関市長府町(下関市長府宮の内)
社格:式内社(小)
国史所載の神階:-
昇格:大正5年12月12日
※明治6年県社→大正5年国幣小社
公式サイト:http://iminomiya-jinjya.com/

御朱印

  • 忌宮神社の御朱印

    (1)

  • 忌宮神社の御朱印

    (2)

  • 忌宮神社の御朱印

    (3)

(1)時期不詳の御朱印、昭和初期から10年代のものか。中央の朱印は「忌宮神社」、昭和17年の『惟神の礎』にはこの印が掲載されている。右上の印は「穴門豊浦宮址/長門長府鎮座」。

(2)昭和16年(1941)の御朱印。朱印は(1)と同じ「忌宮神社」。

(3)昭和17年発行の『惟神の礎』(紀元二千六百年奉祝会編)に掲載されている印影。

柞原八幡宮

柞原八幡宮

本殿(大正7年~昭和8年)

柞原八幡宮
※明治期は柞原八幡社、大正5年国幣小社昇格の際に柞原八幡宮と改称
御祭神:仲哀天皇、応神天皇、神功皇后
鎮座地:大分県大分市八幡
社格:豊後国一宮
昇格:大正5年12月12日
※明治6年県社→大正5年国幣小社
公式サイト:https://oita-yusuhara.com/

御朱印

  • 柞原八幡宮の御朱印

    (1)

  • 柞原八幡宮の御朱印

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  • 柞原八幡宮の御朱印

    (3)

(1)明治23年(1890)の御朱印。中央の朱印は「柞原社印」。左下の印は「柞原神社社務所當直」。文字は木版刷り(一部毛筆)で「豊後國大分郡八幡村鎮座/縣社/柞原神社/社務所」。

(2)昭和17年(1942)の御朱印。中央上の朱印は「柞原宮印」、同年発行の『惟神の礎』にはこの印が掲載されている。下の印は「柞原八幡宮社務所印」。

(3)昭和17年発行の『惟神の礎』(紀元二千六百年奉祝会編)に掲載されている印影。

高瀬神社

高瀬神社

拝殿(大正7年~昭和8年)

高瀬神社
御祭神:高瀬神
※現在は大己貴命とされる。
鎮座地:富山県東礪波郡高瀬村高瀬(南砺市高瀬)
社格:式内社(小)、越中国一宮
国史所載の神階:正三位
昇格:大正12年6月16日
※明治6年県社→大正12年国幣小社
公式サイト:https://www.takase.or.jp/

※絵はがき…旧拝殿。現在の拝殿は昭和23年造営。

御朱印

  • 高瀬神社の御朱印

    (1)

  • 高瀬神社の御朱印

    (2)

  • 高瀬神社の御朱印

    (3)

(1)時期不詳の御朱印、昭和初期から10年代のものか。中央上の朱印は「高瀬神社」、昭和17年の『惟神の礎』にはこの印が掲載されている。中央下の印は「越中國一宮/國幣小社高瀬神社/参拝紀念」。右下・左下の印は「神璽」。

(2)昭和19年(1944)の御朱印。中央下の朱印は(1)と同じ「高瀬神社」。上の印は「越中國一ノ宮」。

(3)昭和17年発行の『惟神の礎』(紀元二千六百年奉祝会編)に掲載されている印影。

津島神社

津島神社

拝殿(昭和8年~昭和20年)

津島神社
御祭神:建速須佐之男命
鎮座地:愛知県海部郡津島町向島(津島市神明町)
社格:-
昇格:大正15年10月1日
※明治6年県社→大正15年国幣小社
公式サイト:https://tsushimajinja.or.jp/

御朱印

  • 津島神社の御朱印

    (1)

  • 津島神社の御朱印

    (2)

  • 津島神社の御朱印

    (3)

  • 津島神社の御朱印

    (4)

  • 津島神社の御朱印

    (5)

  • 津島神社の御朱印

    (6)

(1)明治12年(1879)の御朱印、木版刷りの書き置き。中央の朱印は「津嶋神社神璽」。左下の印は「津嶋神社社務所」。文字は木版刷り(一部毛筆)で「尾張國縣社/津嶋神社/社務所」。

(2)明治16年(1883)の御朱印、木版刷りの書き置き。朱印・木版ともに(1)と同じだが、「縣社」の書き込みがない。

(3)明治33年(1900)の御朱印。中央の朱印は(1)と同じ「津嶋神社神璽」。左下の印は「津嶋神社社務所印」。墨書は「尾張國/津島神社/社務所」。

(4)大正10年代の御朱印。朱印は八稜鏡に「津嶋神社」、昭和17年の『惟神の礎』にはこの印が掲載されている。

(5)昭和15年(1940)の御朱印。朱印は(4)と同じ八稜鏡に「津嶋神社」だが、八稜鏡の先端部分が欠けている。『惟神の礎』に掲載されている印もこの状態のものである。

(6)昭和17年発行の『惟神の礎』(紀元二千六百年奉祝会編)に掲載されている印影。

箱根神社

箱根神社

社殿(大正7年~昭和8年)

箱根神社
御祭神:箱根神
※現在は瓊瓊杵尊、木花咲耶姫命、彦火火出見尊の総称とされる。
鎮座地:神奈川県足柄下郡元箱根村大芝(足柄下郡箱根町元箱根)
社格:-
昇格:昭和3年11月10日
※明治6年県社→昭和3年国幣小社
公式サイト:https://hakonejinja.or.jp/

御朱印

  • 箱根神社の御朱印

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  • 箱根神社の御朱印

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  • 箱根神社の御朱印

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  • 箱根神社の御朱印

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  • 箱根神社の御朱印

    (5)

(1)明治12年(1879)の御朱印。中央の朱印は判読しづらいが「神璽」と思われる。墨書は「相模國足柄下郡/縣社筥根神社」。

(2)昭和5年(1930)の御朱印。中央上の朱印は「箱根神社」。右下の印は「箱根神社参拝之証」、左下は「國幣小社箱根神社社務所印」。墨書は「國幣小社/箱根神社」。

(3)昭和8年(1933)の御朱印。中央の朱印は(2)と同じ「箱根神社」。右上の黒印は「筥根山鎮座/關東總鎮守」、左下のスタンプは三割菊の神紋に「國幣小社筥根神社参拝之章」。

(4)昭和10年(1935)の御朱印。中央の朱印は「箱根神社」、昭和17年の『惟神の礎』にはこの印が掲載されている。右の印は(3)と同じ「筥根山鎮座/關東總鎮守」、左下は三割菊の神紋。

(5)昭和17年発行の『惟神の礎』(紀元二千六百年奉祝会編)に掲載されている印影。

秩父神社

秩父神社

神門(大正7年~昭和8年)

秩父神社
御祭神:八意思金命、知々夫彦命
※現在は八意思兼命、知々夫彦命、天御中主神、秩父宮雍仁親王の四柱
鎮座地:埼玉県秩父郡秩父町大宮(秩父市番場町)
社格:式内社(小)
国史所載の神階:正四位下勲七等
昇格:昭和3年11月10日
※明治4年県社→昭和3年国幣小社
公式サイト:http://www.chichibu-jinja.or.jp/

御朱印

  • 秩父神社の御朱印

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  • 秩父神社の御朱印

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  • 秩父神社の御朱印

    (3)

  • 秩父神社の御朱印

    (4)

(1)明治32年(1899)の御朱印。中央の朱印は雲と波に「知知夫神社守護」。左下の印は「秩父神社社務所印」。墨書は「武蔵国秩父郡大宮町鎮座/式内縣社秩父神社/秩父神社々務所」。

(2)昭和9年(1934)の御朱印。中央の朱印は(1)と同じ「知知夫神社守護」。左下の印は「秩父神社社務所之印」。墨書は「国幣小社秩父神社」。

(3)昭和19年(1944)の御朱印。朱印は「秩父神社」、昭和17年の『惟神の礎』にはこの印が掲載されている。

(4)昭和17年発行の『惟神の礎』(紀元二千六百年奉祝会編)に掲載されている印影。

伊豆山神社

伊豆山神社

拝殿(大正7年~昭和8年)

伊豆山神社
御祭神:伊豆山神
※現在は火牟須比命、天之忍穂耳命、栲幡千千姫命、邇邇芸命の総称とされる。
鎮座地:静岡県熱海市伊豆山上野地
社格:式内論社(小)
国史所載の神階:-
昇格:昭和3年11月10日
※明治8年県社→昭和3年国幣小社

御朱印

  • 伊豆山神社の御朱印

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  • 伊豆山神社の御朱印

    (2)

  • 伊豆山神社の御朱印

    (3)

(1)昭和5年(1930)の御朱印。中央の朱印は「伊豆山神社」で、昭和17年の『惟神の礎』にはこの印が掲載されている。右上の印は「仁徳天皇勅願所/後奈良天皇勅願所」、中央上は「旧関東総鎮守」、左上は「恋の社」か。左下の印は「國幣小社伊豆山神社社務所印」。

(2)昭和18年(1943)の御朱印。上と中央の印は(1)と同じ「伊豆山神社」「旧関東総鎮守」。下の印は「静岡縣伊豆山神社/参拝紀念」。

(3)昭和17年発行の『惟神の礎』(紀元二千六百年奉祝会編)に掲載されている印影。

劔神社

剱神社

拝殿(昭和8年~昭和20年)

劔神社
御祭神:素戔嗚尊
鎮座地:福井県丹生郡織田村織田(丹生郡越前町織田)
社格:式内社(小)
国史所載の神階:正四位下勲六等
昇格:昭和3年11月10日
※明治7年郷社→明治34年県社→昭和3年国幣小社
公式サイト:https://www.tsurugi-jinja.jp/

御朱印

  • 劔神社の御朱印

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  • 剣神社の御朱印

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(1)昭和18年(1943)の御朱印。朱印は「國幣小社劔神社」、昭和17年の『惟神の礎』にはこの印が掲載されている。

(2)昭和17年発行の『惟神の礎』(紀元二千六百年奉祝会編)に掲載されている印影。

佐太神社

佐太神社

本殿(大正7年~昭和8年)

佐太神社
※明治14年(1881)佐陀神社から佐太神社に改称。
御祭神:佐太大神
※猿田彦大神のこととされる。三殿に主祭神をはじめ12柱の神々を祀る。
鎮座地:島根県八束郡佐太村佐陀宮内(松江市鹿島町佐陀宮内)
社格:式内社(小)
国史所載の神階:従四位下
昇格:昭和3年11月10日
※明治初年郷社→明治6年県社→昭和3年国幣小社
公式サイト:http://sadajinjya.jp/

御朱印

  • 佐太神社の御朱印

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  • 佐太神社の御朱印

    (2)

  • 佐太神社の御朱印

    (3)

(1)明治10年(1877)の御朱印。中央の朱印は地紙の神紋。左下の印は「勝部氏」。佐太神社の社家である朝山氏は勝部臣の末裔とされる。墨書は「島根縣下出雲國/縣社/佐陀神社/神在祭之社也/社務所」。

(2)昭和16年(1941)の御朱印。朱印は「佐太神社」、昭和17年の『惟神の礎』にはこの印が掲載されている。

(3)昭和17年発行の『惟神の礎』(紀元二千六百年奉祝会編)に掲載されている印影。

神宮及び官国幣社の御朱印一覧
これまで資料として収集してきた昔の御朱印より、近代社格制度における神宮及び官国幣社の当時の御朱印を紹介する。原則として明治から昭和20年までの御朱印を掲載するが、一部は昭和20年代の御朱印を掲載している。 すべての官国幣社の御朱印が揃ったわ...

【1】神宮・官幣大社の御朱印(1)
【2】官幣大社の御朱印(2)
【3】官幣大社の御朱印(3)
【4】官幣大社の御朱印(4)
【5】官幣大社の御朱印(5)
【6】国幣大社の御朱印
【7】官幣中社の御朱印(1)
【8】官幣中社の御朱印(2)
【9】国幣中社の御朱印(1)
【10】国幣中社の御朱印(2)
【11】国幣中社の御朱印(3)
【12】官幣小社の御朱印
【13】国幣小社の御朱印(1)
【14】国幣小社の御朱印(2)
【15】国幣小社の御朱印(3)
【16】別格官幣社の御朱印(1)
【17】別格官幣社の御朱印(2)

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