池袋氷川神社

池袋氷川神社

創建年代などは不詳だが、天正年間(1573~93)という説もある。大宮の氷川神社からの勧請とされ、古くから池袋村の鎮守として崇敬された。明治17年(1884)板橋大火で類焼、昭和20年(1945)には戦災で再び焼失したが、その都度再建された。現在の社殿は昭和40年(1965)の造営である。
豊島区の神社

正式名称 氷川神社〔ひかわじんじゃ〕
通称 池袋氷川神社〔いけぶくろ ひかわじんじゃ〕
御祭神 建速須佐之男命 〈合祀〉高皇産霊神 天照大御神 保食神 木花咲耶姫命
社格等 旧村社
鎮座地 東京都豊島区池袋本町3-14-1 [Mapion|googlemap]
公式サイト https://ikebukurohikawa.org/
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御朱印

  • 池袋氷川神社の御朱印

    (1)

  • 池袋氷川神社の御朱印

    (2)

(1)平成17年拝受の御朱印。朱印は「氷川神社」。

(2)平成29年拝受の御朱印。朱印は平成17年のものと同じ「氷川神社」だが、印は新調されたものかもしれない。

御由緒

創建年代は不詳だが、一説には天正年間(1573~93)のことともいう。武蔵国一宮・氷川神社からの勧請といわれる。御嶽神社とともに古くから池袋村の鎮守とされてきた。旧別当は真言宗の明王山重林寺(池袋本町2)。

当社の境内からは縄文時代後期(およそ3500年前)の土器片が発掘されている。また、境内から谷端川の一帯は池袋村貝塚があり、勾玉・管玉・土偶なども発見されていることから、当地には古くから人が住んできたことがわかる。

池袋の名は永禄2年(1559)の『小田原衆所領役帳』に見られ、この頃にはすでに村が形成されていたらしい。

豊臣秀吉が当地で鷹狩りを催したとき、当社の境内で休息したという伝承があったそうだが、徳川家康のことかもしれないという。

明治17年(1884)板橋大火で社殿が類焼するが、有志の尽力によって再建された。昭和20年(1945)空襲により再び焼失したものの、氏子の協力により戦後の混乱下で復興が成し遂げられた。

昭和40年(1965)現在の社殿が落成した。

写真帖

  • 一の鳥居

    一の鳥居

  • 二の鳥居

    二の鳥居

  • 手水舎

    手水舎

  • 境内社

    境内社

  • 富士塚

    池袋富士塚

  • 拝殿

    拝殿

  • 社号標

    社号標

  • 本殿

    本殿

  • 拝殿旧観

    拝殿旧観(平成17年)

メモ

旧池袋村の北の方にあるため、池袋駅より下板橋駅のほうが近い。正直に言って、以前はあまりパッとしない神社という印象だった。ところが、平成29年に三度目の参拝をしたところ、社殿・境内の整備が行われており、朱と白と黒が目に鮮やかな拝殿をはじめ、すっかりイメージチェンジをしていた。

池袋氷川神社の概要

名称 氷川神社
通称 池袋氷川神社
御祭神 建速須佐之男命〔たけはやすさのおのみこと〕
〈合祀〉
髙皇産霊神〔たかみむすひのかみ〕
天照大御神〔あまてらすおおみかみ〕
保食神命〔うけもちのかみ〕
木花咲耶姫命〔このはなさくやひめのみこと〕
鎮座地 東京都豊島区池袋本町三丁目14番1号
創建年代 天正年間(1573~93)
社格等 旧社格
例祭 9月中旬(※日程は毎年5月中旬に決定)
神事・行事 1月1日/歳旦祭
1月3日/元始祭
2月11日/紀元祭
2月17日/祈年祭
5月中旬/御田植祭
6月30日/夏越の大祓
6月30日・7月1日/朝顔市
7月1日/浅間神社例祭・お山開き
9月中旬/抜穂祭
11月23日/新嘗祭
12月31日/年越の大祓・除夜祭

交通アクセス

□東武東上線「下板橋駅」より徒歩約5分

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