祇園祭の宵山期間中、各山鉾で御朱印が授与される。平成22年に休み山の鷹山の御朱印ができ、33基の山鉾(平成26年に再興された大船鉾を含む)と休み山2基、合計35基の山鉾の御朱印が揃った。
平成26年からは約50年ぶりに前祭と後祭に分かれて巡行することとなったため、宵山の期間も変更となった。前祭の宵山期間は従来通り7月14日~16日で、後祭は7月21日~23日である。各山鉾の御朱印対応も、前祭と後祭で分かれることになった。
7月中は八坂神社で祇園御霊会の限定御朱印が授与されている。山鉾の御朱印を集めるのであれば、こちらも拝受しておきたい。
山鉾の御朱印について
私は「御朱印」という名称を用いるのは寺社参拝の証しとして授与されるものに限定すべきで、お城などの印は含めるべきではないと考える。しかし、祇園祭の山鉾は御神体を祀り、お守りなども授与している。神社に準ずるものなので、御朱印と呼んで問題ないだろう。
山鉾の御朱印がいつ頃から授与されるようになったかはよくわからない。ただ、戦前のものと思われる占出山と橋弁慶山の御朱印・スタンプがあるので、少なくとも一部の山や鉾ではかなり以前から授与されていたのではないかと思われる。
御朱印とはいうものの、本格的な御朱印から記念スタンプのようなものまでさまざまである。御朱印帳を預けて押していただくところや、自分で押すところなど、対応も各山鉾によって違う。寺社の御朱印のように揮毫を入れてくれるところもある。
料金・志納金が決まっているところもあり、無料というところもあるが、多くは「お志」となっている(※平成24年時点)。神社やお寺と同程度を目安にするとよいだろう。
山鉾の御朱印一覧
以下に掲載する御朱印は、平成24年の7月14日・15日(宵々々山と宵々山)に集めた、祇園祭の山鉾の御朱印である。当時は前祭と後祭が合同で行われていたため、2日間で全35基の御朱印を集めることができた。
単純に御朱印のみ集めるのであれば1日で十分だが、会所飾りをゆっくり見ると、かなり厳しい。人出が多い上に、山鉾によって対応時間が違うこともあるため、二度・三度と足を運ぶこともあった。宵々山・宵山の夜のみ対応するところもあったため、結局2日目ギリギリまでかかった。
以下にその時にいただいた御朱印の一覧を掲載する。掲載順序は平成24年の巡行順に従う。詳細については以下を参照。
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[…] スタンプ出典:古今御朱印研究室 […]