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荒藺ヶ崎熊野神社 | 東京都大田区

荒藺ヶ崎熊野神社

新井宿村の鎮守。社伝によれば、元亨年間(1321~24)領主・梶原氏によって当地の開拓のために紀州から招かれた富田・長田・鈴木・橋爪氏らが氏神として紀州の熊野権現を勧請したことに始まる。元和年間(1615~24)領主・木原氏が日光東照宮の造営に大工棟梁として携わり、その余材を拝領して社殿を建立したという。

正式名称 熊野神社〔くまのじんじゃ〕
通称 荒藺ヶ崎熊野神社〔あらいがさき くまのじんじゃ〕
御祭神 伊弉諾尊 伊弉冉尊 速玉雄尊 事解雄尊
社格等 旧村社
鎮座地 東京都大田区山王3-43-11 [Mapion|googlemap]
大田区の神社
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御朱印

  • 荒藺ヶ崎熊野神社の御朱印

    (1)

  • 荒藺ヶ崎熊野神社の御朱印

    (2)

(1)平成18年拝受の御朱印。中央の朱印は「熊野神社」、左上に八咫烏の神紋。

(2)平成28年拝受の御朱印。中央の朱印は平成18年のものと同じ「熊野神社」、右下に八咫烏の神紋。左下は「熊野神社社務所之印」。

御由緒

相模街道の要衝・荒藺ヶ崎に鎮座する。新井宿村の鎮守で、別当は日蓮宗(もとは顕本法華宗)の法光山善慶寺だった。

『新編武蔵風土記稿』によれば、新井宿は荒藺宿と書くこともあった。往古は海岸に沿っており、その頃の東海道は当地を通過していたであろうという。

当社が鎮座する小高い丘は荒藺ヶ崎あるいは荒藺の崎と呼ばれた景勝の地で、万葉集にある「草かげの荒藺の崎の笠島を 見つゝや君が山路こゆらむ」、続後撰和歌集の「白波の荒藺が崎の磯馴松 変らぬ色の人ぞこひしき」などは当地を詠んだものとされる。

社伝によれば、元亨年間(1321~24)この地を領していた梶原氏が開拓のため紀州から橋爪・富田・鈴木・長田氏らを招いた際、鎮守として熊野の本宮・新宮・那智の三社を勧請したことに始まるという。

一説には平将門征討のために下向した藤原恒望に従った熊野五郎武通が当社に戦勝を祈願したとの伝承もある。

江戸時代、新井宿村は旗本・木原氏の所領であった。

木原氏は元は鈴木姓で、今川氏に仕える大工棟梁であった。先祖は紀州勝浦城主・鈴木因幡守重秀の孫・鈴木三郎重家であった。木原吉次は徳川家康に仕えて浜松城の普請奉行を勤め、遠江国山名郡木原村を与えられて木原姓を名乗るようになった。天正18年(1590)家康が江戸に入府した際、替地として新井宿村を与えられた。

木原家は代々熊野権現を祖神として崇敬し、旧領・木原村にも木原権現として熊野権現が祀られていた。吉次は善慶寺の鎮守として当社が祀られていることを非常に喜び、社殿を造営したという。

元和年間(1615~24)木原氏は日光東照宮の造営にも大工棟梁として携わった。『新編武蔵風土記稿』には熊野本宮として記載され、落成の日の御祝式の飾りに用いられた冑を御神体とし、余材を拝領して社を建立して熊野権現を祀ったと記されている。

明治の神仏分離によって善慶寺から独立、村社に列した。

現在の社殿は昭和44年(1969)の改築で、本殿(覆殿)の中には元の本殿が安置されている。奥行き二間、間口一間で、区内で最古の神社建築という。

写真帖

  • 一の鳥居

    一の鳥居

  • 男坂

    男坂

  • 女坂

    女坂

  • 三体霊神碑

    三体霊神碑

  • 衆善稲荷

    衆善稲荷

  • 手水舎

    手水舎

  • 神楽殿

    神楽殿

  • 狐塚

    狐塚と庚申塔

  • 拝殿

    拝殿

  • 社号額

    社号額

  • 本殿

    本殿

メモ

新井宿義民六人宗で知られる善慶寺の境内に入ると、本堂脇に鳥居があり、熊野神社へ続く参道がある。結構急な石段(男坂と女坂がある)を登り切ると拝殿がある。最初の参拝時は宮司さんが留守で、奥様が対応してくださった。
神紋は八咫烏だが、ちょっと珍しいデザインである。

荒藺ヶ崎熊野神社の概要

名称 熊野神社
通称 荒藺ヶ崎熊野神社 大森山王熊野神社
旧称 熊野本社
御祭神 伊弉諾尊〔いざなぎのみこと〕
伊弉冉尊〔いざなみのみこと〕
速玉雄尊〔はやたまのおのみこと〕
事解雄尊〔ことさかのおのみこと〕
鎮座地 東京都大田区山王三丁目43番11号
創建年代 鎌倉時代初期
社格等 旧村社
例祭 9月第1金・土・日曜日
神事・行事 1月1日/歳旦祭・新年祈願祭
2月節分/節分祭
2月上午の日/初午祭
6月19日/大祓
12月19日/大祓
12月31日/除夜祭

交通アクセス

□JR東海道本線・京浜東北線「大森駅」より徒歩約10分

東都神社御朱印集
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