四谷須賀神社

四谷須賀神社

四谷須賀神社は、江戸時代には四谷天王社と呼ばれた。元は赤坂・一ツ木村の鎮守の稲荷社で、寛永11年(1634)別当の宝蔵院とともに四谷の現社地に遷った。同20年(1643)神田明神境内に祀られていた牛頭天王を勧請して稲荷社に合祀し、四谷の総鎮守・御両社として祀るようになった。明治元年(1686)須賀神社と改称した。

正式名称 須賀神社〔すがじんじゃ〕
御祭神 須佐之男命 宇迦能御魂命
社格等 旧郷社
鎮座地 東京都新宿区須賀町5 [Mapion|googlemap]
最寄り駅 四谷三丁目(丸ノ内線)
四ッ谷(JR・丸ノ内線・南北線)
信濃町(JR)
公式サイト http://www.sugajinjya.org/
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御由緒

四谷須賀神社は四谷の総鎮守で、古くは俗に四谷天王社と呼ばれていた。

当社はもともと一ツ木村鎮守の稲荷神社であった。別当は真言宗の稲荷山宝蔵院(廃寺)で、元は麹町十一丁目清水谷にあった。寛永11年(1634)江戸城の外堀普請のため、宝蔵院が移転することとなり、替え地として須賀神社の現社地を拝領した。この時、稲荷社も新しい境内に遷座したという。

寛永14年(1637)日本橋大伝馬町の大名主・馬込勘解由が島原の乱において兵站・伝馬の役を務めた功績により、四谷一帯を拝領した。そこで、寛永20年(1643)神田明神境内に祀られていた大伝馬町鎮守の牛頭天王(須佐之男命)を稲荷神社に合祀し、御両社として祀られるようになった。

明治元年(1868)須賀神社と改称、同5年(1872)郷社に列格した。

旧社殿は文政11年(1828)に竣工したものだったが、昭和20年(1945)戦災により拝殿等が焼失した。しかし、幸いにして本殿及び内陣宮殿は焼け残った。平成元年(1989)には大修復工事が完了し、黄金燦然たる姿を取り戻したとのことである。

補足

『四谷区史』には、現在の曹洞宗・勝興寺(須賀町8-7)のあたりは空き地で椎の大木があり、その下に稲荷社があった。宝蔵院は清水谷にあった頃から、この稲荷社に注連飾りをするなどしていた。寛永11年(1634)江戸城の外堀普請のため、宝蔵院が移転した時、同じく清水谷にあった勝興寺も稲荷社のある現在地に移されることになった。そこで両寺で話し合い、稲荷社は宝蔵院の境内地に遷座することになったという記述がある。
これによれば、勝興寺境内にあった稲荷社が赤坂・一ツ木村の鎮守であったような書き方なのだが、四谷南寺町の勝興寺と赤坂・一ツ木は離れているため違和感がある(清水谷は一ツ木と隣接している)。勝興寺境内にあった別の稲荷社を合祀したということかもしれないのだが(この記事の元になっている『文政寺社書上(『四谷寺社書上 参』)』には清水谷にあった頃の宝蔵院境内にも別の稲荷社があったというような記述がある)、筆者の能力では肝心な箇所が解読できないため、どちらとも判断できない。

御朱印

  • 四谷須賀神社の御朱印

    (1)

  • 四谷須賀神社の御朱印

    (2)

  • 四谷須賀神社の御朱印

    (3)

(1)平成17年に拝受した御朱印。中央の朱印は「須賀神社」、左下は「須賀神社之印」。

(2)平成23年に拝受した御朱印。中央・左下の御朱印は平成17年のものと同じで、右上に抱き稲に三つ巴の神紋。

(3)平成28年拝受の御朱印。中央の朱印は「須賀神社」だが、新しくなっている。右上に抱き稲に三つ巴の神紋、左下に「須賀神社之印」。

写真帖

  • 鳥居

    鳥居

  • 神楽殿

    神楽殿

  • 祖霊社

    祖霊社

  • 天白稲荷神社

    天白稲荷神社

  • 拝殿

    拝殿

  • 神号額

    神号額

  • 賽銭箱

    「両社」と書かれた賽銭箱

  • 神紋

    抱き稲に三つ巴の神紋(拝殿扉)

  • 大国社

    大国社

  • 本殿

    本殿

  • 酉の市

    酉の市

メモ

位置的には四ッ谷駅、四谷三丁目駅、信濃町駅のちょうど中間あたりになる。周囲は周囲の道は細い上に石段などもあり、車で参拝するには不向きと思われる。四谷の寺町の中なので、近くにはお岩稲荷(於岩稲荷田宮神社と陽運寺)や江戸三十三観音の真成院など見所も多い。
※平成28年に大ヒットした『君の名は。』のラストシーンの舞台となり、多くの若者が聖地巡礼で参拝するなど話題になった。特にポスターにもなった石段では、写真撮影をする人たちの姿が多かった。

四谷須賀神社の概要

名称 須賀神社
通称 四谷須賀神社
旧称 四谷天王社 稲荷天王合社 御両社
御祭神 須佐之男命〔すさのおのみこと〕(須賀大神)
宇迦能御魂命〔うかのみたまのみこと〕(稲荷大神)
〈相殿〉
櫛稲田姫命〔くしなだひめのみこと〕
天忍穂耳命〔あめのおしほみみのみこと〕
天穂日命〔あめのほひのみこと〕
天津彦根命〔あまつひこねのみこと〕
熊野樟日命〔くまのくすひのみこと〕
活津彦根命〔いくつひこねのみこと〕
多紀理姫命〔たぎりひめのみこと〕
市杵島姫命〔いちきしまひめのみこと〕
多岐都姫命〔たぎつひめのみこと〕
〈合祀〉
日本武命〔やまとたけるのみこと〕
大鳥連祖神〔おおとりのむらじのおやがみ〕
〈末社・大国社〉
大国主命〔おおくにぬしのみこと〕
鎮座地 東京都新宿区須賀町5番地
創建年代 寛永11年(1634)以前
社格等 旧郷社
例祭 8月第1金曜日~月曜日
神事・行事 1月1日/元旦祭
2月3日/節分祭
4月/稲荷祭
6月末日/夏越しの大祓い
8月/大国神大祭
11月酉の日/大鳥神社大祭(四谷酉の市)
12月31日/年越しの大祓

交通アクセス

□丸ノ内線「四谷三丁目駅」より徒歩7分
□JR・丸ノ内線・南北線「四ッ谷駅」より徒歩10分
□JR・総武線「信濃町駅」より徒歩10分


※掲載の情報は最新のものとは限りません。ご自身で確認をお願いします。

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