月見岡八幡神社 | 東京都新宿区

月見岡八幡神社

月見岡八幡神社は上落合村の鎮守で、元は現在の区立八幡公園のあたりに鎮座していた。旧社地に湧水の井戸があり、その水面に映る月が美しかったので、里人が「月の美霊〔つきのみたま〕」として崇敬したことに始まるという。その後、八幡神を合祀し、月見岡八幡と称するようになった。昭和36年(1961)現社地に遷座した。

正式名称 月見岡八幡神社〔つきみがおかはちまんじんじゃ〕
御祭神 応神天皇 神功皇后 仁徳天皇
社格等 旧無格社
鎮座地 東京都新宿区上落合1-26-19 [Mapion|googlemap]
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御朱印

月見岡八幡神社の御朱印
(1)

(1)平成17年に拝受した御朱印。中央の朱印は「月見賀岡御璽」、右上は白抜きで「東都上落合」。

御由緒

月見岡八幡神社は上落合村の鎮守。かつては区立八幡公園のあたりに鎮座していたが、境内が都下水道局上落合処理場の敷地にかかったため、近隣の公園と境内地を交換することとなり、昭和36年(1961)頃、現社地に遷座した。

創建年代は不詳だが、豊臣氏の公簿(検地帳のことか?)に古跡神社と記載されており、古くさかのぼるだろうとのことである。

もともと旧社地には涌水の井戸があり、その水面に映る月が非常に美しかったので、里人が月の美霊〔つきのみたま〕として崇敬したことに始まると伝えられる。後に八幡神を合祀し、月見岡八幡と称するようになったとされる。

社伝によれば、源義家の奥州征伐の際、当社に参拝したといい、この時、義家が手植えしたという松の木があったが、江戸時代に枯死し、切り株が社殿の背後に残っていたという。

境内には、旧社地から移設した区内最古の庚申塔や富士塚もある。

写真帖

鳥居
鳥居
神楽殿
神楽殿
笑福稲荷
笑福稲荷
天祖神社
天祖神社
手水舎
手水舎
浅間神社
浅間神社
足王神社・道祖神社
足王神社・道祖神社
北野神社
北野神社
拝殿
拝殿
本殿
本殿

メモ

月見岡八幡神社の境内は保育園の園庭になっている。御朱印を拝受したときは自由に参拝できたのだが、防犯のためか、現在では鳥居に扉がついており、平日の昼間は立ち入れないようである。休日や早朝・夜間がどうなっているかは未確認。
写真を撮ったのは土曜日の朝。まだ園児が来る前で、掃除をしていた職員の方に断って参拝した。しばらくすると園児が来始めたため、慌ただしい参拝となった。その結果、庚申塔や富士塚は撮り損ねてしまった。

月見岡八幡神社の概要

名称 月見岡八幡神社
旧称 八幡神社
御祭神 品陀和気命〔ほんだわけのみこと〕(応神天皇)
息長帯比売命〔おきながたらしひめのみこと〕(神功皇后)
大雀命〔おおささぎのみこと〕(仁徳天皇)
〈旧斎神〉
月読命〔つくよみのみこと〕
美井ノ神〔みいのかみ〕
杉井ノ神〔すぎいのかみ〕
鎮座地 東京都新宿区上落合一丁目26番19号
創建年代 不詳
社格等 旧無格社
例祭 9月第1日曜日
神事・行事 1月1日/歳旦祭
2月節分/節分祭
2月中午の日/午祭
5月15日/末社祭
6月30日/大祓
7月20日前の日曜日/山開き
12月31日/大祓

交通アクセス

□東京メトロ東西線「落合駅」より徒歩6分
□都営大江戸線・西武新宿線「中井駅」より徒歩6分
□西武新宿線「下落合駅」より徒歩7分

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