鎌倉時代の文永4年(1267)紀州から熊野本宮の御分霊を勧請したことに始まると伝えられる。現在の社殿は文久3年(1863)に造営されたもの。御神木の黒松は、徳川家光が鷹狩りで訪れたときに植えたものと伝えられ、区の天然記念物に指定されている。
正式名称 | 熊野神社〔くまのじんじゃ〕 |
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通称 | 和泉熊野神社〔いずみ くまのじんじゃ〕 |
御祭神 | 天御中主命 伊邪那岐命 伊邪那美命 |
社格等 | 旧村社 |
鎮座地 | 東京都杉並区和泉3-21-29 [Mapion|googlemap] |
御朱印
平成18年拝受の御朱印。朱印は「熊野神社」。
御由緒
和泉村の鎮守で、旧別当は隣接する真言宗の泉涌山龍光寺だった。
社伝によれば、文永4年(1267)紀州から熊野本宮の御分霊を勧請したことを創祀とする。弘安7年(1284)社殿を修造。大永4年(1524)頃、北条氏綱が江戸城を攻略した際にも当社の社殿を修築したという。
江戸時代に入り、寛永16年(1639)と元禄9年(1696)に社殿の改修を行っている。現在の社殿は文久3年(1863)に造営され、明治4年(1871)修営されたものである。
明治7年(1874)村社に列格。
社殿左側の黒松は徳川家光のお手植えと伝えられる御神木で、杉並区の天然記念物・貴重木に指定されている。
補足
戦前の資料を見ると、御祭神は大屋津姫命・五十猛命・抓津姫命となっている。
写真帖
メモ
閑静な住宅地の中にこんもりとした鎮守の森がある。正面参道には三つの鳥居がある。一番手前は平成になって奉納された石の明神鳥居、一番奥は木製の両部鳥居なのだが、興味深いのは二番目の鳥居。明治44年(1911)に建立されたらしい石の鳥居なのだが、笠木と柱がほぼ同じ太さの四角い柱状なのである。一応、神明鳥居になるのだろうが、ちょっと珍しいのではないだろうか。
和泉熊野神社の概要
名称 | 熊野神社 |
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通称 | 和泉熊野神社 |
御祭神 | 天御中主命〔あめのみなかぬしのみこと〕 伊邪那岐命〔いざなぎのみこと〕 伊邪那美命〔いざなみのみこと〕 |
鎮座地 | 東京都杉並区和泉三丁目21番29号 |
創建年代 | 文永4年(1267) |
社格等 | 旧村社 |
例祭 | 9月第2日曜日 |
神事・行事 | 1月1日/歳旦祭 2月上午の日/初午祭 2月17日/祈年祭 5月5日/春祭 11月23日/新嘗祭 |
交通アクセス
□京王井の頭線「永福町駅」より徒歩約7分