御朱印の歴史

1.御朱印の起源-六十六部

2.納経帳の登場と広がり

3.神仏分離と旅行の自由化

4.折本式集印帖の登場

5.スタンプブームと御朱印

6.浄土真宗の御朱印と日蓮宗の御首題

従来、御朱印は寺社参詣において広く浸透した習慣ではありましたが、伝統仏教や神道において明確な位置づけがされたことはなく、学術的な研究の対象にもなっていませんでした。

そのため、御朱印についての説明も現代の常識や俗説に基づいたものが多かったのですが、検証のしようがなかったわけです。

私が江戸時代の納経帳に関心を持ったのは、江戸時代以前の四国八十八ヶ所がどのようなものであったかを知りたかったからですが、それらを調べていくうちに、現在の御朱印に関する通説がかなり実態とは違っているということがわかってきました。

例えば御朱印=納経帳の起源が六十六部廻国巡礼聖にあることなど、ネット上の匿名掲示板などでそういう書き込みを見ることはありましたが、それをまとまった形で提示した資料やサイトはなかったように思います。

ところが一方で、六十六部や四国八十八ヶ所の研究などでは、すでに自明のこととして扱われています。御朱印の起源というアプローチがなかったために、それがつながらなかったということでしょう。

当サイト附属のブログに御朱印の起源に関する考察を掲載した後、JTBパブリッシングの『御朱印案内』がこの説を取り上げたこともあってか、ぼつぼつと六十六部との関連についての記述も見られるようになりましたが、まだ従来の俗説の類で説明している書籍も見られます。

古い納経帳や集印帖に基づいて、御朱印の歴史についてまとめてみたいと思います。


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