打越八幡社

打越八幡社

打越八幡社は、文治2年(1186)鎌倉の鶴岡八幡宮を、旧別当・薬王寺の境内に勧請したことに始まると伝えられる。江戸時代には徳川将軍家より朱印領9石7斗を寄せられていた。現在の社殿は昭和11年の再建である。

正式名称 八幡社〔はちまんしゃ〕
御祭神 誉田別命 〈相殿〉素盞嗚命 天児屋根命
社格等 旧村社
鎮座地 東京都八王子市打越町1365 [Mapion|googlemap]
最寄り駅 北野(京王線)

御由緒

打越八幡社は、打越村の鎮守。

御祭神は誉田別命で、素盞嗚命と天児屋根命を配祀する。『新編武蔵風土記稿』には「八幡の左右に天王春日を配し祀れり」とある。旧別当は真言宗の泉海山薬王寺(廃寺)であった。

社伝によれば、文治2年(1186)8月15日、鎌倉の鶴岡八幡宮を別当・薬王寺の境内に勧請したことに始まるという。

正保2年(1645)代官の〓光甚左衛門が社殿を再建(※〓=辶+永、「えい」と読むと考えられるが、確かではない)。慶安2年(1649)徳川将軍家より朱印地9石7斗を寄進された。

その後も延宝3年(1675)、元禄8年(1695)にも社殿を造営。現在の社殿は昭和11年(1936)に再建されたものである。

御朱印

  • 打越八幡社の御朱印

平成20年拝受の御朱印。朱印は「神徳□□(※判読できない)」。

※本務社の北野天満社で拝受。現在は御朱印の対応をしていないとの情報がある。

写真帖

  • 鳥居

    鳥居

  • 神楽殿

    神楽殿

  • 拝殿

    拝殿

  • 本殿(覆殿)

    本殿(覆殿)

メモ

本務社は北野町の北野天満社。宮司さん宅で御朱印をいただく際、当社の名前があったので、念のために伺うと、御朱印拝受可能とのこと。そこで、御朱印をいただき、その後の予定を変更して打越町へ向かった。
京王線北野駅から5分余り、北野街道から坂を上ると臨済宗の梅洞寺の手前に鎮座。境内入口には木造の鳥居、その先に木造の社殿や神楽殿がある。片隅には打越町の公民館。参拝時には子供たちが遊んでおり、地域コミュニティに根付いた神社であることを感じさせる。

※現在は御朱印を授与していないという情報がある。いただいた御朱印も八幡社の社印というわけではないので、たまたまご厚意で授与していただけたのかもしれない。

打越八幡社の概要

名称 八幡社
通称 打越八幡社
御祭神 誉田別命〔ほんだわけのみこと〕
〈相殿〉
素盞嗚命〔すさのおのみこと〕
天児屋根命〔あめのこやねのみこと〕
鎮座地 東京都八王子市打越町1365番地
創建年代 文治2年(1186)
社格等 旧村社
例祭 7月15日前の日曜日(夏季例大祭)
8月第3土曜日(秋季例大祭・打越まつり)
神事・行事 1月15日/塞神祭(どんど焼神事)
※『平成「祭」データ』による

交通アクセス

□京王線「北野駅」より徒歩約6分

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