社伝によれば康平7年(1064)源頼義が前九年の役から凱旋する途中、鎌倉街道に面した当地に八幡神を祀ったのが始まりとされる。往古、当社の森には多くの白鷺が住み着いていたことから鷺宮大明神と呼ばれており、これが鷺宮の地名の起因となったという。
正式名称 | 八幡神社〔はちまんじんじゃ〕 |
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通称 | 鷺宮八幡神社〔さぎのみや はちまんじんじゃ〕 |
御祭神 | 応神天皇 |
社格等 | 旧村社 |
鎮座地 | 東京都中野区白鷺1-31-10 [Mapion|googlemap] |
御朱印
平成17年拝受の五種医。朱印は「鷺宮八幡神社」。
御由緒
かつての上鷺ノ宮村と下鷺ノ宮村の境に鎮座し、両村の鎮守であった。その昔、当社の森には大木が数多そびえ、多くの鷺が住み着いていた。そこで土地の人が鷺ノ森あるいは鷺ノ宮と呼んだのが鷺宮の名の由来であるとされる。旧別当は隣接する真言宗の白鷺山福蔵院であった。
社伝によれば、康平7年(1064)源頼義が奥州を平定した後、鎌倉街道に面した当地に社殿を建立し、八幡神を祀って戦勝感謝・国家安泰、源氏の隆盛を祈願したことに始まるという。
古くは鷺宮大明神と称したが、正保2年(1645)今川直房の所領であったときに八幡神社と改めた。慶安2年(1648)幕府より朱印地7石を寄せられる。
明治5年(1872)村社に列格。明治20年(1987)社殿を改築。さらに昭和35年(1960)にも社殿を改築し、昭和63年(1988)改修が行われた。
写真帖
メモ
妙正川を背にして鎮座する。川を挟んで西武新宿線の鷺ノ宮駅がある。御朱印をいただいた後も、仕事で近くに来た際、何度か参拝したのだが、駅への近道になるためか、境内を通り抜けていく人を見かけた。きちんと参拝する人もいれば、ただ通り抜けるだけの人もいるが、境内の掃除をしていた宮司さんがそういう人にも挨拶の声をかけている姿に感心した。非常に気持ちのよい印象の神社である。
鷺宮八幡神社の概要
名称 | 八幡神社 |
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通称 | 鷺宮八幡神社 |
旧称 | 八幡社 |
御祭神 | 応神天皇〔おうじんてんのう〕 |
鎮座地 | 東京都中野区白鷺一丁目31番10号 |
創建年代 | 康平7年(1064) |
社格等 | 旧村社 |
例祭 | 8月第3土・日曜日 |
神事・行事 | 2月11日/祈年祭 11月23日/新嘗祭 12月31日/大祓 ※『平成「祭」データ』による |
交通アクセス
□西武新宿線「鷺ノ宮駅」より徒歩約2分