番外 眺海山 洲崎寺

洲崎寺

洲崎寺は、大同年間(806~10)弘法大師によって創建されたと伝えられる番外札所だが、古くから屋島の合戦で源義経の身代わりとなって討ち死にした佐藤継信の菩提寺、源平合戦ゆかりの寺として名高い。また、境内には「遍路の父」として敬愛される真念法師の墓がある。

名称 眺海山 円通院 洲崎寺
御本尊 聖観世音菩薩
本尊真言 おん あろりきゃ そわか
御詠歌 我が身をば 君に捧げし 武士の 心を照らす み恵みの月
所在地 香川県高松市牟礼町牟礼2691 [Mapion|googlemap]
最寄り駅 八栗(琴電志度線)
古高松南(JR高徳線)
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納経(御朱印)

  • 洲崎寺の御朱印

    (1)

(1)平成20年拝受の納経(御朱印)。洲崎寺の納経は真念法師墓所のものとさぬき三十三観音のものがあるが、これは真念法師墓所のものである。墨書は「聖観音」。中央の宝印は聖観世音菩薩の種字「サ」、右上は「四国霊場大先達 大法師真念墓所」、左下は「洲崎寺印」。

昔の納経

江戸時代の納経

  • 洲崎寺の納経

    (1)

(1)弘化2年の納経(御朱印)。墨書は「奉納経/弘法大師御作/本尊正観世音/東讃/洲崎寺」。中央の宝印は円に聖観音の種字「サ」。右上の印は「源平合戦古跡」、左下の印は判読できない。

昭和戦前の納経

  • 洲崎寺の御朱印

    (1)

(1)昭和9年の御朱印。讃岐一国八十八ヶ所第15番としてのもの。中央の宝印は円に聖観音の種字「サ」、右上の印は「サヌキ/一國第十五番」、左上は「源平合戦古跡」、左下は「眺海山印」。

縁起・沿革

洲崎寺は古くから源平合戦ゆかりの寺、佐藤継信の菩提寺として名高い。

寺伝によれば、大同年間(806~10)弘法大師によって開創された。本尊の聖観世音菩薩は弘法大師の作と伝えられる。あるいは、承和9年(842)智証大師が父・和気宅成が建立した本堂に不動明王の像を刻んで安置したともいう。

元暦2年(1185)屋島に立て籠もる平氏の軍勢を源義経率いる源氏の軍勢が攻撃した。世に名高い屋島の合戦である。

現在、屋島は本土と陸続きになっているが、当時は文字通りの島であった。その対岸にあった洲崎寺も戦火に巻き込まれ、伽藍は灰燼に帰したという。

この時、源義経の家臣・佐藤継信は義経の身代わりとなって平教経の矢を受けて討ち死にした。継信は義経の命により、当寺本堂の戸板に乗せられて本陣に運ばれ、また継信の念持仏であった水月観音は当寺に寄進されたと伝えられる。

その後、寺は再建されたが、長宗我部の兵火により再び消失。元禄12年(1699)八栗寺の願いにより再興された。なお、貞享4年(1687)の『四国遍路道指南』(真念法師)や元禄2年(1689)の『四国徧礼霊場記』には「洲崎の堂」と記されている。

文化5年(1808)当地一帯を測量した伊能忠敬一行が当寺で宿泊している。

現在は、遍路にとっては真念法師の墓があることで知られる。宥弁真念は『四国辺路道指南』などを著し、道標や遍路宿を建立して、四国遍路の普及・大衆化に尽くしたことから「遍路の父」と称される。真念法師の墓は昭和48年(1973)牟礼町塩屋南三昧の共同墓地で発見され、昭和55年(1980)洲崎寺に移された。

付近には佐藤継信の墓をはじめ、総門跡や義経弓流しの地、那須与一ゆかりの駒立て岩・祈り岩など、源平合戦ゆかりの場所が多い。

写真帖

  • 洲崎寺寺号標

    寺号標

  • 洲崎寺洲崎堂碑

    開明小学校跡・洲崎堂碑

  • 洲崎寺山門

    山門

  • 洲崎寺鐘楼

    鐘楼

  • 洲崎寺弘法大師像

    弘法大師像・地蔵菩薩像

  • 洲崎寺真念法師墓

    真念法師の墓

  • 洲崎寺源平の庭

    源平の庭

  • 洲崎寺本堂

    本堂

源平合戦ゆかりの地

  • 洲崎寺源平合戦跡佐藤継信の墓

    佐藤継信の墓

  • 洲崎寺源平合戦総門跡碑

    源平合戦総門跡碑

  • 洲崎寺源平合戦跡総門跡

    総門跡

  • 洲崎寺源平合戦跡義経弓流しの地

    義経弓流しの地

メモ

琴電八栗駅から徒歩10分足らず、四国85番八栗寺の麓にある。境内には真念法師の墓のほか、屋島壇ノ浦の合戦を再現した源平の庭がある。八栗駅からの道中には佐藤継信の墓をはじめ、総門跡、義経弓流しの地などがある。『四国徧礼霊場記』には「是は順礼札所にはあらずといへども、道すじなるの故にこゝに載侍る」とあり、当時も道中の名所としてよく知られていたことが分かる。

洲崎寺の概要

山号 眺海山〔ちょうかいざん〕
寺号 洲崎寺〔すさきじ〕
院号 円通院〔えんつういん〕
御本尊 聖観世音菩薩
所在地 香川県高松市牟礼町牟礼2691番地
創建年代 大同年間(806~10)
開山 弘法大師
宗派等 高野山真言宗
巡拝 さぬき三十三観音第2番
(讃岐一国八十八ヶ所第15番)

交通アクセス

□琴電志度線「八栗駅」より徒歩約7分
□JR高徳線「古高松南駅」より徒歩14分


※掲載の情報は最新のものとは限りません。ご自身で確認をお願いします。

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