玉姫稲荷神社 | 東京都台東区

玉姫稲荷神社

玉姫稲荷神社は、社伝によれば、天平宝字4年(760)山城国の伏見稲荷より勧請したことを創祀とする。正慶2年(1333)鎌倉に向かう新田義貞が戦勝祈願をしたという。氏子地域に靴の製造業者が多いことから、年に2回、盛大に靴の市が行われる。

正式名称 玉姫稲荷神社〔たまひめ いなりじんじゃ〕
御祭神 宇迦之御魂命
社格等 旧村社
鎮座地 東京都台東区清川2-13-20 [Mapion|googlemap]
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御朱印

玉姫稲荷神社の御朱印
(1)

(1)平成17年拝受の御朱印。中央上の朱印は「玉姫稲荷神社」、下は抱き稲の神紋、右は「武蔵豊嶋郡山谷鎮座」。

御由緒

玉姫稲荷神社は、社伝によれば、天平宝字4年(760)伏見稲荷大社より御分霊を勧請して創建されたという。

正慶2年(1333)新田義貞が鎌倉の北条高時を追討するに際して当社で戦勝を祈願し、弘法大師直筆という稲荷大神の像を瑠璃の宝塔に納めたことから「玉秘め(たまひめ)」の名がついたという。

旧別当は砂尾山不動院(橋場不動尊)。明治5年(1872)村社に列格。

当社は明治44年(1911)の大火、大正12年(1923)の関東大震災、昭和20年(1945)の空襲などでたびたび焼失しており、現在の社殿は昭和27年(1952)に再建されたものである。

摂社 口入稲荷神社

摂社の口入れ稲荷は、元は新吉原の高田屋という口入れ屋に祀られていたという。安永年間(1772~81)高田屋の主人が夢告を受け、玉姫稲荷の境内に遷座した。商売繁盛や就職・求人、あるいは良縁祈願に霊験があるという。

商売繁盛・就職・求人あるいは合格祈願の人は、羽織を着た立ち姿の「お狐さま」を一体拝受し、自宅に安置して祈願する。願いが叶えば、もう一体拝受し、雌雄一対にして神社に納めるという。

良縁を祈願する人は、裃を着た座り姿の「お狐さま」を拝受し、やはり願いが叶えば、もう一体拝受して雌雄一対とし、神社に納めるという。

写真帖

鳥居
鳥居
手水舎
手水舎
口入稲荷
摂社 口入稲荷神社
お狐さま
口入稲荷の「お狐さま」
八神殿
末社 八神殿
拝殿
拝殿
本殿
本殿

メモ

氏子地域に靴の製造業者が多いことから、年に二回靴市が開かれる。市価の6~8割引での靴・革製品の販売をはじめ、足形無量測定や外反母趾の相談コーナー、さらに靴供養や靴神輿のお練りなど多彩な催しがあるそうだ。

玉姫稲荷神社の概要

名称 玉姫稲荷神社
御祭神 宇迦之御魂命〔うかのみたまのみこと〕
鎮座地 東京都台東区清川二丁目13番20号
創建年代 天平宝字4年(760)
社格等 旧村社
例祭 6月第1土・日曜日
神事・行事 2月上午の日/初午祭
4月最終土・日曜日/こんこん市(靴の市)
11月最終土・日曜日/靴のめぐみ祭り市(靴の市)

交通アクセス

□東京メトロ日比谷線「南千住駅」より徒歩10分
□JR常磐線・つくばエクスプレス「南千住駅」より徒歩12分

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