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堀切天祖神社 | 東京都葛飾区

堀切天祖神社

堀切天祖神社は、永万元年(1165)堀切村の鎮守として伊勢の皇大神宮から御分霊を勧請したことに始まると伝えられる。堀切村が伊勢神宮の神領・葛西御厨に含まれていたことによるという。

正式名称 天祖神社〔てんそじんじゃ〕
通称 堀切天祖神社〔ほりきり てんそじんじゃ〕
御祭神 天照皇大神
社格等 旧無格社
鎮座地 東京都葛飾区堀切3-11-2 [Mapion|googlemap]
最寄り駅 堀切菖蒲園(京成本線)
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御朱印

堀切天祖神社の御朱印 堀切天祖神社の御朱印 堀切天祖神社の御朱印
(1) (2) (3)
堀切天祖神社の御朱印 none none
(4)

(1)平成19年拝受の御朱印。中央の朱印は三つ巴に菖蒲の神紋。左下に「天祖神社」。

(2)平成24年拝受の御朱印。中央の朱印は「天祖神社」。

(3)平成29年拝受の御朱印。中央の朱印は「天祖神社」。右上に三つ巴に菖蒲の神紋、右下に「豊受稲荷神社」「堀切八幡神社」。

(4)平成30年拝受、正月限定の御朱印。書き置きのみの対応で、台紙は金箔をすき込んだ和紙。朱印は通常のものとほぼ同じだが、神紋が緑になっている。左上には干支の戌の置物の印。

菖蒲七福神の御朱印

堀切天祖神社菖蒲七福神の御朱印 堀切天祖神社菖蒲七福神の御朱印 none
(1) (2)

(1)平成19年拝受の御朱印。宝船に乗った七福神のお姿。

(2)平成30年拝受の御朱印。上に金で宝船に乗った七福神のお姿、下に「天祖神社」の朱印。

※平成29年現在、年末年始と葛飾菖蒲まつりの期間のみ、限定御朱印として菖蒲七福神の御朱印が授与されるとのこと。

御由緒

堀切天祖神社鳥居

御祭神

■天照大御神

東京都神社庁の公式サイト及び『平成「祭」データ』による。誉田別尊と菅原大神を相殿に祀るとするサイトもあるが、東京都神社庁のサイトでは境内末社の御祭神とされている。『神社明細帳』などを見ると、戦前は誉田別尊が本社に祀られていたようなので、菅原大神を含む三柱を御祭神としていた時期があったのかもしれない。

御由緒

堀切天祖神社は、堀切村の鎮守で、古くは神明社と称した。旧別当は真言宗の医王山極楽寺(堀切2)。

堀切は菖蒲の町として知られる。19世紀の初めから花菖蒲の栽培が始まり、明治になると海外にも輸出された。応永5年(1398)の『葛西御厨注文写』に堀切の名が見え、伊勢神宮の神領である葛西御厨に含まれていた。

社伝によれば、永万元年(1165)堀切村の鎮守として伊勢神宮より御分霊を勧請したのが創祀とされる。『新編武蔵風土記稿』は、後述の八幡社(現在は境内末社・堀切八幡神社となっている)とともに永禄3年(1560)の創建とするが、これは両社の別当であった極楽寺開創の年と同じであるため検討を要する。

旧社殿は弘化2年(1845)に造営されたものであったが、昭和43年(1868)鉄筋コンクリート神明造の現社殿が新築された。

境内末社の天満宮は、氏子の師弟の学業成就を祈願し、昭和52年(1977)太宰府天満宮より勧請したものという。

境内末社 堀切八幡宮

堀切天祖神社堀切八幡神社

境内末社の八幡宮(堀切八幡神社)は、元は独立した神社だった。御祭神は誉田別尊で、別当は堀切天祖神社と同じく極楽寺だった。明治42年(1909)天祖神社に合祀されたが、その後、境内社に遷座したようである。

社伝によれば、宝徳元年(1449)石浜城主・千葉実胤の家臣・窪寺蔵人頭胤夫が武運長久を祈願して勧請したとされる。康正2年(1456)胤夫父子は戦死、その墓は八幡宮の側に築かれ、窪寺塚と呼ばれたという。

また、堀切の八幡宮は深川富岡八幡宮の旧鎮座地だという古老の伝承があったが、真偽のほどは不明という。それによれば、天正年間(1573~92)大洪水で社殿が流され、深川の地に留まったのだとされる。

境内末社 豊受稲荷神社

御祭神は倉稲魂命で、元は堀切八幡宮の境内末社だった。明治42年(1909)に八幡宮が天祖神社に合祀された際、当社も天祖神社境内に遷座した。

境外末社 菖蒲七福神

菖蒲七福神

堀切三丁目1番6号[Mapion|googlemap]に境外末社の菖蒲七福神がある。

元々ここには毛無池があったが、大正12年(1923)に埋め立てられ、堀切天祖神社の境外末社として毛無池弁天社が祀られた。長く信仰を集めてきたが、平成6年(1994)菖蒲七福神として、恵比寿・大黒をはじめとする六福神を祀った。

その傍らには天祖神社の祖霊社と斎館がある。祖霊社の裏側には十二支神の石像が祀られている。

※アクセス:
□堀切天祖神社から徒歩約3分。
□堀切菖蒲園駅(京成本線)から徒歩3分。

写真帖

堀切天祖神社鳥居

鳥居と社号標

堀切天祖神社豊受稲荷神社

豊受稲荷神社

堀切天祖神社天満宮・弁財天

天満宮と弁財天

堀切天祖神社祓所

祓所

堀切天祖神社堀切八幡神社

堀切八幡神社

堀切天祖神社手水舎

手水舎

堀切天祖神社水神社

水神社

堀切天祖神社出雲大社

出雲大社

堀切天祖神社神楽殿

神楽殿

堀切天祖神社拝殿

拝殿

堀切天祖神社神紋

菖蒲に三つ巴の神紋

堀切天祖神社本殿

本殿

菖蒲七福神

菖蒲七福神

菖蒲七福神

堀切天祖神社祖霊社

祖霊社

堀切天祖神社十二支神

十二支神(亥、戌、酉)

堀切天祖神社十二支神

十二支神(寅、卯、辰、巳)

メモ

本来の神紋は普通の三つ巴のようだが、幕や賽銭箱には三つ巴に菖蒲をあしらった紋が使われている。いかにも菖蒲の町らしい。境内には元は独立した神社であった堀切八幡神社をはじめ、豊受稲荷神社や出雲大社などがある。手水舎には水神社が祀られている。
堀切菖蒲園駅から菖蒲園に向かっていくと、境外末社の菖蒲七福神がある。その北側に祖霊社と斎館があり、斎館の裏には十二支を擬人化した珍しい石造の十二支神が安置されている。

近隣の上千葉香取神社小菅神社小谷野神社を兼務しており、平成24年時点では当社で御朱印をいただくことができた。しかし、平成29年6月に参拝した時には、上千葉香取神社と小菅神社はそれぞれの社務所で対応、小谷野神社の御朱印は対応していないとのことだった。

堀切天祖神社の概要

名称 天祖神社
通称 堀切天祖神社
旧称 神明社
御祭神 天照皇大神〔あまてらすおおみかみ〕
〈境内末社〉
誉田別命〔ほんだわけのみこと〕
菅原道真公〔すがわらのみちざねこう〕
宇迦之御魂神〔うかのみたまのかみ〕
〈境外末社〉
菖蒲七福神〔しょうぶしちふくじん〕
鎮座地 東京都葛飾区堀切三丁目11番2号
創建年代 永万元年(1165)
社格等 旧無格社
例祭 9月15日
神事・行事 1月1日/歳旦祭
2月3日/節分祭
2月初午/初午祭
2月11日/建国祭
3月3日/祈年祭
4月8日/天神祭
4月下旬/春季祖霊祭
5月5日/弁天祭
6月上旬/七福神祭
6月29日/夏越大祓式
7月17日/八幡祭
8月中旬/祖霊社大祭
10月下旬/秋季祖霊祭
11月23日/新穀感謝祭
12月29日/師走大祓式

交通アクセス

□堀切菖蒲園駅(京成)より徒歩3分

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