上平井天祖神社(葛飾天祖神社)は、上平井村の鎮守。創建年代などは詳らかでないが、葛西御厨を伊勢神宮に寄進した葛西三郎清重が勧請したと伝えられる。古くは神明社と称したが、明治4年(1871)天祖神社と改称した。
正式名称 | 天祖神社〔てんそじんじゃ〕 |
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通称 | 上平井天祖神社 葛飾天祖神社 新小岩天祖神社 |
御祭神 | 大日霊尊 〈相殿〉天児屋根命 誉田別命 |
社格等 | 旧村社 |
鎮座地 | 東京都葛飾区東新小岩8-6-20 [Mapion|googlemap] |
最寄り駅 | 新小岩(JR総武線) バス停:天祖神社 |
公式サイト | http://tensozinja.exblog.jp/ |
御由緒
上平井天祖神社は、上平井村の鎮守。江戸時代以前は神明社・葛西神明あるいは皇大神宮と称し、旧別当は日蓮宗の円成寺(西小岩5)であった。
創建の由緒や年代については不詳だが、社伝によれば、鎌倉時代のはじめ、葛西御厨を伊勢神宮に寄進した葛西三郎清重が勧請したものという。『新編武蔵風土記稿』には「神明社 村の鎮守なり」とある。
明治4年(1871)天祖神社と改称、明治5年(1872)村社に列格。その後、村内の無格社・多賀神社と浅間神社などを遷座し、境内末社とした。
昭和14年(1939)主要地方道308号線(平和橋通り)が境内を貫通することになったため、東光寺(西新小岩5)と境内地を交換し、現社地に遷座した。
寛永18年(1641)・正徳2年(1712)・寛延元年(1748)・天保15年(1844)に社殿を改築、明治16年・明治32年に修築している。現在の社殿は昭和46年(1971)の造営である。
御朱印
平成17年拝受の御朱印。中央の朱印は「神璽」、左下は「天祖神社社務所印」。
※平成22年参拝時、御朱印の対応はしてなかった。
写真帖
メモ
東小岩には8丁目に旧上平井村鎮守の天祖神社、4丁目に旧上小松村鎮守の天祖神社がある。上平井の天祖神社は、グーグルマップには新小岩天祖神社とあり、神社では「葛飾天祖神社」とすることが多いようなのだが(ネット上では東新小岩天祖神社とする例も見かけられる)、いずれも他社と混同しやすいので、ここでは旧村名に因む上平井天祖神社を使う。
御祭神は三社託宣の伊勢・春日・八幡の神。
新小岩駅から歩いて参拝する場合、天祖神社前の信号の次の交差点で右折すると、大きな鳥居がある。社前の道路がそれほど広くないため、正面からでは写真に収まらないほど大きな鳥居である。境内に入ると、これも大きめの鉄筋コンクリート造神明造の社殿が鎮座している。
初回参拝時は雨だったため、写真を撮り直すため平成22年に2度目の参拝をした。その際、ネット上で通常は御朱印を授与しないという情報を見ていたため、社務所で御朱印についてうかがうと対応していないということだった。ただ、その後にいただいている例もあるので、タイミングによっては拝受できるのかもしれない。
上平井天祖神社の概要
名称 | 天祖神社 |
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通称 | 上平井天祖神社 葛飾天祖神社 新小岩天祖神社 |
旧称 | 神明社 皇大神宮社 葛西神明 |
御祭神 | 大日霊尊〔おおひるめのみこと〕 〈相殿〉 天児屋根命〔あめのこやねのみこと〕 誉田別命〔ほんだわけのみこと〕 |
鎮座地 | 東京都葛飾区東新小岩八丁目6番20号 |
創建年代 | 不詳 |
社格等 | 旧村社 |
例祭 | 8月18日 |
神事・行事 | 1月1日/歳旦祭 2月3日/節分祭 6月30日/大祓式 11月23日/新嘗祭 12月31日/大祓式・除夜祭 |
交通アクセス
□新小岩駅(JR)より徒歩15分
■京成タウンバス綾瀬駅行き「天祖神社」下車徒歩1分