第23番 医王山 薬王寺 | 徳島県海部郡美波町

23番薬王寺

寺伝によれば神亀3年(726)聖武天皇の勅願により行基菩薩が開創した。弘仁6年(815)平城天皇の勅により、弘法大師が厄除薬師如来を刻んで本尊とし、厄除けの根本祈願寺とした。以来、嵯峨天皇や淳和天皇など歴代天皇が厄除けの勅使を差し遣わし、今も厄除けの寺として全国的に信仰を集めている。

名称 医王山 無量寿院 薬王寺
御本尊 厄除薬師如来
本尊真言 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
御詠歌 皆人の病みぬる年の薬王寺 瑠璃の薬をあたえましませ
所在地 徳島県海部郡美波町奥河内285-1 [Mapion|googlemap]
公式サイト http://yakuouji.net/
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目次

薬王寺の納経(御朱印)

薬王寺の納経
(1)
23番薬王寺の納経
(2)

(1)平成元年拝受の納経。揮毫は薬師如来の種字「バイ」に「厄除薬師」。中央の宝印は火炎宝珠に薬師如来の種字「バイ」。右上の朱印は「四国第廿三番」、左下は「無量寿院」。

(2)平成18年に拝受した納経。揮毫・朱印ともに平成元年のものと同じ。

昔の納経

天保11年の納経
(3)
天保12年の納経
(4)
明治38年の納経
(5)

(3)天保11年(1840)の納経。揮毫は「奉納」「本尊厄除薬師如来」「阿州 薬王寺 役人」。中央の宝印は火炎宝珠に薬師如来の種字「バイ」。右上の朱印は「四国廿三番」、左下は判読できない。

(4)天保12年(1841)の納経。揮毫は「奉納経」「本尊厄除薬師如来」「阿州日和佐」「薬王寺」。薬王寺のある奥河内村は日和佐浦の枝村だった。朱印は天保11年のものと同じ。

(5)明治38年(1905)の納経。揮毫は判読しづらいが「奉納」「バイ(薬師如来の種字)厄除薬師如来」「薬王寺」と思われる。中央の宝印は火炎宝珠に薬師如来の種字「バイ」。右上の朱印は「四国第廿三番」、左下は「無量寿院」。

略縁起

厄除けの寺として全国的に知られる阿波国最後の札所。寺伝によれば、神亀3年(726)聖武天皇の勅願により行基菩薩が開創したとされる。

弘仁6年(815)、平城天皇の勅願により、弘法大師が薬師如来像を刻んで本尊とし、厄除け祈願の根本道場とした。以後、嵯峨・淳和天皇など、歴代天皇が厄除けの勅使を差し遣わしており、現在に到るまで厄除けの寺として広く信仰を集めている。

文治4年(1188)、大火のために諸堂は焼失したが、本尊は光を放ちながら玉厨子山に飛び去った。その後、伽藍が再建されて、新しい本尊が安置した。すると、以前の本尊が玉厨子山より戻ってきて、後ろ向きに本堂へ入ったという。そのため、薬王寺の本堂には前向きと後向きの二体の本尊がある。

その後も天正年間(1573~92)の長宗我部の兵火など、たびたび祝融の災に遭うが、その度に再建されてきた。

仁王門をくぐると33段の女厄坂があり、絵馬堂を抜けると本堂前まで42段の男厄坂がある。さらに本堂の横から瑜祇塔まで60段の還暦厄坂があり、それぞれ一段ごとに厄銭を供える。

本堂の脇には弘法大師の石像を祀ったお堂があり、霊水が湧いている。肺病などに効果があると言われるところから、「肺大師」の名がある。

瑜祇塔は『金剛峰楼閣一切瑜伽瑜祇経』という経典に基づくもので、昭和38年(1963)に建立された(因みに高野山の金剛峯寺という寺号も、この経典に由来している)。五つの相輪を備えた端正な姿で、薬王寺のシンボルともいうべき存在である。内部には金剛界の五智如来を安置し、寺宝なども展示されている。

奥の院は、御本尊が避難したという玉厨子山の泰仙寺である。

メモ

1度目の参拝も2度目の参拝も、前日夕方遅くに日和佐の町に着き、朝一番に薬王寺を参拝した。朝日に映える朱と白の瑜祇塔の美しさが強く印象に残っている。

写真帖

山門
山門
女厄坂
女厄坂
男厄坂
男厄坂
大師堂
大師堂
肺大師
肺大師
本堂
還暦厄坂
還暦厄坂
瑜祇塔
瑜祇塔

薬王寺の概要

山号 医王山(いおうざん)
寺号 薬王寺(やくおうじ)
院号 無量寿院(むりょうじゅいん)
御本尊 厄除薬師如来
所在地 徳島県海部郡美波町奥河内字寺前285番地1号
創建年代 神亀3年(726)
開山 行基菩薩
宗派等 高野山真言宗 別格本山
備考 阿波七福神霊場(寿老人)

交通アクセス

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