蠶養國神社は弘仁2年(811)の創建と伝えられる式内社。江戸時代には会津大鎮守六社の一として崇敬された。養蚕守護の神として信仰を集める。拝殿前の「峰張桜」は樹齢1000年と伝えられる。
正式名称 | 蠶養國神社〔こがいくにじんじゃ〕 |
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御祭神 | 保食大神 〈相殿〉稚産霊大神 天照大御神 |
社格等 | 式内社 旧県社 |
鎮座地 | 福島県会津若松市蚕養町2-1 [Mapion|googlemap] |
公式サイト | http://www13.plala.or.jp/kogaikunijinja/ |
御朱印
(1)
(1)平成20年拝受の御朱印。中央の朱印は蚕と繭に「蠶養國神社之印」。左下の印は「蠶養國神社社務所」、右下の印は「峰張桜」。揮毫は中央に「蠶養國神社」、右は「日本一社/延喜式内社」。
御由緒
社伝によれば弘仁2年(811)の創建で、承和年間(834~48)官社に列せられる。延喜の制では小社に列する。
寛弘7年(1011)県令・石部少将道秀、堂家左京太夫憲照、石塚丹後頼春等により社殿が造営される。拝殿前の峰張桜(市指定天然記念物)は、この時に植えられたと伝えられる。
その後、兵火により社殿が焼失するが、保科正之が再建、社領20石を寄進し、会津大鎮守六社の一とされる。寛保3年(1743)には正一位の極位に進んだ。
文化4年(1807)社殿が焼失するが、文政2年(1819)松平容敬が保科正之造営の社殿と同じ形式で再建した。
明治5年(1872)県社に列格。
写真帖
メモ
会津若松駅から徒歩10分足らずのところに鎮座する。緑に覆われた浄域。養蚕に関わる神社らしく、拝殿には蚕の繭の絵馬が奉納されている(当社に限らず、会津の神社ではよく見かけたが)。御朱印にも蚕蛾と繭の図柄。
初めて参拝した際に御朱印もいただいたのだが、ちょうど拝殿前の授与所の工事中で、囲いのために写真を上手く撮ることができなかった。そのため、二度目の会津訪問の際、写真を撮るために再度の参拝。授与所は無事に完成し、正面から拝殿の写真を撮ることはできたのだが、東日本大震災のために本殿等に被害があったらしく、覆いが掛けられていた。
蠶養國神社の概要
名称 | 蠶養國神社 |
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旧称 | 蚕養国大明神 |
御祭神 | 保食大神〔うけもちのおおかみ〕 〈相殿〉 稚産霊大神〔わくむすびのおおかみ〕 天照大御神〔あまてらすおおみかみ〕 |
鎮座地 | 福島県会津若松市蚕養町2番1号 |
創建年代 | 弘仁2年(811) |
社格等 | 式内社 旧県社 |
延喜式 | 会津郡 蠶養國神社 |
例祭 | 8月1~2日 |
神事・行事 | 1月1日/元旦祭 2月上午の日/初午祭 3月上午の日/初午祭 3月15日/鎮火祭 4月19日/祈年祭 6月30日/大祓 8月31日/風神祭 11月23日/新嘗祭 12月30日/大祓 ※『平成「祭」データ』による |
交通アクセス
■JR磐越西線「会津若松駅」より徒歩約15分。
更新履歴
2012.09.19.公開
2024.11.23.更新、Wordpressに移行。