旧天沼村の小名・中谷戸の鎮守で、天正年間(1573~92)の創建と伝えられる。明治40年(1907)四面道の厳島神社を合祀。昭和52年(1977)現在の社殿を造営し、同61年(1986)創建四百年祭を行った。
正式名称 | 八幡神社〔はちまんじんじゃ〕 |
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通称 | 天沼八幡神社〔あまぬま はちまんじんじゃ〕 |
御祭神 | 応神天皇 市杵島姫命 |
社格等 | 旧村社 |
鎮座地 | 東京都杉並区天沼2-18-5 [Mapion|googlemap] |
公式サイト | http://www.amanumahachiman.jp/ |
御朱印
(1)平成17年拝受の御朱印。朱印は「天沼八幡神社之印」。
(2)平成27年拝受の御朱印。中央の朱印は「天沼八幡神社之印」、左下は「八幡神社社務所之印」。
御由緒
旧天沼村字中谷戸の鎮守。旧別当は真言宗の天沼山蓮花寺(元天沼2)だった。
当社の歴史は詳らかでないが、『新編武蔵風土記稿』によれば天正年間(1573~92)の創建。当時、例祭は村内の稲荷社(本天沼稲荷神社)・十二所権現(天沼熊野神社)と交代で行っていたという。
明治40年(1907)四面道にあった厳嶋神社の市杵島姫命を合祀。昭和2年(1927)村社に昇格した。
昭和52年(1977)現在の社殿を造営。昭和61年(1986)創建四百年祭を執り行った。
境内の末社には日枝神社・金山彦神社・須賀神社の合殿、稲荷社(三殿)、大鳥神社がある。日枝神社は、天沼村が麹町山王権現(永田町の日枝神社)の社領であったことから祀られたものであろうという。
大鳥神社は昭和24年(1949)当時の宮司が台東区の鷲神社から勧請したもので、毎年11月の酉の日に酉の市が行われる。
写真帖
メモ
荻窪駅北口から少し歩いた住宅街の中に鎮座する。少し離れたところにある天沼弁天池公園は、もともと八幡神社の境内地であったという。天沼弁天池という湧水があり、天沼の地名の由来になったとのこと。かつては雨乞いの行事なども行われていたそうだが、周辺の都市化が進み、湧水も枯れてしまったため、神社の改修に際して売却された。近年、杉並区が買い取り、公園として整備したそうだ。
天沼八幡神社の概要
名称 | 八幡神社 |
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通称 | 天沼八幡神社 |
御祭神 | 応神天皇〔おうじんてんのう〕 市杵島姫命〔いちきしまひめのみこと〕 |
鎮座地 | 東京都杉並区天沼二丁目18番5号 |
創建年代 | 天正年間(1573~92) |
社格等 | 旧村社 |
例祭 | 8月26日 |
神事・行事 | 1月1日/鳴弦の儀 1月3日/元始祭 2月3日/節分追儺式 2月午の日/初午祭 6月30日/夏越の大祓 11月酉の日/酉の市 12月31日/年越の大祓 |
交通アクセス
□JR中央線・東京メトロ丸ノ内線「荻窪駅」より徒歩約5分