平安神宮 | 京都市左京区

平安神宮

平安神宮は、明治28年(1895)平安遷都1,100年を記念し、桓武天皇を御祭神として創建された。第4回内国勧業博覧会のシンボルとして復元された朝堂院の大極殿を社殿とする。皇紀2,600年となる昭和15年(1940)平安京最後の天皇である孝明天皇を合わせ祀った。

正式名称 平安神宮〔へいあんじんぐう〕
御祭神 桓武天皇 孝明天皇
社格等 勅祭社 旧官幣大社 別表神社
鎮座地 京都市左京区岡崎西天王町97 [Mapion|googlemap]
公式サイト http://www.heianjingu.or.jp/
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目次

御朱印

  • 平安神宮の御朱印

    (1)

(1)平成18年拝受の御朱印。朱印・揮毫ともに「平安神宮」。

昔の御朱印

  • 時期不詳の御朱印

    (1)

  • 昭和5年の御朱印

    (2)

  • 昭和10年代の御朱印

    (3)

(1)時期不詳の御朱印、昭和初めのものと思われる。朱印は上が「官幣大社 平安神宮」、下が「大極殿」。

(2)昭和5年の御朱印。朱印は(1)と同じ。

(3)昭和10年代の御朱印。朱印は「平安神宮」で、現在のものと同じ。昭和17年発行の『惟神の礎』にもこの印が掲載されている。

御由緒

平安神宮は、明治28年(1895)平安遷都千百年を記念し、平安京を開いた桓武天皇を御祭神として創建された。

明治28年は平安遷都から1,100年に当たり、京都で第4回内国勧業博覧会が行われることとなった。そのシンボルとして大内裏の正庁である朝堂院の復元が計画された。

京都市と平安遷都千百年記念祭協賛会では、桓武天皇の聖徳を仰賛するため、この朝堂院の大極殿 を拝殿として桓武天皇を祀る神社の創立を申請。宮内省の内諾を得て、広く浄財を募り、社殿を造営した。

同27年(1894)7月には、内務省より「平安神宮」の社号と、官幣大社に列せられることが告示され、翌28年(1895)3月15日、勅使が参向して鎮座祭が執り行われた。

さらに皇紀2600年を迎えた昭和15年(1940)には、平安京最後の天皇である孝明天皇を奉斎した。

境内には朝堂院の建物のうち、応天門(楼門)、大極殿 (外拝殿)、蒼龍楼、白虎楼などがかつての大内裏の八分の五のサイズで復元されている。また、神楽殿・額殿は朝堂を復元したものである。

昭和51年(1976)過激派の放火により本殿・内拝殿が焼失。同54年(1979)全国から集まった浄財により再建された。

10月22日に行われる時代祭は京都三大祭りの一つとして知られている。

写真帖

  • 大鳥居

    大鳥居

  • 応天門

    応天門

  • 白虎の手水台

    白虎の手水台

  • 青龍の手水台

    青龍の手水台

  • 右近の橘

    右近の橘

  • 左近の桜

    左近の桜

  • 白虎楼

    白虎楼

  • 青龍楼

    青龍楼

  • 大極殿

    大極殿

メモ

京都を代表する観光地の一つ。度重なる戦乱や天災のために、ほとんど失われてしまった平安時代の京都を偲ぶことができるということであろうが、それ以上に、平安京を都とした最初と最後の天皇を祀る、文字通り京都のシンボルといえよう。というわけで、何度か参拝したが、いつも参拝客が多い。

大極殿 (拝殿)をはじめとする建築物は、朱塗りの柱に白壁、碧瓦という華やかな配色。応天門(楼門)の南にそびえる大鳥居は昭和4年(1929)に建立されたもので、長く日本一の高さ(24.4m)を誇っていたが、同57年(1982)弥彦神社の大鳥居に抜かれた。平成21年現在では熊野本宮の大鳥居が日本一のようである。

平安神宮の概要

名称 平安神宮
御祭神 桓武天皇〔かんむてんのう〕
孝明天皇〔こうめいてんのう〕
鎮座地 京都市左京区岡崎西天王町97番
創建年代 明治28年(1895)
社格等 勅祭社 旧官幣大社 別表神社
例祭 4月15日
神事・行事 1月1日/歳旦祭
1月3日/元始祭
1月15日/成人祭
1月30日/孝明天皇祭
2月3日/節分祭
2月11日/紀元祭
3月15日/桓武天皇御鎮座記念祭
3月春分日/祈年祭
4月13日/桓武天皇祭
4月29日/昭和祭
5月立夏日/更衣祭
6月15日/献酒祭
6月30日/夏越大祓式
7月15日/茶業繁栄祈願献茶祭
9月秋分日/秋分祭
9月最終日曜/煎茶献茶祭
10月17日/神嘗奉祝祭併茶壺奉献祭
10月19日/孝明天皇御鎮座記念祭
10月22日/時代祭
11月3日/明治祭
11月立冬日/更衣祭
11月15日/七五三祭
11月23日/新嘗祭併勧農祭
11月24日/献菓祭
12月25日/煤払祭
12月31日/大晦日大祓式・除夜祭
文化財 〈重文〉大極殿 東西歩廊 蒼龍楼 白虎楼 応天門 〈登録有形文化財〉額殿 斎館 神楽殿 神門翼廊 西祭器庫 西神庫 西門及び西外廻廊 大鳥居 東祭器庫 東神庫 東門及び東外廻廊 透塀及び後門 内廻廊 南歩廊 〈名勝〉神苑
巡拝 神仏霊場113番

交通アクセス

□地下鉄東西線「東山駅」より徒歩10分
□京阪本線「三条駅」または「神宮丸太町駅」より徒歩15分
□JR・近鉄「京都駅」よりバス
■市バス5・100系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車徒歩5分
□阪急「河原町駅」よりバス
■市バス5系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車徒歩5分
■市バス32系統「岡崎公園 ロームシアター京都・みやこめっせ前」下車徒歩5分

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