伊佐須美神社 | 福島県大沼郡会津美里町

伊佐須美神社

社伝によれば、崇神天皇の命により、四道将軍として北陸道に派遣された大毘古命と東海道に派遣された建沼河別命が会津で行き会った。そこで国土開拓の祖神である伊弉諾尊・伊弉冉尊を天津嶽に祀ったのが創祀とされる。陸奥国の二宮、会津の総鎮守として朝野の崇敬を受け、現在は岩代国一宮として全国一宮会に加盟している。

正式名称 伊佐須美神社〔いさすみじんじゃ〕
御祭神 伊弉諾尊 伊弉冉尊 大毘古命 建沼河別命
社格等 式内社(名神大) 陸奥国二宮(岩代国一宮) 旧国幣中社 別表神社
鎮座地 福島県大沼郡会津美里町字宮林甲4377 [Mapion|googlemap]
公式サイト https://isasumi.or.jp/
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目次

御朱印

伊佐須美神社の御朱印

(1)

(1)平成20年拝受の御朱印。中央の朱印は「會津總鎮守伊佐須美神社」。右の印は「岩代一之宮」「會津總鎮守」、左上は「名神大社」、左下は「伊佐須美神社」。揮毫は右に「福寿」、中央は「伊佐須美神社」。

昔の御朱印

伊佐須美神社の御朱印

(2)

伊佐須美神社の御朱印

(3)

(2)昭和10年(1935)頃の御朱印。上の朱印は「國幣中社伊佐須美神社」、下の印は「國幣伊佐須美神社社務所印」。

(3)昭和23年(1948)の御朱印。朱印は「會津總鎮守伊佐須美神社」。

御由緒

社伝によれば、崇神天皇の命により高志(北陸)に派遣された大毘古命と、その子で東の方十二道(東海)に派遣された建沼河別命が相津(会津)で行き会った。そこで会津と名付けられたとある。この時、国土開拓の祖神である伊弉諾尊・伊弉冉尊を天津嶽に祀ったのが当社の創祀とされる。

その後、博士山・明神岳を経て、欽明天皇13年(552)に現社地へ遷座したという。また、この時に大毘古命・建沼河別命も合祀された。

陸奥国二宮、会津総鎮守として朝野の崇敬を受け、延喜の制では名神大社に列格、また寛政11年(1799)には大神宮号の宣下があった。また、藩祖・保科正之以来、会津大鎮守六社の一とされ、歴代藩主や武士・領民から篤く尊崇された。明治6年(1873)には国幣中社に昇格した。現在は岩代国一宮(新一の宮)として全国一の宮会に加盟している。

平成20年(2008)10月3日、火災により拝殿等が焼失。さらに同月29日も火災があり、本殿・神楽殿・新撰所などが全焼した。約10年を掛けて再建されるとのことである。

写真帖

齋神社
摂社 齋神社
参道と大鳥居
参道と大鳥居
殺生石稲荷神社
末社 殺生石稲荷神社
楼門
楼門
薄墨桜
薄墨桜
飛龍の藤
飛龍の藤
天海僧正手植えの檜
天海僧正手植えの檜
焼失前の拝殿
焼失前の拝殿
焼失前の本殿
焼失前の本殿

メモ

参拝は平成20年の9月初め。ふと思い立っての参拝だったのだが、その約一ヶ月後に火災で社殿が焼失したこというニュースを見て驚いた。
会津高田駅から伊佐須美神社に向かう途中にある齋神社は第一摂社。また、末社の殺生石稲荷神社は、那須の温泉神社にある殺生石のかけらが飛来し、祟りがあったので、それを鎮めるために祀ったものという。
御神木の薄墨桜は会津五桜に数えられる。県の天然記念物に指定されている藤は、白樺の木に絡みついた姿から飛龍の藤と称される。また、当地は天海僧正生誕の地と伝えられ、境内には天海僧正手植えという檜もある。

伊佐須美神社の概要

名称 伊佐須美神社
御祭神 伊弉諾尊〔いざなぎのみこと〕
伊弉冉尊〔いざなみのみこと〕
大毘古命〔おおびこのみこと〕
建沼河別命〔たけぬなかわわけのみこと〕 塩土翁命〔しおつちのおじのみこと〕
品陀別命〔ほんだわけのみこと〕
鎮座地 福島県大沼郡会津美里町字宮林甲4377
創建年代 伝・崇神天皇10年(B.C.88)
社格等 式内社 陸奥国二宮(岩代国一宮) 旧国幣中社 別表神社
延喜式 会津郡 伊佐須美神社 名神大
例祭 9月15日
※14日/宵宮祭
※16日/後宴祭
神事・行事 1月1日/歳旦祭
1月2日~7日/新年祭
1月3日/元始祭
1月15日/御燈明行事・歳の神
2月3日/節分祭
2月4日/八方除始祭
3月15日/掲額記念祭
4月15日/鎮火祭
4月29日/春の大祭
4月15日/鎮火祭
旧5月5日/砂山祭
6月1日/明神ヶ岳奥宮祭
6月15日~7月5日/あやめ祭
6月30日/夏越大祓式
7月11日~13日/御田植祭
8月7日/伊佐須美の杜 七夕祈願祭
9月1日/注連下神事・献燈祭
9月2日/献酒講祭
9月16日/慰霊大祭
10月9日/抜穂祭
11月1日/磐梯神祭・注連上神事
11月23日/新嘗祭
12月冬至日/冬至祭
12月31日/年越大祓式・除夜祭
文化財 〈重文〉朱漆金銅装神輿 〈県有形文化財〉木造狛犬(一対) 〈県重要無形民俗文化財〉 田植神事 〈県天然記念物〉 フジ(飛龍の藤)

交通アクセス

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