水稲荷神社は、天慶4年(941)藤原秀郷が冨塚に稲荷大神を奉斎したことに始まるという。元禄15年(1702)境内の大椋の下から霊泉が湧き出し、「我を信仰するものは火難を免れしむべし」との託宣があったことから「水稲荷」と称されるようになったという。昭和38年(1963)早稲田大学と土地交換を行い、甘泉園の現社地に遷座した。
正式名称 | 水稲荷神社〔みずいなりじんじゃ〕 |
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御祭神 | 倉稲魂大神 佐田彦大神 大宮姫大神 |
社格等 | 旧村社 |
鎮座地 | 東京都新宿区西早稲田3-5-43 [Mapion|googlemap] |
公式サイト | http://mizuinari.net/ |
御朱印
平成17年拝受の御朱印。中央の朱印は抱き稲の神紋、左下は「水稲荷神社」。
※平成28年現在、御朱印の対応はしていない模様。
御由緒
水稲荷神社は、社伝によれば藤原秀郷が天慶4年(941)、冨塚(現在の早稲田大学九号館のあたり)に稲荷大神を勧請したことを創祀とする。当初は冨塚稲荷・将軍稲荷と呼ばれていた。
元禄15年(1702)境内の大椋の下から霊水が湧きだし、眼病に霊験ありとして評判となった。また「我を信仰するものには火難を免れしむべし」との神託があったことから「水稲荷」と称されるようになり、特に消防・水商売関係の人から信仰を集めた。
天明8年(1788)「江戸の水稲荷」を称する老翁が現れた。京都御所の大火に際して功績があったことを認められ、「関東稲荷総領職」を賜ったという。
昭和38年(1963)早稲田大学と土地交換を行い、甘泉園(旧・清水徳川家の下屋敷)の現社地に遷座した。
写真帖
メモ
緑に覆われた閑静な境内。甘泉園は現在、都立公園となっているが、神社の杜と一体となって、緑豊かな空間を作り出している。境内の富士塚は、江戸市中最古という高田冨士を旧社地から移築・復元したもの。本殿は五間社流造で伏見稲荷大社と同じ、拝殿も伏見稲荷の内拝殿を模したもののようである。
※なお、平成28年現在、御朱印の授与は中止しているようである。
水稲荷神社の概要
名称 | 水稲荷神社 |
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旧称 | 稲荷神社 高田稲荷明神社 富塚稲荷 将軍稲荷 |
御祭神 | 倉稲魂大神〔うかのみたまのおおかみ〕 佐田彦大神〔さだひこのおおかみ〕 大宮姫大神〔おおみやひめのおおかみ〕 |
鎮座地 | 東京都新宿区西早稲田三丁目5番43号 |
創建年代 | 天慶4年(941) |
社格等 | 旧村社 |
例祭 | 9月9日 |
神事・行事 | 1月1日/元旦祭 2月初午の日/初午祭(オビシャ) 2月3日/節分祭 7月下旬/冨士祭 12月冬至/冬至祭 |
交通アクセス
□東京メトロ東西線「早稲田駅」より徒歩10分
□都電荒川線「面影橋駅」より徒歩3分
□JR・西武鉄道「高田馬場駅」よりバス
■都バス早大正門・上野公園行「西早稲田」下車徒歩3年