三田春日神社は、天徳2年(958)武蔵の国司・藤原正房が藤原氏の祖神・天児屋根命を荏原郡三田邑に奉斎したことに始まると伝えられる。天文年間(1544~55)現社地に遷座した。江戸時代は御府内唯一の春日社として、徳川将軍家や諸大名から崇敬されたという。
正式名称 | 春日神社〔かすがじんじゃ〕 |
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通称 | 三田春日神社〔みた かすがじんじゃ〕 |
御祭神 | 天児屋根命 |
社格等 | 旧村社 |
鎮座地 | 東京都港区三田2-13-9 [Mapion | googlemap] |
公式サイト | http://phoresto.net/shrine/mitakasuga/ |
御由緒
三田春日神社は天徳2年(958)の創建と伝えられる。社伝によれば、武蔵国司・藤原正房が藤原氏の氏神である春日大社の第三殿に祀られている天児屋根命を荏原三田邑に奉斎したという。
建仁3年(1203)弘法大師作とされる十一面観音を祀った。天文年間(1544~55)現社地に遷座。
江戸時代、寛永寺の創建に伴い、その末寺の妙禅院が別当となり、三笠神宮寺と称した。江戸府内唯一の春日社として、徳川将軍や諸大名の崇敬が篤かったという。
旧社殿は総欅造りで彫刻が見事であったというが、先の大戦の戦災で焼失してしまった。現在の社殿は昭和34年(1959)に再建されたものである。
また、境内に祀られている赤羽稲荷は、元は芝公園丸山に鎮座していたが、赤羽橋近くの御府内八十八ヶ所の旧27番札所・円明院に勧請された。明治になり、円明院は廃寺となって御府内27番札所は正光院に移されたが、赤羽稲荷はその後も商売繁盛・所願成就の神徳で信仰を集めていた。しかし、先の大戦で全焼し、平成6年(1994)春日神社境内に遷座再興された。
御朱印
(1)平成17年拝受の御朱印。中央の朱印は「春日神社」、右上は八つ藤の神紋。
(2)平成28年拝受の御朱印。中央の朱印は「春日神社」。右上に八つ藤の神紋、その下に「三田鎮守春日神社」。左下に神鹿。
写真帖
メモ
慶応大学すぐそばの高台に鎮座する。桜田通り沿いの鳥居をくぐり、桜の樹に覆われた石段を登ったところに赤い柱に白い壁の社殿が建つ。
付近には三田寺町があり、江戸三十三観音や御府内八十八ヶ所の札所があることもあって何度か参拝したが、場所柄か、いつも他の参拝者を見かける。地域にとけ込んでいる神社という印象だ。
春日神社の概要
名称 | 春日神社 |
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通称 | 三田春日神社 |
御祭神 | 天児屋根命〔あめのこやねのみこと〕 |
鎮座地 | 東京都港区三田二丁目13番9号 |
創建年代 | 天徳2年(958) |
社格等 | 旧村社 |
例祭 | 9月9日に近い金・土・日曜日 |
神事・行事 | 1月1日/歳旦祭 2月3日/節分祭 2月11日/紀元節祭・祈年祭 3月春分の日/祖霊祭 5月5日/福徳稲荷大祭 6月30日/夏越大祓 7月9日/奉賛会会員各家繁栄祈願祭 11月23日/新嘗祭 12月30日/年越大祓 |
交通アクセス
□田町駅(JR)より徒歩10分
□三田駅(都営浅草線・都営三田線)より徒歩10分
□赤羽橋駅(都営大江戸線)より徒歩10分