諏訪神社(浅草)

諏訪神社

諏訪神社の創建年代などは不詳だが、後冷泉天皇の御代(1045~68)、あるいは承久の乱(1221)の後に信州の諏訪大社から勧請されたという伝承がある。江戸時代の別当は浅草寺の子院・修善院であった。
台東区の神社

正式名称 諏訪神社〔すわじんじゃ〕
御祭神 建御名方神 〈相殿〉八坂刀売命
社格等 旧村社
鎮座地 東京都台東区駒形1-4-15 [Mapion|googlemap]
東都神社御朱印集
東京の神社400社以上の御朱印や由緒などの紹介。珍しい江戸時代から昭和戦前までの御朱印も掲載。

御朱印

  • 諏訪神社の御朱印

平成17年拝受の御朱印。中央の朱印は「神璽」、下は「諏訪神社宮司之印」、左上は梶の葉の神紋。

御由緒

江戸名所図会

『江戸名所図会』諏訪明神社(国会図書館デジタルコレクション)

かつて諏訪神社の周辺は、神社に因んで浅草諏訪町と呼ばれていた。駒形に編入されたのは昭和9年(1934)のことである。

諏訪神社の創建や由緒については詳らかでないが、後冷泉天皇の御代(1045~68)という伝承がある。また、一説には承久の乱(1221)の後、信濃国諏訪郡小日村の神主が諏訪大社より勧請したともいう。

天正年間(1573~92)以前は数代にわたって神主が奉仕し、諏訪大社で最も重要な神事である御射山祭とかかわる八剣の祭(風祭り神事)が行われていたともいうが、定かではない。

江戸時代には浅草寺十二衆徒の一・修善院が別当であった。

『江戸名所図会』には「祭神は信州の諏訪に同じく建御名方命なり。当社の権輿は至って久遠にして、来由等詳らかならず」とある。挿絵を見ると、当時の境内は今よりかなり広かったことがわかる。

明治8年(1875)村社に列格した。

御祭神は諏訪大社と同じで、平成「祭」データ』によれば、御祭神は建御名方神、相殿に八坂刀売神を祀るとする。ただし、大正3年(1914)の『浅草区誌』は祭神を建御名方命・八坂入姫命、相殿に大己貴命・事代主命を祀るとしている。

写真帖

  • 鳥居と社殿

    鳥居と社殿

  • 手水舎

    手水舎

  • 境内社

    境内社

メモ

江戸通りに面する小さなお社。近くにはバンダイ本社や駒形どぜうがある。留守のことが多いようで、何度か参拝しても不在だった。そのため、例大祭の日に参拝し、無事に御朱印をいただくことができた。

諏訪神社の概要

名称 諏訪神社
通称 駒形諏訪神社 浅草諏訪神社
旧称 諏訪明神社
御祭神 建御名方命〔たけみなかたのみこと〕
〈相殿〉
八坂刀売命〔やさかとめのみこと〕
鎮座地 東京都台東区駒形一丁目4番15号
創建年代 不詳
社格等 旧村社
例祭 5月第3土曜日
神事・行事 1月1日/歳旦祭
2月節分/節分祭
11月23日/新嘗祭
12月31日/大祓祭
※『平成「祭」データ』による

交通アクセス

□浅草駅(都営浅草線)より徒歩3分
□浅草駅(銀座線)より徒歩5分
□蔵前駅(都営大江戸線)より徒歩5分
□蔵前駅(都営浅草線)より徒歩6分

台東区の神社
東京都台東区の神社の御朱印。上野東照宮・秋葉神社・浅草神社・蔵前神社・下谷神社・鳥越神社・銀杏岡八幡神社・千束稲荷神社・今戸神社・鷲神社・小野照崎神社・五條天神社・榊神社・須賀神社・諏訪神社・玉姫稲荷神社・花園稲荷神社・本社三島神社・三島神社・元三島神社・矢追稲荷神社・浅草富士浅間神社・吉原神社
タイトルとURLをコピーしました