渋谷氷川神社 | 東京都渋谷区

渋谷氷川神社

下渋谷村・下豊沢村の鎮守。創建年代は不詳だが、社伝によれば景行天皇の御代(71~130)日本武尊が東征の途中、当地に素盞嗚尊を祀ったことを創祀とする。また一説には源頼朝が勧請したともいう。例祭の奉納相撲は金王相撲と称して古くから知られ、江戸郊外三大相撲に数えられた。

正式名称 氷川神社〔ひかわじんじゃ〕
通称 渋谷氷川神社〔しぶや ひかわじんじゃ〕
御祭神 素盞嗚尊 稲田姫命 〈相殿〉大己貴尊 天照皇大神
社格等 旧村社
鎮座地 東京都渋谷区東2-5-6 [Mapion|googlemap]
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目次

渋谷氷川神社の御朱印

  • 渋谷氷川神社の御朱印

    (1)

  • 渋谷氷川神社の御朱印

    (2)

(1)平成17年拝受の御朱印。朱印は「氷川神社」。

(2)平成28年拝受の御朱印。朱印・揮毫ともに平成17年のものと同じ。

御由緒

下渋谷村・下豊沢村の鎮守。旧別当は天台宗の恵日山宝泉寺であった。赤坂氷川神社などとともに江戸七氷川の一に数えられる。

創建年代は不詳だが、社伝によれば景行天皇の御代(A.D.71~130)日本武尊が東征の途次、当地に素盞嗚尊を祀ったことに始まるという。そ弘仁年間(810~24)慈覚大師が宝泉寺を開いて当社の別当としたといい、渋谷で最古の神社とされる。

一節には源頼朝による勧請ともいい(『江戸名所図会』など)、あるいは渋谷金王丸が信仰した旧社であるともいうが定かではない。

明治5年(1872)村社に列格した。

昭和13年(1938)社殿を改築、戦災を免れて現在に至る。江戸時代に造営された旧社殿は世田谷区の東玉川神社に譲渡され、現在は都の文化財に指定されている。

古くから例祭の奉納相撲が盛んで金王相撲、渋谷の相撲などと呼ばれ、大井の鹿嶋神社、世田谷の世田谷八幡宮とともに江戸郊外の三大相撲に数えられた。近郷近在のみならず江戸市中からも見物人が集まったという。現在も境内の昔と同じ場所に相撲の土俵がある。

写真帖

  • 社前風景

    社前風景

  • 一の鳥居

    一の鳥居

  • 土俵

    土俵

  • 境内社

    厳島神社・稲荷神社

  • 境内社

    八幡神社・秋葉神社

  • 手水舎

    手水舎

  • 神楽殿

    神楽殿

  • 本殿御敷地旧趾

    本殿御敷地旧趾

  • 拝殿

    拝殿

  • 本殿

    本殿

メモ

街中にありながら緑が多く、境内全域が渋谷区の保存樹林となっている。明治通りからの正面参道を進み、石段を登りきったところで左に曲がると社殿がある。しかし、本来は突き当たりに社殿があったようで、本殿御敷地旧趾の碑が建っている。

渋谷氷川神社の概要

名称 氷川神社
通称 渋谷氷川神社
旧称 氷川大明神
御祭神 素盞嗚尊〔すさのおのみこと〕
稲田姫命〔いなだひめのみこと〕
〈相殿〉
大己貴尊〔おおなむちのみこと〕
天照皇大神〔あまてらすおおみかみ〕
鎮座地 東京都渋谷区東二丁目5番6号
創建年代 伝・景行天皇の御代(A.D.71~130)
社格等 旧村社
例祭 9月16日
神事・行事 1月1日/歳旦祭
2月11日/建国記念の日祭
2月26日/祈年祭
3月春分の日/春分の日祭
6月30日/大祓
9月秋分/秋分の日祭
10月17日/神嘗祭当日祭
11月26日/新嘗祭
12月31日/大祓・除夜祭
※『平成「祭」データ』による

交通アクセス

□JR山手線・東急東横線・田園都市線・東京メトロ「渋谷駅」より徒歩約15分、またはバス
■都バス日赤医療センター行き「国学院大学前」下車徒歩約2分

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