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豊受大神宮(伊勢神宮 外宮)| 三重県伊勢市

伊勢神宮外宮

豊受大神宮(伊勢神宮外宮)は、雄略天皇22年(478)天皇が天照大御神の夢告を受け、丹波国より御饌都神として豊受大御神を迎えたと伝えられる。中世には禰宜の度会氏が伊勢神道を唱え、外宮の内宮に対する優位を主張したこともある。豊受大御神は天照大御神に供える御饌を司る神であり、衣食住・産業全般の守護神として崇敬されている。

正式名称 豊受大神宮〔とようけだいじんぐう〕
通称 伊勢神宮 外宮〔げくう〕
御祭神 豊受大御神 〈相殿〉御伴神三座
社格等 神宮 式内社(大)
鎮座地 三重県伊勢市豊川町279 [Mapion|googlemap]
公式サイト http://www.isejingu.or.jp/
三重県の神社
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御朱印

伊勢神宮外宮の御朱印 伊勢神宮外宮の御朱印 伊勢神宮外宮の御朱印
(1) (2) (3)

(1)平成5年拝受の御朱印。朱印は「外宮之印」。

(2)平成18年拝受の御朱印。

(3)平成25年拝受の御朱印。サイズが違うように見えるのは朱印帳のサイズが違うため。

別宮の御朱印

伊勢神宮月夜見宮の御朱印
(4)

(4)月夜見宮の御朱印、平成18年拝受。

昔の御朱印

伊勢神宮外宮の御朱印 伊勢神宮外宮の御朱印 伊勢神宮外宮の御朱印
(5) (6) (7)

(5)大正15年(1926)の御朱印。大正末期から昭和10年代の初めまで使われた「外宮参拝」の丸印。

(6)昭和11年(1936)の御朱印。(1)と同じ「外宮参拝」の丸印。

(7)昭和10年代の御朱印。現在と同じ「外宮之印」の角印。昭和10年代前半から使われている。

御由緒

豊受大神宮は、皇大神宮を内宮と称するのに対して外宮と称し、ともに神宮(一般に伊勢神宮と言うことが多いが、正しくは神宮)として、国家の宗廟・国民の総氏神として古くから篤く崇敬された。

延喜式神名帳には「渡会宮四座 豊受大神一座 相殿神三座」とあるが、この三座の神の名は明らかではなく、「御伴神」と称する。

神宮の祭典は「外宮先祭」といって、内宮より外宮で先に行われるしきたりである。一般の参宮においても、外宮を先に参拝するのが習わしになっている。

雄略天皇が天照皇大神の夢告を受け、御饌都神〔みけつかみ〕として豊受大御神〔とようけのおおみかみ〕を丹波の国から迎えたと伝えられる。豊受大御神は天照大御神に供える御饌を司る神であり、さらに衣食住、産業全般の守護神とされる。

中世には禰宜の渡会氏が伊勢神道を唱え、豊受大御神を天御中主神または国常立神と同一視して、外宮の内宮に対する優位を主張したこともあった。

なお、神宮とは内宮・外宮の両正宮と14の別宮、43の摂社、24の末社、42の所管社の総称であるが、正宮に次いで尊いとされるのが別宮である。外宮の別宮は以下の4社である。

・多賀宮(御祭神:豊受大御神荒御魂 外宮域内)

・土宮(御祭神:大土乃御祖神 外宮域内)

月夜見宮(御祭神:月夜見尊・月夜見尊荒御魂 伊勢市宮後)

・風宮(御祭神:級長津彦命・級長戸辺命 外宮域内)

別宮第一位の多賀宮〔たかのみや〕は延喜式神名帳に「高宮」とあり、豊受大御神の荒魂を祀る。他の別宮が延喜式編纂以後に宮号を宣下されているのに対し、多賀宮のみは延喜式の時点で宮号を称している。

別宮第二位の土宮〔つちのみや〕の御祭神・大土乃御祖神は外宮鎮座以前からの山田原の鎮守で、外宮宮域の地主神、宮川堤防の守護神とされる。平安末期に別宮に昇格した。

別宮第四位の風宮〔かぜのみや〕は、元は風社と称する小さな社であったが、元寇における神風の神威により、正応6年(1293)別宮に昇格した。

写真帖

火除橋

火除橋

まがたま池

まがたま池

参道

参道

五丈殿

五丈殿

三つ石

三つ石

亀石

亀石

下御井神社

所管社 下御井神社

別宮 土宮

別宮 土宮

風宮

別宮 風宮

別宮 多賀宮

別宮 多賀宮

御正宮

御正宮

メモ

第一鳥居の手前の川は防火用の堀川で、そこに架かる橋は火除橋という。その先は緑に覆われた広大な神域。森厳な別世界である。道なりに進むと、突き当たり右手に正宮、手前を左に折れると別宮の多賀宮・土宮・風宮がある。

豊受大神宮(外宮)の概要

名称 豊受大神宮
通称 伊勢神宮 外宮
旧称 度会宮
御祭神 豊受大御神〔とようけのおおみかみ〕
〈相殿〉
御伴神三座
鎮座地 三重県伊勢市豊川町279番地
創建年代 伝・雄略天皇22年(478)
社格等 神宮 式内社
延喜式 伊勢國度會郡
度會宮四座 相殿坐神三座 並大 月次新嘗
高宮 大 月次新嘗 (別宮 多賀宮)
草名伎神社 (摂社 草名伎神社)
月夜見神社 (別宮 月夜見宮
御食神社 (摂社 御食神社)
田上大水神社 (摂社 田上大水神社)
川原坐國生神社 (摂社 高河原神社)
大間國生神社 (摂社 大間国生神社)
度會國御神社 (摂社 度会国御神社)
度會乃大國玉比賣神社(摂社 度会大国玉比売神社)
清野井庭神社 (論:摂社 清野井庭神社)
志等美神社 (摂社 志等美神社)
山末神社 (摂社 山末神社)
大川内神社 (摂社 大河内神社)
川原大社 (論:摂社 河原神社/摂社 河原淵神社)
宇須乃野神社 (摂社 宇須乃野神社)
小俣神社 (摂社 小俣神社)
川原淵神社 (論:摂社 河原淵神社)
三節祭 6月15~16日/月次祭
10月15~16日/神嘗祭
12月15~16日/月次祭
神事・行事 1月1日/歳旦祭
1月3日/元始祭
2月17日/祈年祭
4月28~30日/春の神楽祭
5月14日/風日祈祭
6月中旬/花菖蒲の献花
7月中旬/神宮奉納花火大会
8月4日/風日祈祭
旧8月15日/神宮観月会
9月22~24日/秋の神楽祭
10月15日/初穂曳
10月下旬~11月中旬/菊花の奉納
11月23日/新嘗祭
文化財 皇大神宮を参照
巡拝 神仏霊場特別参拝

交通アクセス

□JR参宮線・近鉄山田線「伊勢市駅」より徒歩5分
□近鉄山田線「宇治山田駅」より徒歩10分

諸国神社御朱印集
全国各地の神社を御朱印、由緒、アクセスなどの紹介。伊勢神宮をはじめ旧官国幣社、旧府県社、別表神社、さまざまな由緒を持った神社の由緒と御朱印を都道府県別に紹介する。現代の御朱印の他、江戸時代から明治、大正、昭和戦前の貴重な御朱印、海外廃絶神社の御朱印も掲載。
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