小岩神社は、中小岩村と下小岩村の鎮守。元は五社明神と称した。天文5年(1563)下総国行徳より小岩の地に遷され、小岩の総鎮護として崇敬されたと伝えられる。天保11年(1840)現社地に遷座。明治12年(1879)小岩神社と改称した。
正式名称 | 小岩神社〔こいわじんじゃ〕 |
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御祭神 | 天照皇大御神 住吉大神 天児屋根大神 八幡大神 衣通姫大神 |
社格等 | 旧村社 |
鎮座地 | 東京都江戸川区東小岩6-15-15 [Mapion|googlemap] |
最寄り駅 | 小岩(JR) |
公式サイト | http://koiwa-jinja.com/ |
目次
御由緒
小岩神社は中小岩村および下小岩村の鎮守で、江戸時代以前は「五社大明神」「五社明神社」と称した。旧別当は下小岩村の真言宗・五社山萬福寺(東小岩2)。
元は下総国行徳に鎮座していたが、天文5年(1563)萬福寺境内に遷座し、小岩の総鎮護とされた。寛文11年(1671)当社が古社であることにより、酒井雅楽頭や板倉筑後守ら幕府の重臣たちが寄進し、本殿・拝殿を造営した。天保11年(1840)村の中央に位置する現社地に遷座したという。
明治初年に天祖神社と改称、さらに明治12年(1879)小岩神社と改めた。当時、中小岩村には当社の他にも無格社の天祖神社があったため、区別のために改称したのではないかと思われる。
昭和37年(1962)旧社殿が老朽化したため、現在の社殿が建立された。
御朱印
平成17年拝受の御朱印。中央の朱印は「五社明神 小岩神社」、左下の印は「小岩神社」。
写真帖
メモ
JR小岩駅から10分ほど歩いた住宅街に鎮座する。境内は手入れが行き届き、風格のある木造社殿・神楽殿と鉄筋コンクリートの社務所、木々の緑がほどよいバランスを保っている。参拝して気持ちのよい神社である。
小岩神社の概要
名称 | 小岩神社 |
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旧称 | 五社大明神 五社明神社 天祖神社 |
御祭神 | 天照皇大御神〔あまてらすおおみかみ〕 表筒男命〔うわつつのおのみこと〕(住吉大神) 中筒男命〔なかつつのおのみこと〕(住吉大神) 底筒男命〔そこつつのおのみこと〕(住吉大神) 天児屋根命〔あめのこやねのみこと〕 誉田別命〔ほんだわけのみこと〕 衣通姫命〔そとおりひめのみこと〕 |
鎮座地 | 東京都江戸川区東小岩六丁目15番15号 |
創建年代 | 不詳/天文5年(1536)下総国行徳より遷座 |
社格等 | 旧村社 |
例祭 | 8月19日 |
神事・行事 | 1月1日/歳旦祭 2月3日/節分祭(豆まき神事) 2月午の日/初午祭 3月/新入学児童交通安全祈願祭 4月24日/和霊神社例祭 6月/夏越大祓 7月/水神社・浅間神社・日枝神社・道祖神社例祭 12月31日/大祓い |
交通アクセス
□小岩駅(JR総武線)より徒歩10分