由緒についてはよくわかっていないが、室町時代の初期に大和国吉野郡の金峰神社からの勧請、寛永年間(1624~44)の再建と伝えられる。明治3年(1870)明治天皇が駒場野で行われた観兵式を統覧するために行幸された際、当社を御小休所とされた。11月の酉の日には酉の市が行われる。
正式名称 | 御嶽神社〔みたけじんじゃ〕 |
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通称 | 宮益御嶽神社〔みやます みたけじんじゃ〕 |
御祭神 | 日本武尊 |
社格等 | 旧無格社 |
鎮座地 | 東京都渋谷区渋谷1-12-6 [Mapion|googlemap] |
公式サイト | http://www.shibuyamiyamasu.jp/mitake/main.html |
御朱印
(1)平成17年拝受の御朱印。朱印は「東京 宮益 御嶽神社」。
(2)平成28年拝受の御朱印。中央の朱印は「東京 宮增 御嶽神社」。右に「一の酉」、下に一対の日本狼。
御由緒
室町時代の初期に大和国吉野郡の金峰神社より勧請され、寛永年間(1624~44)再建されたと伝えられる。
明治3年(1870)4月、明治天皇は駒場野練兵場で行われた我が国最初の観兵式を統覧するために行幸された。この時、往復とも御召替のため当社を御小休所とされ、同5月には素木鳥居・駒寄等を賜った。昭和12年(1937)明治天皇の聖跡に指定される。
昭和20年(1945)空襲により社殿焼失。戦後、仮社殿が設けられた。現在の社殿は昭和55年(1980)に再建されたものである。
社殿前には珍しい日本狼の狛犬がある。元の石像は延宝年間(1673~81)のものとされるが、昭和の大戦以前から損傷が激しく、社殿再建に際して修復し、現在は社務所内に安置されているという。現在の像は旧像をモデルにした青銅製のものである。
写真帖
メモ
渋谷駅の東、宮益坂の中ほどに鎮座する。境内には不動尊堂などもあり、古い時代の信仰の名残を感じさせる。地元の人々によって守られてきた神社ならではといえよう。11月の酉の日には酉の市が行われる。何度か参拝したが、御朱印は二度とも11月の酉の市での拝受。
宮益御嶽神社の概要
名称 | 御嶽神社 |
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通称 | 宮益御嶽神社 |
御祭神 | 日本武尊〔やまとたけるのみこと〕 秋葉の神(火之迦具土神)〔あきはのかみ(ほのかぐつちのかみ)〕 大国主命〔おおくにぬしのみこと〕 菅原の神(菅原道真公)〔すがわらのかみ(すがわらのみちざねこう)〕 |
鎮座地 | 東京都渋谷区渋谷一丁目12番16号 |
創建年代 | 室町初期 |
社格等 | 旧無格社 |
例祭 | 9月18~19日前後 |
神事・行事 | 2月節分/追儺式 9月15日/敬老祭 11月酉の日/酉の市 12月25日/大祓 |
交通アクセス
□JR山手線・東京メトロ「渋谷駅」より徒歩約2分