吉原神社は、明治5年(1872)吉原遊郭に祀られていた五つの稲荷社(玄徳稲荷・明石稲荷・開運稲荷・榎本稲荷・九郎助稲荷)を合祀して一社としたことに始まる。関東大震災の後、現在地に遷座し、花園池畔の吉原弁財天を合祀した。
正式名称 | 吉原神社〔よしわらじんじゃ〕 |
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御祭神 | 倉稲魂命 市杵島姫命 |
社格等 | 旧無格社 |
鎮座地 | 東京都台東区千束3-20-2 [Mapion|googlemap] |
公式サイト | http://yoshiwarajinja.tokyo-jinjacho.or.jp/ |
御朱印
(1)平成17年拝受の御朱印。中央上の朱印は抱き稲の神紋、下は「吉原神社」。右上に「浅草名所七福神」、左下に「開運」。
(2)浅草名所七福神、弁財天の御朱印。平成19年拝受。
御由緒
明治5年(1872)吉原遊郭に祀られていた五つの稲荷社を合祀して、吉原神社と称した。
五つの稲荷社とは、吉原遊郭が日本橋から移転してくる以前より千束村に祀られていた玄徳稲荷と、遊郭の四隅の守護である明石稲荷・開運稲荷・榎本稲荷・九郎助(黒助)稲荷である。中でも九郎助稲荷は縁結びの神として格別の信仰を集め、その祭礼には練り物や俄〔にわか〕が登場したという。
関東大震災の後、現在地に遷座し、弁天池(花園池)畔にあった吉原弁財天を合祀した。
写真帖
メモ
吉原の歓楽街の外れにある。拝殿には合祀された五つの稲荷社と吉原辨財天、現社名の吉原神社の名が入った提灯が掲げられ、当社の歴史を感じさせる。近くの弁天池(花園池)跡には弁財天を祀る社(吉原弁財天本宮)があり、吉原神社の奥宮となっている。
吉原神社の概要
名称 | 吉原神社 |
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旧称 | 玄徳稲荷大神・明石稲荷大神・開運稲荷大神・榎本稲荷大神・九郎助稲荷大神・吉原弁財天 |
御祭神 | 倉稲魂命〔うかのみたまのみこと〕 市杵島姫命〔いちきしまひめのみこと〕 |
鎮座地 | 東京都台東区千束三丁目20番2号 |
創建年代 | 明治8年(1875)合祀 |
社格等 | 旧無格社 |
例祭 | 5月第3金・土・日曜日 |
神事・行事 | 1月1日/歳旦祭 2月節分/節分祭 2月上午の日/初午祭 12月31日/大祓 |
巡拝 | 浅草名所七福神(弁財天) |
交通アクセス
□東京メトロ日比谷線「入谷駅」より徒歩約15分
□東京メトロ日比谷線「三ノ輪駅」より徒歩約15分
□JR山手線・京浜東北線「日暮里駅」よりバス
■都営バス錦糸町駅行き「千束」下車徒歩約5分
□東京メトロ銀座線・都営浅草線「浅草駅」より徒歩約20分、またはバス
■都営バス日暮里駅行き「千束」下車徒歩約5分
■都営バス池袋駅東口行き「吉原大門」下車徒歩約5分