天正年間(1573~92)海岸に流れ着いた金色の御神体(阿弥陀如来の像とも)を祀り、寄来大明神と称したことに始まる。昭和7年(1932)東京市への編入に際し、社号を大森神社に改めた。現在の社殿は昭和38年(1963)に再建されたものである。
正式名称 | 大森神社〔おおもりじんじゃ〕 |
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御祭神 | 久久能智命 |
社格等 | 旧村社 |
鎮座地 | 東京都大田区大森北6-32-12 [Mapion|googlemap] |
御朱印
(1)平成18年拝受の御朱印。朱印は「大森神社」。
(2)平成28年拝受の御朱印。朱印は「大森神社」で、平成18年のものと同じ。
御由緒
旧東大森村字美原の鎮守で、古くは寄来〔よりき〕大明神、寄来神社と称していた。『新編武蔵風土記稿』には「寄木明神社」とある。
社伝によれば、天正年間(1572~93)黄金色に輝く御神体(『新編武蔵風土記稿』によれば阿弥陀如来の像)がこの地の浜に流れ着いた。里人は非常に畏れて沖へと流したが、再び浜に帰ってきた。これを三度繰り返して、三度戻ってきたため、神意がこの地にあることを悟り、寄来大明神として祀ったという。
享保5年(1720)再建の棟札には元和2年(1616)に改築されたことが記されている。
明治元年(1868)神祇伯・白川資訓〔しらかわ すけのり〕王より「大森神社」の社号と額面を賜る。同5年(1872)村社に列格。昭和7年(1932)東京市への編入にあたり、寄来神社の社号を正式に大森神社と改めた。
嘉永2年(1849)の再建の旧社殿は昭和20年(1945)米軍の空襲により焼失。現在の社殿は昭和38年(1963)に再建されたものである。
写真帖
メモ
京急・平和島駅から歩いてすぐのところに鎮座する。第一京浜道路と京浜急行にはさまれた狭い境内で、社殿の背後を京浜急行が走る。旧東海道からは少し入った場所にあるので、道路と線路で境内が削られたのであろう。拝殿前に狛犬はないが、昭和50年(1975)大森魚市場から寄進された立派な青銅の燈籠がある。
大森神社の概要
名称 | 大森神社 |
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旧称 | 寄来大明神 寄来神社 |
御祭神 | 久久能智命〔くくのちのみこと〕 |
鎮座地 | 東京都大田区大森北六丁目32番12号 |
創建年代 | 天正年間(1573~92) |
社格等 | 旧村社 |
例祭 | 9月14・15日に近い土・日曜日 |
神事・行事 | 1月1日/元旦祭 2月上午の日/初午祭 12月28日/大祓 |
交通アクセス
□京浜急行「平和島駅」より徒歩約2分