靖國神社 | 東京都千代田区

靖国神社

靖國神社は、明治2年(1869)戊辰戦争の戦没者を祀るために東京招魂社として創建された。明治12年(1879)明治天皇の御聖慮により靖國神社と改称され、別格官幣社に列した。戦後は国家による護持を離れたが、心ある人々によって支えられ、近年は若い参拝者も増加している。

正式名称 靖國神社〔やすくにじんじゃ〕
御祭神 嘉永6年以降の護国英霊246万6千余柱
社格等 勅祭社 旧別格官幣社
鎮座地 東京都千代田区九段北3-1-1 [Mapion | googlemap]
巡拝等 東京五社
公式サイト http://www.yasukuni.or.jp/
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目次

御朱印

靖国神社の御朱印

(1)

靖国神社の御朱印

(2)

靖国神社の御朱印

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靖国神社の御朱印

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靖国神社の御朱印

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靖国神社の御朱印

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靖国神社の御朱印

(7)

靖国神社の御朱印

(8)

靖国神社の御朱印

(9)

靖国神社の御朱印

(10)

靖国神社の御朱印

(11)

(1)平成16年拝受の御朱印。朱印・揮毫ともに「靖國神社」。
(2)平成26年拝受の御朱印。朱印・揮毫ともに(1)と同じ「靖國神社」。
(3)平成28年、みたままつりで拝受した御朱印。右下に「みたままつり」の黄色の添え印。
(4)平成28年、みらいとてらすで拝受した御朱印。右下に「みらいとてらす」の添え印。
(5)平成29年、みたままつりで拝受した御朱印。右下に「みたままつり」の赤の御朱印。
(6)平成30年、みたままつりで拝受した御朱印。右下に「みたままつり」の青の添え印。
(7)平成31年、平成最後の日拝受の御朱印。右下に「創立百五十年」の添え印。
(8)令和元年、令和最初の日拝受の御朱印。右下に「創立百五十年」の添え印。
(9)令和元年、創立百五十年の記念御朱印。
(10)令和4年拝受の刺繍の御朱印。
(11)令和6年拝受、みたままつりの切り絵御朱印。

昔の御朱印

明治の順拝帳

靖国神社の御朱印

(12)

(12)明治16年の御朱印。揮毫は「東京府下 別格官幣社」「靖國神社」。中央に朱印はない。左下の印は「靖國神社社務所印」。

大正~昭和の御朱印

靖国神社の御朱印

(13)

靖国神社の御朱印

(14)

靖国神社の御朱印

(15)

(13)大正10年頃の御朱印。上の朱印は「靖國神社」で、現在のものとよく似ているが、少し違っている。下の印は「靖國神社祭儀所印」。
(14)昭和8年頃の御朱印。朱印は「靖國神社」で、大正10年頃の印と同じ。
(15)昭和14年の御朱印。朱印は上の二つと同じ「靖國神社」。右下に日付入りの参拝記念スタンプが押してある。

御由緒

靖国神社の絵はがき
戦前の絵はがき(昭和9年の神門建造以前のもの)

明治元年(1868)6月2日、征東大総督・有栖川宮熾仁〔ありすがわのみや たるひと〕親王により、江戸城内において戊申戦役における戦没者の慰霊祭が行われた。翌年6月27日、大村益次郎らが中心となって東京招魂社〔とうきょう しょうこんしゃ〕が設立され、九段坂上の現社地に仮本殿が竣工した。これをもって創祀とする。

同12年(1879)、明治天皇の聖慮により靖國神社と改称され、別格官幣社に列した。以来、嘉永6年(1853)以後に犠牲となった維新の志士をはじめ、戊申戦役から大東亜戦争に至る国事殉難者が順次合祀された。

第二次大戦中の戦没者の合祀については、「戦傷病者戦没者遺族等援護法」と「恩給法」の該当者ということが基準になっている。そのため、軍人・軍属だけではなく、徴用された船舶の乗組員、空襲警報下で避難誘導・消火作業等に当たっていた消防団員、国民義勇軍の団員なども含まれる。また、樺太・真岡で殉職した女子電話交換手や、米軍によって撃沈された対馬丸で疎開中だった沖縄の小学生も祀られている。

明治維新7,751柱
西南戦争6,971柱
日清戦争13,619柱
台湾征討1,130柱
北清事変1,256柱
日露戦争88,429柱
第一次世界大戦4,850柱
済南事変185柱
満州事変17,176柱
支那事変191,243柱
大東亜戦争2,133,885柱
合計2,466,495柱

第二次大戦後、GHQは日本の精神的支柱としての靖国神社の存在を問題視し、その焼却を計画した。しかし、マッカーサー元帥の諮問を受けたローマ教皇庁の駐日代表でブルーノ・ビッター神父は、「自然の法に基づいて考えると、いかなる国家も、その国家のために死んだ人びとに対して、敬意をはらう権利と義務があるといえる。それは、戦勝国か、敗戦国かを問わず、平等の真理でなければならない。無名戦士の墓を想起すれば、以上のことは自然に理解出来るはずである」としてこれに反対した。マッカーサーがこれを受け入れたことにより、靖国神社の焼却計画は中止された。

しばしば日本を貶めることを生業や生き甲斐にする人々や、平和を名目として自らの攻撃性・闘争本能を満たそうとするする偽善的宗教者・宗教団体などの批判の対象とされることも多いが、心ある人々の崇敬が絶えるはことなく、近年は参拝者も増えている。

写真帖

大鳥居
第一鳥居(大鳥居)
参道
参道
大村益次郎像
大村益次郎像
神門
神門
遊就館
遊就館
パール判事顕彰碑
パール判事顕彰碑
母の像
母の像
戦歿馬慰霊像
戦歿馬慰霊像
軍犬慰霊像
軍犬慰霊像
鳩魂碑
鳩魂碑
神池庭園
神池庭園
中門鳥居
中門鳥居
拝殿
拝殿
霊璽簿奉安殿
霊璽簿奉安殿
鎮霊社
鎮霊社
元宮
元宮

メモ

初めて参拝したのは平成5年だったと記憶している。当時はまだ、靖國神社に参拝するなどというと、ちょっと変わった人というような風潮があった。小泉元首相の参拝がきっかけだったと思うが、広く一般の人が靖國神社に関心を持ち、心ある老若男女が護国の英霊に感謝を捧げるために参拝するようになった。近年は初詣客も増えたようで、隔世の感がある。

靖國神社の概要

名称 靖國神社
旧称 東京招魂社
御祭神 嘉永6年以降の護国英霊246万6千余柱
鎮座地 東京都千代田区九段北三丁目1-1
創建年代 明治2年(1869)
社格等 勅祭社 旧別格官幣社 (単立神社)
例祭 (春)4月21日~23日
(秋)10月17日~19日
神事・行事 1月1日/若水奉奠・新年祭・舞囃子奉納
1月3日/三三九手挟式
2月11日/建国記念祭
2月17日/祈年祭
4月上旬/さくらまつり
4月上旬/桜花の季節御神楽の儀
4月上旬/奉納大相撲
6月29日/御創立記念日祭
6月30日/大祓式
7月13日~16日/みたままつり
8月15日/「日本の声・英霊に感謝する集い」放鳩式
9月下旬/仲秋の季節御神楽の儀
10月体育の日/草鹿式
10月17日/神宮神嘗祭遙拝式
11月23日/新嘗祭
巡拝 東京五社

交通アクセス

□東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下駅」より徒歩5分
□JR・東西線・有楽町線・南北線・都営大江戸線「飯田橋駅」より徒歩10分
□JR・有楽町線・南北線・都営新宿線「市ヶ谷駅」より徒歩10分

更新履歴

2006.01.29.公開
2013.02.11.更新、御朱印を追加。
2015.11.15.改訂、御朱印と画像を追加。
2016.09.29.更新、Wordpressに移行。
2024.11.26.更新、御朱印を追加。

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