お伊勢の森神明社は中藤・横田両村の総鎮守。宝暦12年(1762)に創建したと伝えられ、伊勢神宮の御分霊を奉斎する。かつて境内には樹齢4~500年の杉の巨木がそびえ、人々から「お伊勢の森」と称された。
正式名称 | 神明社〔しんめいしゃ〕 |
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通称 | お伊勢の森神明社〔おいせのもり しんめいしゃ〕 |
御祭神 | 大日孁貴尊(天照皇大神) |
社格等 | 旧村社 |
鎮座地 | 東京都武蔵村山市中央2-125-1 [Mapion|googlemap] |
最寄り駅 | 玉川上水(西武拝島線・東京モノレール) バス停:三本榎 |
公式サイト | http://oisenomori-shinmeisha.jp/ |
御朱印
(1)平成30年拝受の御朱印。中央の朱印は「神明社之印」。
御由緒
御祭神
■大日孁貴尊(天照皇大神)
伊勢神宮の御分霊を御祭神として奉斎する。八百万の神々の大祖であり、国家の繁栄と国民の幸福に広大無辺の恵沢を与えてくださる大神である。
御由緒
お伊勢の森神明社は中藤・横田両村の総鎮守で、社伝によれば江戸時代の宝暦12年(1762)8月に創建されたとされる。ただし延享4年(1747)の古文書に記載があることから、それ以前に遡るという説もある。
当社が鎮座する中藤村は狭山丘陵南麓ではもっとも大きな村で、往古は横田村もその一部であった。当社境内を中心とする地域は中藤村の字ヲイセ地(御伊勢地)と称された。
かつては約3000坪の境内に樹齢4~500年の杉の巨木が繁り、昼なお暗い神域で、古くから「お伊勢の森」「お伊勢様」として敬い親しまれてきた。
文化8年(1811)火災で焼失、同年再建される(神社明細帳による。文政8年(1825)相模国大山の工匠・明王太郎により再建とする資料もあるが未確認)。
明治7年(1874)5月、村社に列格する。
写真帖
メモ
武蔵村山市役所の東南約750mの新青梅街道沿いに鎮座する。武蔵村山市内には現時点で鉄道が通じてないため、公共交通機関を利用する場合はバスを使うしかないが、多摩モノレールが延伸した場合は近くに駅が設けられる予定である。
かつては杉の巨木がそびえる鎮守の森だったというが、現在は公害などで枯れてしまい、境内のかなりの部分が広場のようになっている。しかし参道や社殿の周囲にはケヤキなどの大木が繁り、「お伊勢の森」と呼ばれた神域の風情を残している。
初めての参拝は平成17年の11月だが、御朱印は対応できる方が入院中とのことでいただくことができなかった。その後も何度か参拝したが、御朱印をいただくことができないまま10年余が過ぎた。ところが近年神社の公式サイトができ、そこに御朱印の対応についても書かれていたため、改めて参拝し、御朱印をいただくことができた。
御朱印拝受に際しては、公式サイトに「念の為ご来社前にお問合わせ下さい」との記載がある(平成30年5月現在)。筆者も事前に連絡したところ、当初予定していた時間は外祭のため宮司さんは不在ということがわかり、時間を夕刻に変更して参拝した。
お伊勢の森神明社の概要
名称 | 神明社 |
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通称 | お伊勢の森神明社 |
御祭神 | 大日孁貴尊〔おおひるめのむちのみこと〕(天照大御神) |
鎮座地 | 東京都武蔵村山市中央二丁目125番地1号 |
創建年代 | 宝暦12年(1762) |
社格等 | 旧村社 |
例祭 | 9月第3日曜日 ※前夜(土曜日)/夜宮祭 |
神事・行事 | 1月1日/歳旦祭 2月3日/節分祭 2月11日/紀元祭 2月17日/祈年祭 6月30日/大祓式 11月23日/新嘗祭 12月31日/大祓式 |
交通アクセス
□多摩モノレール「上北台駅」より徒歩25分
□西武拝島線・多摩モノレール「玉川上水駅」よりバス
■市内循環バス(MMシャトル)武蔵村山市役所行き「三本榎」下車徒歩10分
□JR中央線「立川駅」よりバス
■立川バス箱根ヶ崎駅東口・三ツ藤住宅・武蔵村山市民会館行き「三本榎」下車徒歩10分
□西武拝島線「東大和市駅」よりバス
■都営バス青梅車庫行き「原山」下車徒歩15分