南沢氷川神社 | 東京都東久留米市

南沢氷川神社

南沢氷川神社は東久留米の総鎮守で、南沢緑地保全地域・沢頭〔さかしら〕の水源地に鎮座する。創建年代は不詳だが、古くから湧水守護神として祀られ、出雲の斐伊川の故事に倣って氷川神社を創建したと伝えられる。

正式名称 氷川神社〔ひかわじんじゃ〕
通称 南沢氷川神社〔みなみさわ ひかわじんじゃ〕
御祭神 素戔嗚尊 〈相殿〉櫛稲田姫命 大己貴命
社格等 旧村社
鎮座地 東京都東久留米市南沢3-5-8 [Mapion|googlemap]
最寄り駅 東久留米(西武池袋線)
公式サイト http://www.hikawa-jinja.jp/
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目次

御由緒

南沢氷川神社は、東久留米市の総鎮守。江戸時代は南沢村の鎮守とされ、『新編武蔵風土記稿』には太神宮氷川稲荷合社とある。

黒目川の支流・落合川上流にある南沢緑地保全地域の湧水地、前後を川に囲まれた高台に鎮座する。ここから湧出する南沢湧水は多摩地域で最大の水量を誇るという。

古くから湧水守護神として祀られ、湧水を出雲の斐伊川になぞらえて氷川神社を創建したと伝えられている。創建年代は不詳だが、付近からは縄文時代の遺跡が出土しており、崇拝対象としていたと思われる。

また、地元には在原業平が東国に下った折、南沢の地で宿を求め、社前に立ち寄ったという伝承が残されている。

『新編武蔵風土記稿』にも記されている社宝の棟札(東久留米市指定有形文化財)には、承応3年(1654)徳川家の重臣・久世大和守、地頭神谷与七郎、蜂屋半之丞の助力を得、武州多磨郡南沢村・田無村・入間村・下新井村の総氏子中によって再興されたことが記されている。

明治の社格制度では村社に列した。

昭和12年(1937)社殿の改築が計画されたが、戦争のため中断された。その後、昭和25年(1950)氏子の協力により完成を見た。しかし昭和44年(1969)火災により焼失、現在の社殿は昭和46年(1971)に再建されたものである。

御朱印

  • 南沢氷川神社の御朱印

    (1)

(1)平成17年拝受の御朱印。中央の朱印は「氷川神社」。

写真帖

  • 鳥居

    鳥居

  • 鳥居の神号額

    鳥居の神号額

  • 手水舎

    手水舎

  • 稲荷神社

    稲荷神社

  • 八雲社

    八雲社

  • 大神宮

    大神宮

  • 拝殿

    拝殿

  • 本殿

    本殿

メモ

東久留米市のほぼ中央、緑豊かな台地に鎮座する。社殿脇に大神宮・八雲神社と稲荷神社2社が祀られている。大神宮と稲荷社のうち1社は、『新編武蔵風土記稿』に見える太神宮氷川稲荷合社の太神宮と稲荷社であろう。
八雲神社は神輿庫になっている。夏の天王祭は八雲神社の例祭で、現在は神輿が境内を渡御するだけだが、かつては神輿が東久留米駅周辺まで巡幸していたという。
秋祭りで4年に1度奉納される獅子舞は、南沢の氏子の長男によって伝えられてきた芸能で、東久留米市の無形民俗文化財に指定されている。
なお、南沢氷川神社は東久留米市内の神社を兼務しており、それらの御朱印もいただけるようである。

南沢氷川神社の概要

名称 氷川神社
通称 南沢氷川神社
旧称 太神宮氷川稲荷合社
御祭神 素戔嗚尊〔すさのおのみこと〕
〈相殿〉
櫛稲田姫命〔くしいなだひめのみこと〕
大己貴命〔おおなむちのみこと〕
鎮座地 東京都東久留米南沢三丁目5番8号
創建年代 不詳
社格等 旧村社
例祭 4月8日(春季例祭)
10月15日(秋季例祭・獅子祭)
神事・行事 1月1日/歳旦祭
2月25日/祈年祭
4月第2土曜日/奉納剣道大会
6月30日/夏越の大祓
7月15日/天王祭
11月23日/新嘗祭・展示野菜即売会
12月31日/師走大祓・除夜祭

交通アクセス

□西武池袋線「東久留米駅」より徒歩10分

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