鶴間熊野神社 | 東京都町田市

鶴間熊野神社

南町田の熊野神社は鶴間村の鎮守で、創建年代は不詳だが、熊野信仰が盛んになった数百年前に熊野三山から勧請されたという。享保11年(1726)本殿が造営されたことが、本殿の左右の扉に残された墨書から確認できる。現在の社殿は昭和46年(1971)に再建されたものである。

正式名称 熊野神社〔くまのじんじゃ〕
御祭神 伊弉諾尊 伊弉冉尊
社格等 旧村社
鎮座地 東京都町田市南町田4-18-2 [Mapion|googlemap]
最寄り駅 南町田(東急田園都市線)
バス停:熊野神社前
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目次

御朱印

  • 鶴間熊野神社の御朱印

    (1)

(1)平成20年拝受の御朱印。朱印は「武蔵國 鶴間郷 熊野神社」。

御由緒

町田市鶴間に鎮座する熊野神社は、鶴間村の鎮守。平成28年の住居表示制度の実施により、現在の住所は南町田四丁目となっている。

創建年代は詳らかでないが、本殿内陣に熊野夫須美神の御神像が安置されていることから、今から数百年前、熊野信仰が盛んとなった平安時代末期以降に熊野三山より勧請したものであろうという。

本殿左右の扉の墨書によれば、享保11年(1726)4月、相州鎌倉乱橋大工蔵並七郎、同善介、同八重郎により本殿を建立した。

その後、安永6年(1777)、安政5年(1858)、昭和11年(1936)に社殿を再建。現在の社殿は昭和46年(1971)に造営された鉄筋コンクリート造の権現造である。

『新編武蔵風土記稿』には「熊野社」として記載され、内殿3尺四方、覆屋2間半四方で百姓持ちとある。

明治6年(1873)村社に列格。明治3年(1870)には除地畑3町歩を有していたが、戦後の農地解放のため、現在は残っていない。

境外末社として町谷の八坂神社、大ヶ谷の日枝神社、大六天社などがある。

写真帖

  • 石段

    参道の石段と鳥居

  • 手水舎

    手水舎

  • 拝殿

    拝殿

  • 本殿

    本殿

メモ

宮司さんは町田市・川崎市・横浜市にまたがって神社を兼務しているため非常に多忙で(それでも兼務社はかなり減らしたのだそうである)、神社には常駐していない。通常、御朱印帳を預けて、後日受け取るという形にしているようだ。私は、宮司さんの好意で(多少無理をさせてしまったのではないか)時間を合わせて神社でいただいた。
参拝したのは午後早くであったが、なんとその日の午前中、不逞の輩が賽銭泥棒を働いたのだとのこと。4人ほどが車で乗り付け、金属製の賽銭箱をひっくり返したのだが、近くにいた氏子の役員さんが気がつき、警察に通報して全員お縄になったとのこと。私が神社に着く直前まで、警察が現場検証をしていたそうだ。そんなこともあって、宮司さんからは神社を護持していく苦労についてなど、いろいろな話を伺った。

鶴間熊野神社の概要

名称 熊野神社
通称 鶴間熊野神社
旧称 熊野社
御祭神 伊弉諾命〔いざなぎのみこと〕
伊弉冉命〔いざなみのみこと〕
鎮座地 東京都町田市南町田四丁目18番2号
創建年代 不詳
社格等 旧村社
例祭 9月19日

交通アクセス

□東急田園都市線「南町田駅」より徒歩約10分
□JR横浜線・小田急小田原線「町田駅」よりバス
■町田バスセンターより神奈川中央交通バス南町田駅行き「熊野神社前」下車徒歩1分

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