宇佐神社は小山村の鎮守で、元は八幡社と称した。社伝によれば、永承6年(1052)奥州に向かう源頼義が当地に陣を張り、白雲が八つに分かれて棚引くのを見た。これを奇瑞として喜んだ頼義が、奥州平定後の康平5年(1063)に八幡社を建てたのが起こりという。
正式名称 | 宇佐神社〔うさじんじゃ〕 |
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御祭神 | 誉田別尊(応神天皇) |
社格等 | 旧無格社 |
鎮座地 | 東京都世田谷区尾山台2-11-3 [Mapion|googlemap] |
御朱印
(1) | (2) |
(1)平成18年拝受の御朱印。朱印は「宇佐神社之印」。
(2)平成28年拝受の御朱印。中央の朱印は「宇佐神社之印」。左下は「宇佐神社宮司之印」。
御由緒
宇佐神社は、荏原郡小山村の鎮守。江戸時代以前は八幡社と称した。『新編武蔵風土記稿』によれば、古くは小山を尾山とも書いたという。明治8年(1875)尾山村と改めている。旧別当は隣接する松高山伝乗寺(浄土宗)であった。
社伝によれば、永承6年(1052)奥州平定に向かう源頼義公が尾山に陣を張ったとき、空に白雲が八つに分かれて棚引いた。その姿が源氏の白幡のようであったので大いに喜び、戦勝の暁にはこの地に八幡社を建立することを誓った。
康平5年(1063)奥州安倍氏を平定した頼義公は誓約通り、奉賽として八幡社を建てた。これが宇佐神社の創建とされる。
元禄12年(1699)伝乗寺7世の精蓮社進誉貞悦の時に社殿が再建された。現在の社殿は大正7年(1918)の造営である。
写真帖
メモ
尾山台の寮の坂から少し西へ入ったところに鎮座する。こぢんまりとしているが、すっきりとした雰囲気の境内。手入れが行き届いているという印象を受ける。高台で南に面しているので日当たりもよい。拝殿の後ろは高台(八幡塚古墳)になっており、その上に本殿が建っている。
宇佐神社の概要
名称 | 宇佐神社 |
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旧称 | 八幡社 |
御祭神 | 誉田別尊〔ほんだわけのみこと〕(応神天皇) |
鎮座地 | 東京都世田谷区尾山台二丁目11番3号 |
創建年代 | 康平5年(1063) |
社格等 | 旧無格社 |
例祭 | 10月第1日曜日 |
神事・行事 | 1月第4日曜日/祈年祭 7月23日/大祓 11月23日/新嘗祭 12月23日/大祓 ※『平成「祭」データ』による |
交通アクセス
□東急大井町線「尾山台駅」より徒歩約10分
更新履歴
2006.05.27.公開
2017.01.25.更新、WPへ移行、御朱印・画像を追加。
2024.07.18.更新