東丸神社

東丸神社

東丸神社は、伏見稲荷大社の境内に鎮座する独立の神社である。御祭神の荷田東丸(春満)は伏見稲荷大社の社家・荷田姓羽倉氏の出身で、国学四大人の一人に数えられる。明治16年(1883)正四位が追贈されたのを記念し、明治23年(1890)創建された。明治36年(1903)府社に列格した。

正式名称 東丸神社〔あずままろじんじゃ〕
御祭神 荷田東丸(春満)大人
社格等 旧府社
鎮座地 京都市伏見区深草薮之内町36 [Mapion|googlemap]
最寄り駅 稲荷(JR奈良線)
伏見稲荷(京阪本線)
バス停:稲荷大社前
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御由緒

東丸神社は、国学四大人の一人に数えられる荷田東丸(春満)を祀る。春満は寛文9年(1669)伏見稲荷大社の社家・荷田姓羽倉(東羽倉)氏に生まれ、本名は羽倉信盛、通称は斎宮という。

伏見稲荷の社家は大半が秦氏の流れに属すが、羽倉家は雄略天皇の後裔・荷田宿禰を称する。代々御殿預職を務める家柄であった。幼少より家学である神道・歌道を学び、さらに独学で広く古典・国史を研究した。

元禄10年(1697)29歳で妙法院宮に歌道の師として仕えるが、元禄12年(1699)江戸に下向し、古学の研究と講義を行う。享保7年(1722)には徳川吉宗に迎えられ、幕府書庫の蔵書を鑑定し、故実・書籍・古語などの下問に答えるなどしている。赤穂浪士の討ち入りに際しては、吉良邸についての情報を与えたともされる。

享保8年(1723)京都へ帰り、さらに古学の研究や著述に励むとともに、多くの門人に講義をした。享保18年(1733)には賀茂真淵が上京、東丸の許で学んでいる。元文元年(1736)7月2日、病のため帰幽。

東丸神社は、明治16年(1883)荷田春満(東丸)に正四位が追贈されたのを記念し、明治23年(1890)創建された。明治36年(1903)府社に列する。大正8年(1919)には春満(東丸)に従三位が贈られている。現在の社殿は昭和11年(1936)に造営されたものである。

補足

国学四大人とは、荷田春満・賀茂真淵・本居宣長・平田篤胤の四人であり、それぞれを祭神とする旧府県社クラスの神社がある。すなわち当社、縣居神社(賀茂真淵、浜松市中区)本居宣長ノ宮(本居宣長、三重県松阪市)、彌高神社(平田篤胤、秋田県秋田市)である。

御朱印

  • 東丸神社の御朱印

    (1)

(1)平成19年拝受の御朱印。中央の朱印は梅の輪郭に「学徳成就 東丸神社」。

昔の御朱印

  • 東丸神社の御朱印

    (1)

  • 東丸神社の御朱印

    (2)

  • 東丸神社の御朱印

    (3)

(1)時期不詳の御朱印、大正末から昭和初めのものと思われる。中央の御朱印は「東丸神社」。右上は陰梅の花の神紋、左下は「府社東丸神社社務所印」。

(2)昭和10年の御朱印。中央の朱印は梅の輪郭に「府社 東丸神社」、右上は紅葉に「伏見」「稲荷山麓」。

(3)時期不詳の御朱印。昭和10年代のものと思われるが、昭和8年の可能性もある。朱印は梅の輪郭に「伏見稲荷 東丸神社」。

写真帖

  • 鳥居

    鳥居

  • 社殿

    社殿

  • 荷田春満旧宅

    荷田春満旧宅

見どころ

■荷田春満旧宅
伏見稲荷大社の社家・羽倉家歴代の居宅で、荷田春満の生家とされる。平屋建ての書院造りで、一部は春満の死後に焼失した。書院や祭器庫、庭などは当時の様子をよく残している。大正11年(1922)史蹟に指定された。

メモ

伏見稲荷大社の外拝殿の南、荷田春満旧宅の傍らに鎮座する。一見すると伏見稲荷大社の一部のようだが、独立した神社である。

授与所で御朱印をお願いすると、「こちらではしていません」との答え。少々驚いたのだが、「いや、東丸神社の御朱印をお願いしたいのですが…」というと、すんなりといただけた。間違えて、伏見稲荷大社の御朱印をお願いする人が少なくないようだ。荷田春満や国学四大人のことを話題にすると、喜んでいろいろ話をしてくださった。

東丸神社の概要

名称 東丸神社
御祭神 荷田東丸(春満)大人〔かだのあずままろのうし〕
鎮座地 京都市伏見区深草薮之内町36番地
創建年代 明治23年(1890)
社格等 旧府社
例祭 4月3日
神事・行事 1月3日/生誕祭
7月2日/帰天祭
12月13日/荷田祭
文化財 〈史跡〉荷田春満旧宅

交通アクセス

□JR奈良線「稲荷駅」より徒歩約3分
□京阪本線「伏見稲荷駅」より徒歩約5分


※掲載の情報は最新のものとは限りません。ご自身で確認をお願いします。

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