西多摩地域の神社

西多摩地域の神社

二宮神社(あきる野)

二宮神社は、古くは小河大明神あるいは二宮大明神と呼ばれた小河郷の総鎮守である。創建年代は不詳だが、藤原秀郷が平将門の乱平定に当たって戦勝を祈願したと伝えられる。式外社ではあるが、武蔵国の二宮として崇敬され、大國魂神社にも六社明神の二之宮とし...
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熊川神社

熊川神社は、平安時代の初期に宇賀神を祀ったことに始まり、江戸時代以前は礼拝大明神と称された。御祭神は大国主命(大黒天)と市杵島姫命(弁財天)で、後に五福神を合祀し、福生七福神と称する。本殿は慶長2年(1597)の建築で、東京都の有形文化財に...
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阿伎留神社

阿伎留神社は延喜式神名帳に記載された多摩郡八社の一。阿伎留は秋留・畦切とも書くが、いずれも「あきる」と読む。創建年代は不詳だが、社伝によれば崇神天皇7年(B.C.91)武蔵国造・土師連男塩が初代の神主となったとされる。古くから朝廷の崇敬篤く...
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阿豆佐味天神社(殿ヶ谷)

阿豆佐味天神社は延喜式神名帳所載の多磨郡八座の一で、古くは武州村山郷の総鎮守であった。創建年代は不詳だが、寛平4年(892)上総介高望王が造営したという伝承がある。村山党をはじめとする武将たちの崇敬が深く、北条氏照は社領5貫文を寄進、徳川家...
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福生神明社

福生神明社は、明治7年(1874)清の丘の神域に村内各部落の鎮守を合祀し、福生村の村社として創建された。元から清の丘に祀られていた両体権現社の伊弉諾尊・伊弉冉尊、加美の神明社の天照大神を中心に七柱の神々を祀る。昭和47年(1972)現在の社...
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武蔵阿蘇神社

武蔵阿蘇神社は、古くは阿蘇宮・阿蘇大明神などと称された羽村の鎮守。社伝によれば、推古天皇9年(601)神託により清地を築き、健磐龍命より賜った霊物(玉)を鎮め祀ったことに始まる。承平年間(931~38)平将門によって初めて社殿が造営された。...
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千ヶ瀬神社

千ヶ瀬神社は、古くは大社権現、江戸時代には稲荷社と称した。千ヶ瀬村の鎮守で、社家の先祖・出雲太郎某が故郷・出雲の杵築大社(出雲大社)の上を勧請し、出雲神社と称したことに始まると伝えられる。明治7年(1874)村内の神明大神宮(神明社)を合祀...
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勝沼神社

勝沼神社は、正安3年(1301)三田長綱が時宗二祖・真教上人を迎えて乗願寺を開創した際、寺と当地の鎮守として創建したと伝えられる。当時は乗願寺の前方1丁のところに鎮座していたが、安永3年(1774)現社地に遷座した。江戸時代以前は神明社と称...
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住吉神社(青梅)

住吉神社は、南北朝時代の応安2年(1369)延命寺の開山・季龍和尚が故郷の住吉大社を勧請し、伽藍鎮守として奉斎したことを創祀とする。戦国時代の永承10年(1513)領主の三田氏宗・政定父子が拝殿を再建、種々の神宝を奉納して青梅村の総鎮守とし...
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武蔵御嶽神社

武蔵御嶽神社は御岳山の山頂に鎮座し、関東有数の山岳霊場として信仰を集めてきた。社伝によれば、崇神天皇7年(110)の創建とされる。天平8年(736)行基菩薩が蔵王権現を奉安、延喜の制では地主神の大麻止乃豆乃天神社が小社に列した。文暦元年(1...