御朱印の押された絵はがき(東北・関東・中部)

熱田神宮の絵はがき

熱田神宮の絵はがき(鎮皇門。旧国宝だったが、昭和20年に戦災で焼失)

明治の終わりから昭和の初めに見られる御朱印の押された絵はがきの紹介。東北・関東・中部の寺社の絵はがきを紹介する。

掲載の順序は神社仏閣関係なく都道府県別、同一都道府県の寺社は現在の名称(通称を優先)で五十音順とする。

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猿賀神社(青森県平川市)

■猿賀神社
所在地:青森県南津軽郡猿賀村猿賀(平川市猿賀)
創建年代:延暦12年(793)
社格等:県社(明治16年昇格)←郷社(明治4年列格)

猿賀神社の絵はがき

発行時期:大正7年~昭和8年

絵はがき:「津軽 御本殿」

朱印:「猿賀神社」。この印が御朱印に使われたか否かは不明。

鹽竈神社(宮城県塩竈市)

■鹽竈神社
所在地:宮城県宮城郡塩竈町一森山(塩竈市一森山)
創建年代:不詳(神代)
社格:国幣中社(明治7年列格)

鹽竈神社の絵はがき

発行時期:昭和8年~20年

絵はがき:「国幣中社鹽竈神社 左宮・右宮拝殿」。

朱印:「鹽竈神社 参拝記念」。この印は昭和10年頃まで御朱印として使われた印である。

■鹽竈神社の御朱印

(昭和9年)

御釜神社(宮城県塩竈市)

■御釜神社(鹽竈神社境外末社)
所在地:宮城県宮城郡塩竃町本町(塩竈市本町)
創建年代:不詳

御釜神社の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年

絵はがき:「(鹽竈)御釜神社」、本殿の写真。

朱印:「御釜神社参拝神社」。当時、御朱印として用いられていた印である。おかもと氏の「昔の集印帖」に掲載されている。

出羽三山神社(山形県鶴岡市)

■出羽神社 ※月山神社・湯殿山神社と併せて出羽三山神社と総称する
所在地:山形県東田川郡手向村(鶴岡市羽黒町手向)
創建年代:推古天皇元年(593)
社格:国幣小社(明治6年列格)

出羽三山神社の絵はがき

(表面)

出羽三山神社の絵はがき

(宛名面)

発行時期:大正7年~昭和8年

絵はがき:「羽黒山本宮(三山大神合齊殿)」、出羽神社(羽黒山)の三神合祭殿。

朱印:表に「出羽三山」、宛名面に「羽黒山」。どちらも御朱印として用いられた印である。

■出羽三山神社(出羽神社)の御朱印

出羽三山神社の御朱印

(昭和7年)

出羽三山神社(出羽神社)の御朱印

(昭和7年)

息栖神社(茨城県神栖市)

■息栖神社
所在地:茨城県鹿島郡中島村息栖(神栖市息栖)
創建年代:応神天皇の御代
社格:県社(明治10年鹿島神宮摂社より独立して列格)

息栖神社の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年

絵はがき:「(東国三社之一)常陸鹿島郡 息栖神社 河岸の大鳥居と陰瓶陽瓶」。右に「波たてる女瓶をかめ真清水の つきぬは神のちきりなるらん」。

朱印:「息栖社璽」。御朱印として用いられた印か否かは不明。

日光東照宮(栃木県日光市)

■東照宮 ※通称/日光東照宮
所在地:栃木県上都賀郡日光町(日光市山内)
創建年代:元和3年(1617)
社格:別格官幣社(明治6年列格)

日光東照宮の絵はがき

(表面)

日光東照宮の絵はがき

(宛名面)

発行時期:明治40年~大正7年

絵はがき:神宝の写真だと思われる。

朱印:宛名面に押されており、「別格官幣 東照宮」。大正時代に御朱印として用いられた印である。

■日光東照宮の御朱印

日光東照宮の御朱印

(大正10年)

輪王寺 薬師堂(栃木県日光市)

■日光山 輪王寺 薬師堂
所在地:栃木県上都賀郡日光町(日光市山内)
創建年代:寛永13年(1636)
宗派:天台宗

輪王寺薬師堂の絵はがき

発行時期:大正7年~昭和8年

絵はがき:「日光薬師堂ノ鳴龍(安信ノ筆)」。薬師堂の天井画、狩野安信筆。昭和36年に火災で焼失した。

朱印:「日光山薬師堂鳴龍印」。大正時代の御朱印に使われている例がある。おかもと氏の「昔の集印帖」に掲載されている。

宝登山神社(栃木県秩父郡長瀞町)

■宝登神社(宝登山神社)
所在地:埼玉県秩父郡野上村藤谷淵(秩父郡長瀞町長瀞)
創建年代:景行天皇41年(111)
社格:県社(明治31年昇格)←村社(明治5年列格)

宝登山神社の絵はがき

発行時期:大正7年~昭和8年

絵はがき:「(宝登神社)大正三年十一月二日皇子殿下御登山ノ際御休憩遊バサル」。右に見えるのが拝殿と思われる。

朱印:「宝登神社御璽」。御札などに使われた神璽だと思われる。御朱印と使われたか否かはわからない。

小御門神社(千葉県成田市)

■小御門神社
所在地:千葉県香取郡小御門村名古屋(成田市名古屋)
創建年代:明治15年(1882)
社格:別格官幣社(明治15年列格)

小御門神社の絵はがき

(表面)

小御門神社の絵はがき

(宛名面)

発行時期:明治40年~大正7年

絵はがき:「下総別格官幣社小御門神社正神殿」。小御門神社の中門と本殿。

朱印:「小御門神社社務所」

明治神宮(東京都渋谷区)

■明治神宮
所在地:東京府豊多摩郡代々幡町代々木/渋谷区代々木外輪町(渋谷区代々木神園町)
創建年代:大正9年(1920)
社格:官幣大社(大正9年列格)

明治神宮の絵はがき

発行時期:大正7年~昭和8年

絵はがき:「御本殿全景」、昭和20年に戦災で焼失した旧本殿。

朱印:「明治神宮」。御朱印に使われた印ではない。この頃の絵はがきに押されている例が散見され、絵はがきの専用の印ではないかと思われる。

明治神宮の絵はがき

発行時期:昭和8年~20年。宛名面に昭和15年11月28日のスタンプあり。

絵はがき:「本殿」。明治20年に空襲で焼失した中門と本殿。

朱印:「明治神宮」。当時、御朱印として使われていた印である。

■明治神宮の御朱印

昭和11年の御朱印

(昭和11年)

江島神社(神奈川県藤沢市)

■江島神社
所在地:神奈川県鎌倉郡川口村江の島(藤沢市江の島)
創建年代:欽明天皇13年(552)
社格:県社(明治6年列格)

江島神社の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年

絵はがき:「相州江ノ島、中津宮神社」。江島神社中津宮の社殿。

朱印:「江之島神社社務所印」。

箱根神社(神奈川県足柄下郡箱根町)

■箱根神社
所在地:神奈川県足柄下郡元箱根村(足柄下郡箱根町元箱根)
創建年代:孝昭天皇の御代
社格:国幣小社(昭和3年昇格)←県社(明治6年列格)

箱根神社の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年

絵はがき:「箱根神社御本殿」。

朱印:「箱根神社参詣者之証」。御朱印として用いられた例は見られない。参拝記念印として絵はがきその他に押す専用の印として使われたものであろう。

御室浅間神社(山梨県南都留郡富士河口湖町)

冨士御室浅間神社
所在地:山梨県南都留郡勝山村(南都留郡富士河口湖町勝山)
創建年代:文武天皇3年(699)
社格:県社(大正11年昇格)

冨士御室浅間神社の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年。明治42年の消印あり。

絵はがき:「武田信玄公祈願状」。冨士御室浅間神社所蔵の「安産祈願状」(山梨県指定有形文化財)。

朱印:右上に「御室浅間大神之御璽」。中央下は「官幣大社浅間神社奥宮之印」で、富士山本宮浅間大社奥宮の御朱印。左上のスタンプは「北口二合目御室浅間神社 明治四十二年 宝物展覧会紀念」、絵はがきの武田信玄公祈願状を含む宝物展覧会が行われていたのであろう。右下は「(富士山)頂上登拝紀念」で、富士山本宮浅間大社奥宮のものであろう。

諏訪大社上社(長野県諏訪市)

■諏訪神社上社(諏訪大社上社)
所在地:長野県諏訪郡中洲村(諏訪市中洲宮山)
創建年代:不詳
社格:官幣大社(大正5年昇格)←官幣中社(明治29年昇格)←国幣中社(明治4年列格)

諏訪大社上社の絵はがき

発行時期:大正7年~昭和8年

絵はがき:「官幣大社諏訪神社上社本宮」。

朱印:「官幣大社諏訪神社上社参拝之章」。参拝紀念のスタンプのようだが、御朱印として押された例も見受けられる。

■諏訪大社上社の御朱印

諏訪大社上社の御朱印

(昭和14年)

諏訪大社下社(長野県諏訪郡下諏訪町)

■諏訪神社下社(諏訪大社下社)
所在地:長野県諏訪郡下諏訪町
創建年代:不詳
社格:官幣大社(大正5年昇格)←官幣中社(明治29年昇格)←国幣中社(明治4年列格)

諏訪大社下社の絵はがき

発行時期:大正7年~昭和8年

絵はがき:「官幣大社諏訪神社下社春宮」。

朱印:「官幣大社諏訪神社下社参拝之章」。参拝紀念のスタンプのようだが、上社のものと同じく御朱印として押された例も見受けられる。

■諏訪大社下社の御朱印

諏訪大社下社の御朱印

(昭和14年)

金崎宮(福井県敦賀市)

■金崎宮
所在地:福井県敦賀郡敦賀町泉(敦賀市金ヶ崎町)
創建年代:明治23年(1890)
社格:官幣中社(明治23年列格)

金崎宮の絵はがき

発行時期:大正7年~昭和8年

絵はがき:「金崎城中月見殿の旧跡」。

朱印:「金崎宮」。御朱印として用いられていた印か。サイズが違うようなので、同じデザインの記念スタンプを作っていた可能性も考えられる。

■金崎宮の御朱印

金崎宮の御朱印

(昭和10年頃)

氣比神宮(福井県敦賀市)

■氣比神宮
所在地:福井県敦賀郡敦賀町曙町(敦賀市曙町)
創建年代:仲哀天皇8年(199)
社格:官幣大社(明治28年昇格)←国幣中社(明治4年列格)

気比神宮の絵はがき

発行時期:大正7年~昭和8年

絵はがき:「大鳥居 榁材、四脚造、高三十六丈、幅二十三尺。太平記所載「浜面の西大鳥居」是なり。特別保護建造物」。重要文化財の大鳥居(現存)。

朱印:「官幣大社 氣比神宮」。当時、御朱印として使われていた印である。

■氣比神宮の御朱印

氣比神宮の御朱印

(昭和10年頃)

藤島神社(福井県福井市)

■藤島神社
所在地:福井県福井市岩堀町(福井市毛矢)
創建年代:明治3年(1870)
社格:別格官幣社(明治9年列格)

藤島神社の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年

絵はがき:「藤島神社全景」

朱印:八稜鏡に「藤島神社参拝紀念」。記念スタンプのようであるが、当時の御朱印に押されていた例がある。

■藤島神社の御朱印

藤島神社の御朱印

(昭和5年)

南宮大社(岐阜県不破郡垂井町)

■南宮神社(南宮大社)
所在地:岐阜県不破郡宮代村(不破郡垂井町宮代)
創建年代:崇神天皇の御代
社格:国幣大社(大正14年昇格)←国幣中社(明治4年列格)

南宮大社の絵はがき

発行時期:明治40年以前

絵はがき:「南宮神社本殿拝殿舞殿回廊御輿舎(寛永十九年建立)南宮山左端ハ毛利秀元陣地」。

朱印:「国幣中社南宮神社参拝之章」。昭和初期の集印帖に添え印としてほぼ同じの印(国幣中社が国幣大社になっている)が使われている。

■南宮大社の御朱印

南宮大社の御朱印

(昭和3年)

伊豆山神社(静岡県熱海市)

■伊豆山神社
所在地:静岡県田方郡熱海町伊豆山(熱海市伊豆山)
創建年代:孝昭天皇の御代
社格:国幣小社(昭和3年昇格)←県社(明治8年列格)

伊豆山神社の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年

絵はがき:「伊豆山権現」、伊豆山神社の社殿。

朱印:下の大きな印が神璽のようである。右上の印は「伊豆大神社務所之印」。左上の2つの印は判読できない。

静岡浅間神社(静岡市葵区)

■神部神社・浅間神社・大歳御祖神社 ※静岡浅間神社と総称する
所在地:静岡県静岡市宮ヶ崎町(葵区宮ヶ崎町)
□神部神社
創建年代:崇神天皇の御代
社格:国幣小社(明治21年昇格)←県社(明治6年列格)
□浅間神社
創建年代:延喜元年(901)
社格:国幣小社(明治21年昇格)←県社(明治6年列格)
□大歳御祖神社
創建年代:応神天皇の御代
社格:国幣小社(明治21年昇格)←県社(明治6年列格)

静岡浅間神社の絵はがき

発行時期:大正7年~昭和8年

絵はがき:「静岡せんげん神部浅間両社本殿」。重要文化財の神部神社浅間神社本殿(現存)。

朱印:「駿府浅間神社」。大正初期に御朱印として使われていたようである。

三嶋大社(静岡県三島市)

■三島神社(三嶋大社)
所在地:静岡県田方郡三島町(三島市大宮町)
創建年代:不詳
社格:官幣大社(明治4年列格)

三嶋大社の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年

絵はがき:「官幣大社三島神社中門」。

朱印:「弎嶋神社」。大正後半以降の集印帖に押された例は確認できないが、それ以前に御朱印として使われていた可能性は高いと思われる。

熱田神宮(名古屋市熱田区)

■熱田神宮
所在地:愛知県名古屋市南区熱田新宮坂町(名古屋市熱田区神宮)
創建年代:仲哀天皇元年(192)
社格:官幣大社(明治4年列格)

熱田神宮の絵はがき

発行時期:大正7年~昭和8年、宛名面に昭和6年3月25日のスタンプあり

絵はがき:「熱田神宮」。昭和20年に空襲で焼失した本宮。

朱印:「熱田神宮参拝」。大正から昭和の初めに御朱印として使われた印である。

熱田神宮の御朱印

(昭和10年)

■御朱印が押された絵はがき(東北・関東・中部)
御朱印が押された絵はがき(京都)
■御朱印が押された絵はがき(関西)
■御朱印が押された絵はがき(中四国・九州)

現代では考えられないことだが、明治の終わりから昭和の初めにかけて、絵はがきに御朱印を押している例が少なからずある。 従来、あまり注...

※掲載の情報は最新のものとは限りません。ご自身で確認をお願いします。

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