御朱印の押された絵はがき(関西)

日吉大社の絵はがき

日吉大社の絵はがき(馬場と二の鳥居)

明治の終わりから昭和の初めに見られる御朱印の押された絵はがきの紹介。ここでは京都府を除く関西地方の寺社の絵葉書を紹介する。

滋賀県

白鬚神社(高島市)

■白鬚神社
所在地:滋賀県滋賀郡小松村鵜川(高島市鵜川)
創建年代:垂仁天皇25年(B.C.5)
社格:県社(大正11年昇格)←郷社(明治9年列格)

白鬚神社

発行時期:大正7年~昭和8年

絵はがき:「(近江)白鬚明神 全景」

朱印:「白鬚神社印」。御朱印として使われていた印である。

■白鬚神社の御朱印

白鬚神社の御朱印

(大正10年頃)

建部大社(大津市)

■建部神社(建部大社)
所在地:滋賀県栗太郡瀬田町神領(大津市神領)
創建年代:景行天皇46年(116)
社格:官幣大社(明治33年昇格)←官幣中社(明治18年昇格)←県社(明治4年列格)

建部大社の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年

絵はがき:「官幣大社建部神社」。参道と神門と思われる。

朱印:「官幣大社 建部神社 武運長久」。大正時代に御朱印として使われていた印である。

■建部大社の御朱印

建部大社の御朱印

(大正10年代)

日吉大社(大津市)

■日吉神社(日吉大社)
所在地:滋賀県滋賀郡坂本村坂本(大津市坂本)
創建年代:崇神天皇7年(B.C.21)
社格:官幣大社(明治4年列格)

日吉大社の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年

絵はがき:「官幣大社 日吉神社 本殿及拝殿」。西本宮の本殿と拝殿。

朱印:「日吉神社之印」。大正時代に御朱印として使われていた印である。

日吉大社の絵はがき

発行時期:大正7年~昭和8年

絵はがき:「官幣大社日吉神社本宮(特別保護建造物)」。西本宮の本殿と拝殿。

朱印:「官幣大社 日吉神社 参拝之章」。昭和初期に御朱印として使われていた印である。

■日吉大社の御朱印

日吉大社の御朱印

(大正8年)

日吉大社の御朱印

(大正15年)

三井寺(大津市)

■長等山 園城寺 ※通称/三井寺
所在地:滋賀県大津市別所園城寺(大津市園城寺町)
創建年代:7世紀
宗派:天台宗寺門派総本山(天台寺門宗総本山)

三井寺の絵はがき

発行時期:大正7年~昭和8年

絵はがき:「西国十四番霊場 三井寺観音堂境内」

朱印:「長等山印」か。御朱印として使われた例がある。おかもと氏の「昔の集印帖」に掲載されている。

三井寺の絵はがき

発行時期:大正7年~昭和8年。上の絵はがきと同一セットの一枚。

絵はがき:「近江 三井寺観音堂」

朱印:右上は「弎井寺印」。御朱印に使用された例は見かけないが、絵はがきや由緒書に押された例は見られる。左は「西国十四番」。御朱印として押された例がある。おかもと氏の「昔の集印帖」に掲載されている。

三井寺の絵はがき

発行時期:大正7年~昭和8年。上の絵はがきと同一セットの一枚。

絵はがき:「近江 三井寺観音堂御内陣」

朱印:蓮華座上の火炎宝珠に如意輪観音の種字「キリーク」。御朱印として押された例がある。おかもと氏の「昔の集印帖」に掲載されている。

大阪府

大鳥大社(堺市西区)

■大鳥神社
所在地:大阪府泉北郡鳳村大鳥(堺市西区鳳北町)
創建年代:不詳
社格:官幣大社(明治4年列格)

大鳥大社の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年

絵はがき:「官幣大社大鳥神社大鳥居前(千種森)」

朱印:「和泉囶一之宮」。当時の御朱印に使われた印である。

大鳥大社の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年、上の絵はがきと同一セットの一枚

絵はがき:「官幣大社大鳥神社本殿」

朱印:「千種之宮」。当時の御朱印に使われた印である。

■大鳥大社の御朱印

大鳥大社の御朱印

(昭和10年代)

誉田八幡宮(羽曳野市)

■誉田神社(誉田八幡宮)
所在地:大阪府南河内郡古市村誉田(羽曳野市誉田)
創建年代:欽明天皇20年(559)
社格:府社(明治初年列格)

誉田八幡宮の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年

絵はがき:「神功皇后三韓征伐記 干珠満珠ヲ投ジ敵ヲなやます図(土佐光信筆) 河内国誉田八幡宮所蔵」。誉田八幡宮所蔵の重要文化財「神功皇后縁起」。

朱印:「誉田神社」。大正の終わりに御朱印として使われていた印である。おかもと氏の「昔の集印帖」に掲載されている。

四條畷神社(四條畷市)

■四條畷神社
所在地:大阪府北河内郡甲可村南野(四條畷市南野)
創建年代:明治23年(1890)
社格:別格官幣社(明治23年列格)

四條畷神社の絵はがき

発行時期:大正7年~昭和8年

絵はがき:「四條畷神社全景」。小楠公墓所から四條畷神社へと続く参道の景観。

朱印:「四條畷神社印」。大正時代に御朱印として使われていた印である。

■四條畷神社の御朱印

四條畷神社の御朱印

(大正時代)

住吉大社(大阪市住吉区)

■住吉神社(住吉大社)
所在地:大阪府住吉郡住吉村(大阪市住吉区住吉)
創建年代:神功皇后摂政11年(211)
社格:官幣大社(明治4年列格)

住吉大社の絵はがき

発行時期:明治40年以前。消印がはみ出ているため年代はわからないが、明治39年11月ではないかと思われる。

絵はがき:「摂州住吉神社境内」。手前から第三本宮、第二本宮、第一本宮脇の門と思われる。

朱印:「住吉神社之章」。明治から大正にかけて御朱印として使われていた印である。

住吉大社の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年

絵はがき:「住吉神社御田神事ノ光景(雨天撮影)」。例年6月に行われる御田植神事(重要民俗文化財)、石舞台で行われる修祓の様子のようである。

朱印:「官幣大社 住吉神社 参拝之章」。大正時代に御朱印として使われている。

■住吉大社の御朱印

住吉大社の御朱印

(大正時代)

住吉大社の御朱印

(大正8年)

兵庫県

柿本神社(明石市)

■柿本神社
所在地:兵庫県明石市寺町(明石市人丸町)
創建年代:仁和3年(887)
社格:県社(大正15年昇格)←郷社(明治12年昇格)←村社(明治7年列格)

柿本神社の絵はがき

発行時期:大正7年~昭和8年

絵はがき:「柿本人麻呂公ト御和歌」。和歌は「ほのぼのと明石の浦の朝霧に島隠れ行く舟をしぞ思ふ」。

朱印:「播州明石人丸山柿本神社」。書体の違うよく似た印が御朱印として使われているが、この印が御朱印に使用されたか否かは確認できない。

■柿本神社の御朱印

柿本神社の御朱印

(大正時代)

天上寺(神戸市灘区)

■仏母摩耶山 忉利天上寺 ※通称/摩耶山 天上寺
所在地:兵庫県武庫郡西灘村摩耶山(神戸市灘区摩耶山)
創建年代:大化2年(646)
宗派:高野山真言宗(摩耶山真言宗大本山)

摩耶山天上寺の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年

絵はがき:「摂州摩耶山天上寺本堂」。昭和51年の火災で焼失した。

朱印:蓮華座上の火炎宝珠に十一面観音の種字「キャ」。御朱印として使用された印だと思われるが、この印を用いた御朱印を確認することはできなかった。

西宮神社(西宮市)

■西宮神社
所在地:兵庫県武庫郡西宮町社家町(西宮市社家町)
創建年代:不詳
社格:県社(明治7年列格)

西宮神社の絵はがき

発行時期:大正7年~昭和8年

絵はがき:「西宮神社(本殿)」。旧国宝、昭和20年に空襲で焼失した。

朱印:「西宮神社」。御朱印で使用されたか否かは確認できない。

廣田神社(西宮市)

■廣田神社
所在地:兵庫県武庫郡大社村広田(西宮市大社町)
創建年代:神功皇后元年(201)
社格:官幣大社(明治4年列格)

廣田神社の絵はがき

発行時期:大正7年~昭和8年

絵はがき:「官幣大社廣田神社 本殿並ニ拝殿ノ側面」。昭和20年に空襲で焼失した旧社殿。

朱印:「官幣大社」。大正時代に御朱印として使われていた印である。

廣田神社の絵はがき

 

発行時期:大正7年~昭和8年。上の絵はがきと同一セットの一枚。

絵はがき:「官幣大社廣田神社境内廣田山ノつゝじ(躑躅)」。兵庫県指定天然記念物のコバノミツバツツジ。

朱印:「廣田神社」。大正時代に御朱印として使用されていた印である。

■廣田神社の御朱印

廣田神社の御朱印

(大正15年)

奈良県

橿原神宮(橿原市)

■橿原神宮
所在地:奈良県高市郡白橿村(橿原市久米町)
創建年代:明治23年(1890)
社格:官幣大社(明治23年列格)

橿原神宮の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年

絵はがき:「橿原神宮御拝殿正面(元神嘉殿御建物)」。明治23年の創建時に京都御所の神嘉殿が下賜されたもの。昭和6年移築されて神楽殿となったが(重要文化財)、平成5年火災で焼失した。

朱印:「橿原神宮」。大正時代に御朱印として使われていた印によく似たものがある。それ以前に御朱印として使われていた印だと思われる。

■橿原神宮の御朱印

橿原神宮の御朱印

(大正10年代)

金峯山寺(吉野郡吉野町)

■国軸山 金峯山寺
所在地:奈良県吉野郡吉野村吉野山(吉野郡吉野町吉野山)
創建年代:7世紀?
宗派:天台宗(金峯線修験本宗)

金峯山寺の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年

絵はがき:「国宝金峯山寺蔵王堂青銅燈籠」。旧国宝、現在は重要文化財に指定されている銅燈籠。文明3年の銘がある。

御朱印:「吉野 蔵王堂」。御朱印に使われていた印である。おかもと氏の「昔の集印帖」に掲載されている。

龍田神社(生駒郡斑鳩町)

■龍田神社
所在地:奈良県生駒郡龍田町龍田(生駒郡斑鳩町龍田)
創建年代:推古天皇の御代
社格:県社(大正11年列格)←官幣大社龍田神社摂社

龍田神社の御朱印

発行時期:大正7年~昭和8年

絵はがき:「大和龍田神社大鳥居」

朱印:上は「県社」、下は「龍田神社」。下の印は御朱印として使われていた印である。上の印も同様であろう。

■龍田神社の御朱印

龍田神社の御朱印

(大正15年)

龍田大社(生駒郡三郷町)

■龍田神社(龍田大社)
所在地:奈良県生駒郡三郷村(生駒郡三郷町)
創建年代:崇神天皇の御代
社格:官幣大社(明治4年列格)

龍田大社の絵はがき

発行時期:大正7年~昭和8年

絵はがき:「官幣大社龍田神社 本殿並ニ拝殿」。

朱印:「龍田神社」。御朱印として使われていた印である。

■龍田大社の御朱印

龍田大社の御朱印

(大正10年代)

手向山八幡宮(奈良市)

■手向山神社(手向山八幡宮)
所在地:奈良県奈良市雑司町
創建年代:天平勝宝7年
社格:県社(明治5年列格)

手向山八幡宮の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年。消印は明治44年5月8日。

絵はがき:モミジの葉。

朱印:「手向山神社印」。御朱印として使われていた印である。

※宛名面が上下に分割されているので絵はがきであることは間違いないが、色合いから見て手描きのようだ。紅葉と手向山八幡宮の印を組み合わせることで百人一首の「このたびは ぬさもとりあへず 手向山 紅葉のにしき 神のまにまに」(菅原道真)を表していると思われる。絵はがきに朱印を押したというより、絵はがきのデザインの一部として朱印が使われている可能性が高いだろう。

■手向山八幡宮の御朱印

手向山八幡宮の御朱印

(大正15年)

談山神社(桜井市)

■談山神社
所在地:奈良県十市郡多武峰村多武峰(奈良県桜井市多武峰)
創建年代:天武天皇7年(678)
社格:別格官幣社(明治7年列格)

談山神社の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年

絵はがき:「談山神社 十三重塔(特別保護建造物)」。重要文化財(旧国宝)の神廟(十三重塔)。

朱印:「談山神社之印」。御朱印として使われていた印である。

壺阪寺(高市郡高取町)

■壺坂山 南法華寺 ※通称/壺阪寺
所在地:奈良県高市郡高取町壺阪
創建年代:大宝3年(703)
宗派:新義真言宗豊山派(真言宗系単立)

壺阪寺の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年

絵はがき:「西国六番大和壺阪寺因幡堂及本坊」

朱印:中央上は壺と台に「西国六番」「壺坂山」、右下は「壺坂山」。「壺坂山」の印は明治39年のはがきに押されている例があるが、御朱印として使われたか否かは確認できない。

■壺阪寺の御朱印

南法華寺(壺阪寺)の御朱印

(明治39年・はがき)

如意輪寺(吉野郡吉野町)

■塔尾山 如意輪寺
所在地:奈良県吉野郡吉野村吉野山(吉野郡吉野町吉野山)
創建年代:延喜年間(901~23)
宗派:浄土宗

如意輪寺の絵はがき

発行時期:明治40年以前(※明治39年か40年であろう)

絵はがき:如意輪寺本堂(如意輪堂)

朱印:右上は「如意輪寺之印」、左上は「吉野山陵所」。吉野山陵所は後醍醐天皇塔尾陵のこと。どちらも当時御朱印として使われていた印と思われるが、確認できない。右下の「如意輪寺」の印は御朱印として使われていた印だが、絵はがきのデザインの一部として印刷されている。

■如意輪寺の御朱印

如意輪寺の御朱印

(昭和初期)

長谷寺(桜井市)

■豊山 長谷寺
所在地:奈良県磯城郡初瀬町初瀬(桜井市初瀬)
創建年代:奈良時代
宗派:新義真言宗豊山派総本山(真言宗豊山派総本山)

長谷寺の絵はがき

発行時期:大正7年~昭和8年

絵はがき:「(大和長谷寺)日限地蔵」。長谷寺塔頭・能満院。

朱印:「長谷寺本堂印」。当時、御朱印に使われていた印である。

■長谷寺の御朱印

長谷寺の御朱印

(大正15年)

廣瀬大社(北葛城郡河合町)

■廣瀬神社 ※通称/廣瀬大社
所在地:奈良県北葛城郡河合村川合(北葛城郡河合町川合)
創建年代:崇神天皇9年(B.C.89)
社格:官幣大社(明治4年列格)

廣瀬大社の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年。宛名面に”21/10/1917″のメモがある。

絵はがき:「官幣大社廣瀬神社中門ヨリ御本殿ヲ拝ス」。

朱印:「廣瀬神社社務所印」

薬師寺(奈良市)

■薬師寺
所在地:奈良県生駒郡都跡村六条(奈良市西ノ京町)
創建年代:天武天皇9年(680)
宗派:法相宗大本山

薬師寺の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年

絵はがき:「薬師寺東院堂 聖観世音(国宝)」。薬師寺東院堂本尊の国宝・銅造観音菩薩立像。

朱印:「薬師寺印」。御朱印として使われていた印と思われるが、確認できない。

吉野神宮(吉野郡吉野町)

■吉野宮(吉野神宮)
所在地:奈良県吉野郡吉野村吉野山(吉野郡吉野町吉野山)
創建年代:明治25年(1892)
社格:官幣大社(明治34年昇格)←官幣中社(明治25年列格)

吉野神宮の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年。吉野宮から吉野神宮への改称は大正7年。

絵はがき:「吉野山 吉野宮内より鳥居を望む」

朱印:「吉野宮」。大正7年以前に御朱印としていた印と思われるが、確認はできない。

吉野水分神社(吉野郡吉野町)

■吉野水分神社
所在地:奈良県吉野郡吉野町吉野山
創建年代:不詳(飛鳥時代以前)
社格:村社(明治初年列格)

吉野水分神社の絵はがき

発行時期:大正7年~昭和8年。宛名面に昭和7年4月26日というメモがある。

絵はがき:「吉野 水分神社拝殿」

朱印:「吉野水分神社」。御朱印として使われていた印である。おかもと氏の「昔の集印帖」に掲載されている。

吉水神社(吉野郡吉野町)

■吉水神社
所在地:奈良県吉野郡吉野町吉野山
創建年代:平安時代/明治8年(1875)
社格:村社

吉水神社の絵はがき

発行時期:昭和8年~20年

絵はがき:「吉野朝皇居 吉水神社宝物 源義経所用 色々威腹巻(国宝)」。重要文化財(旧国宝)で源義経の鎧と伝えられる「色々威腹巻」。

朱印:「芳野皇居」。当時の御朱印に使われていた印である。

吉水神社の絵はがき

発行時期:昭和8年~20年。上の絵はがきと同一セットの一枚。

絵はがき:「吉野朝皇居 吉水神社宝物 後小松天皇御宸筆」

朱印:「吉水神社」。御朱印として使われていた例は確認できない。

■吉水神社の御朱印

吉水神社の御朱印

(昭和15年)

和歌山県

熊野速玉大社(新宮市)

■熊野速玉神社(熊野速玉大社)
所在地:和歌山県新宮市新宮
創建年代:景行天皇58年(B.C.40)
社格:官幣大社(大正4年昇格)←県社(明治4年列格)

熊野速玉大社の絵はがき

発行時期:昭和8年~20年

絵はがき:「摂社神倉神社参道」「旧摂社阿須賀神社」

朱印:「熊野新宮」。当時の御朱印に押されている例がある。おかもと氏の「昔の集印帖」に掲載されている。

高野山 金剛峯寺(伊都郡高野町)

■高野山 金剛峯寺
所在地:和歌山県伊都郡高野村高野山(伊都郡高野町高野山)
創建年代:弘仁7年(816)
宗派:真言宗高野派総本山(高野山真言宗総本山)

高野山の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年

絵はがき:「高野山 西塔」。

朱印:右は「高野山」、左は「高野山金剛峯寺」。御朱印に使われていた印と思われるが、確認できない。

高野山 常喜院(伊都郡高野町)

■高野山 常喜院
所在地:和歌山県伊都郡高野村高野山(伊都郡高野町高野山)
創建年代:平安時代初期
宗派:真言宗高野派(高野山真言宗)

高野山の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年。宛名面に明治43年の消印が押されている。

絵はがき:「総本山金剛峯寺大玄関」

朱印:右は「高野山」、御朱印に使われていた印である。中央は龍と「常喜院」、御朱印に使われていたか否かは不明。左下のスタンプは「大日本高野山登山紀念・常喜院」。

高野山 南院(伊都郡高野町)

■高野山 南院
所在地:和歌山県伊都郡高野村高野山(伊都郡高野町高野山)
創建年代:平安時代
宗派:真言宗高野派別格本山(高野山真言宗別格本山)

高野山の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年。不動堂が大伽藍の現在の位置に移築されたのは明治41年のことである。

絵はがき:「高野山不動堂」。14世紀初頭の再建で国宝に指定されている。

朱印:「高野山南院降魔城印」。御朱印に使われていた印であろう。同じ印を確認することはできないが、よく似た印が確認できる。

高野山 蓮花院(伊都郡高野町)

■高野山 蓮花院
所在地:和歌山県伊都郡高野村高野山(伊都郡高野町高野山)
創建年代:弘仁8年(817)
宗派:真言宗高野派準別格本山(高野山真言宗準別格本山)

高野山の絵はがき

発行時期:明治40年~大正7年

絵はがき:「高野山金堂」

朱印:「蓮華密院」。御朱印として使われた印と思われるが、確認できない。

御朱印が押された絵はがき(東北・関東・中部)
御朱印が押された絵はがき(京都)
■御朱印が押された絵はがき(関西)
御朱印が押された絵はがき(中四国・九州)

御朱印が押された絵はがき
現代では考えられないことだが、明治の終わりから昭和の初めにかけて、絵はがきに御朱印を押している例が少なからずある。 従来、あまり注目されてこなかった御朱印の押された絵はがきを、手許の資料から紹介してみようと思う。 1.御朱印が押された絵はが...

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