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江島杉山神社 | 東京都墨田区

江島杉山神社

杉山和一は管鍼法(鍼の施術法の一種)を発明し、天明2年(1682)には、世界で初めての視覚障害者教育施設とされる「杉山流鍼治導引稽古所」を糀町に開いた。5代将軍綱吉の信任を得て当道座の総検校となり、本所一つ目に屋敷を拝領した。ここに深く信仰する江ノ島の弁財天を勧請したのが当社の創祀である。昭和27年(1952)境内社に祀られていた杉山和一と大国主命を合祀し、江島杉山神社と改称した。

正式名称 江島杉山神社〔えじますぎやまじんじゃ〕
御祭神 市杵島姫命 〈合祀〉杉山和一検校 倉稲魂命 大国主命
社格等 旧村社
鎮座地 東京都墨田区千歳1-8-2 [Mapion|googlemap]
公式サイト http://ejimasugiyama.tokyo/
墨田区の神社
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御朱印

  • 江島杉山神社の御朱印

平成22年拝受の御朱印。上の朱印は「対い波に三つ葉葵」の神紋と「本所一つ目 大弁才天」。下は「江島杉山神社」。

御由緒

江戸時代、管鍼法(鍼の施術法の一種)を発明し、総検校となった杉山和一(杉山検校)の屋敷跡に鎮座する。また、ここには杉山和一が開設した世界最初の視覚障害者のための教育施設とされる杉山流鍼治導引稽古所もあった。

杉山和一は慶長15年(1615)、津藩士・杉山重之の長男として誕生したが、幼い頃に伝染病で失明した。16歳の時、江戸で検校・山瀬琢一に入門したが、記憶力が悪く、技術も向上しないため、22歳で破門された。

そこで和一は芸能の神であり盲人の守護神でもある江ノ島弁財天に詣で、岩屋に籠もって七日間の断食修行を行った。その帰り(江島神社境内の福石のあたりと伝えられる)、石に躓いて倒れたときに、何かが手に刺さった。何かと思うと、丸くなって管状になった枯れ葉の中に入った松葉だった(竹の筒の中だったともいう)。そこから鍼の施術法の一つである管鍼法(かんしんほう)を思いついたといわれる。

その後、京都で入江豊明に師事し、江戸に戻って開業すると、鍼の名人として評判を呼んだ。
寛文10年(1670)検校になり、天明2年(1682)には、世界で初めての視覚障害者教育施設とされる「杉山流鍼治導引稽古所」を糀町に開いた(後、本所一ツ目に移転)。これは、1784年にフランスでヴァランタン・アユイが開設した盲学校より約100年早く、これによって視覚障害者が鍼・あんまによって生計を立てる道が開かれた。

さらに五代将軍・徳川綱吉の持病を治療したことから信任を得、幕府に召し抱えられて、屋敷を拝領し、さらに盲人の全国組織である当道座の総検校に任じられた。

元禄6年(1693)本所一ツ目に現在の江島杉山神社の境内を含む3千坪余りの土地を拝領するが、これには逸話がある。 和一の献身的な治療に感銘を受けた綱吉が、ある時「何か欲しいものはないか」と尋ねたところ、和一は「ただ一つ目が欲しゅうございます」と答えた。さすがに目を与えることはできないので、綱吉は本所一ッ目に土地を与えることにしたという。
そして、和一が深く江ノ島弁財天を信仰し、年老いてなお月参りを欠かさないことを案じ、屋敷内に江ノ島弁財天を勧請し、江ノ島への参拝はほどほどにするように命じた。これが江島杉山神社の創祀であり、以来、本所一ツ目の弁天様として信仰を集めた。

明治の神仏分離の後は江島神社と称した。明治7年(1874)村社に列格。昭和27年(1952)に杉山検校と境内社・杉山神社の大国主命を合祀し、江島杉山神社と称するようになった。

境内にある杉山検校頌徳碑は大正15年(1926)杉山検校に正五位が追贈されたことを記念して立てられたもので、世界で唯一の点字の石碑だという。また、弁天池のほとりにある岩屋は江ノ島の岩屋を模したもので、内部に杉山検校や宇賀神・宗像三女神の石像が祀られている。

写真帖

  • 一の鳥居

    一の鳥居

  • 二の鳥居

    二の鳥居

  • 杉山検校頌徳碑

    杉山検校頌徳碑

  • 杉多稲荷神社

    杉多稲荷神社

  • 力石

    力石

  • 拝殿

    拝殿

  • 岩屋

    岩屋

  • 杉山検校像

    杉山検校の石像

  • 宗像三女神像

    宗像三女神像

  • 宇賀神像

    宇賀神像

メモ

初音森神社の兼務社で、例祭に合わせて参拝し、御朱印をいただくことができた。宮司さんは普段、初音森神社の儀式殿の方にいることが多いが、事前に連絡があれば対応は可能とのことだった。
追記(2013.02.16):ケイファームさんからいただいた情報によると、現在、御朱印は当社においてのみ対応で、だいたい日曜日は宮司さんがこちらのほうにいらっしゃるとのこと。

江島杉山神社の概要

名称 江島杉山神社
旧称 一つ目弁天社 江島神社
御祭神 市杵島姫命〔いちきしまひめのみこと〕
〈合祀〉
杉山和一検校〔すぎやまわいち けんぎょう〕
倉稲魂命〔うかのみたまのみこと〕
大国主命〔おおくにぬしのみこと〕
鎮座地 東京都墨田区千歳一丁目8番2号
創建年代 元禄6年(1693)
社格等 旧村社
例祭 6月中旬
神事・行事 1月1日/歳旦祭
2月3日/節分祭
3月中旬/春祭・杉多稲荷神社例祭
5月初旬/御神宝展
5月18日前後の日曜日/杉山検校祭
11月中旬/秋祭
12月31日/除夜祭

交通アクセス

□JR総武線「両国駅」より徒歩7分
□都営大江戸線「両国駅」より徒歩12分
□都営新宿線「森下駅」より徒歩12分

東都神社御朱印集
東京の神社400社以上の御朱印や由緒などの紹介。珍しい江戸時代から昭和戦前までの御朱印も掲載。
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