立川市の熊野神社は、享保11年(1726)柴崎新田の鎮守として奉斎されたことに始まる。昭和20年(1945)空襲により焼失、さらに境内地が進駐軍に接収されたため、昭和23年(1948)現社地に遷座した。昭和43年(1968)市道新設のため社殿等を移築した。
正式名称 | 熊野神社〔くまのじんじゃ〕 |
---|---|
御祭神 | 須佐之男命 伊邪那岐命 伊邪那美命 |
社格等 | 旧村社 |
鎮座地 | 東京都立川市高松町1-17-21 [Mapion|googlemap] |
最寄り駅 | 高松(多摩モノレール) 立川(JR中央線) バス停:高松二丁目 |
御由緒
立川市高松町に鎮座する熊野神社は、享保11年(1726)柴崎新田(七軒家)の鎮守として創建された。当時の鎮座地は旧立川基地の敷地内であった。七軒の家によって開拓されたことから「七軒家」と呼ばれるようになった地域である。
寛政12年(1800)23戸に増えた氏子の人々によって再建された。
明治6年(1873)村社に列格、同40年(1907)幣帛料供進社に指定、同41年(1908)社殿の改築を行った。
昭和20年(1945)戦災のために社殿が焼失。さらに境内地が進駐軍に接収されたため、同23年(1948)新たに境内地を購入、現社地に遷座した。
昭和31年(1956)現在の社殿が完成したのにあわせ、改めて熊野本宮大社より御分霊を勧請・奉斎した。
昭和43年(1968)市道新設のため社殿等を現在の場所に移築、さらに鎮座250年奉祝事業として境内整備を行い、現在に至る。
御朱印
(1)平成17年拝受の御朱印。中央の朱印は「熊野神社」、右上の印は「熊野神社氏子会之印」。
写真帖
メモ
住宅地の中に鎮守の森がある。それほど大きな境内ではないが、参道沿いには「せせらぎ 熊野川」と名付けられた小川も設けられ、社殿も木造の立派なもので、移転・再建を繰り返しているとは思えない空間を作っている。
参道脇、せせらぎのほとりに秩父宮勢津子殿下の歌碑がある。特に説明などはなく、詳しいことはわからなかった。
熊野神社の概要
名称 | 熊野神社 |
---|---|
通称 | 立川熊野神社 |
御祭神 | 須佐之男命〔すさのおのみこと〕 伊邪那岐命〔いざなぎのみこと〕 伊邪那美命〔いざなみのみこと〕 |
鎮座地 | 東京都立川市高松一丁目17番21号 |
創建年代 | 享保11年(1726) |
社格等 | 旧村社 |
例祭 | 8月第3日曜日 |
神事・行事 | 1月1日/歳旦祭 2月3日/節分祭 2月11日/建国祭 6月30日/大祓 12月1日/火難防除祭 12月31日/大祓 ※『平成「祭」データ』による |
交通アクセス
□多摩モノレール「高松駅」より徒歩10分
□JR中央線「立川駅」より徒歩約15分、またはバス
■西武バス東大和市駅・幸町団地・久米川駅・東村山駅西口行き「高松二丁目」下車徒歩4分