東京の神社

千代田区の神社

三崎稲荷神社

三崎稲荷神社は、平安時代の末期、豊島郡三崎村の氏神として創建されたと伝えられる。かつては神田山(駿河台)に鎮座し、広大な社地を誇ったというが、徳川家康の江戸入府以降は都市計画のためにしばしば遷座し、境内が狭くなった。江戸時代、諸大名は参勤交...
千代田区の神社

五十稲荷神社

五十稲荷神社は慶長年間(1596~1615)以前の創祀と伝えられ、正徳の頃(1711~15)足利藩主・戸田氏の江戸屋敷の邸内社となった。足利の織物市に倣って五と十の日に月次の祭りを行い、諸人の参詣を許した。明治以降も五と十の日に縁日の市が立...
千代田区の神社

平河天満宮

平河天満宮は文明10年(1478)太田道灌が川越の三芳野天神を勧請し、江戸城内に祀ったことに始まる。徳川家康の時代、江戸城拡張工事のため平川門外を経て慶長12年(1607)現在地に遷座した。江戸時代は徳川幕府をはじめ、紀州・尾張・井伊家など...
千代田区の神社

築土神社

築土神社は、天慶3年(940)平将門縁の人々が京から首級を密かに持ち帰り、観音堂に祀って津久戸明神ことに始まると伝えられる。文明10年(1478)太田道灌が江戸城の北西に社殿を建立し、江戸城の鎮守とした。江戸城の拡張工事に伴い、元和2年(1...
千代田区の神社

柳森神社

柳森神社は新橋の烏森神社、日本橋の椙森神社とともに江戸三森と称されたという。長禄2年(1458)太田道灌が江戸城の鬼門除けとして現在の神田佐久間町のあたり一帯に柳を植え、その中に山城国の伏見稲荷の御分霊を勧請したことに始まる。境内の福寿神社...
西多摩地域の神社

武蔵御嶽神社

武蔵御嶽神社は御岳山の山頂に鎮座し、関東有数の山岳霊場として信仰を集めてきた。社伝によれば、崇神天皇7年(110)の創建とされる。天平8年(736)行基菩薩が蔵王権現を奉安、延喜の制では地主神の大麻止乃豆乃天神社が小社に列した。文暦元年(1...
大田区の神社

新田神社(矢口)

新田神社は、新田義貞の第二子で、奸計により多摩川の矢口渡で壮烈な最期を遂げた新田義興を祀る。江戸時代、徳川将軍家が新田氏の系譜に連なることから篤い崇敬を受けた。平賀源内が境内の旗竹を用いて「矢守」を考案したことから「破魔矢発祥の社」として知...
世田谷区の神社

松陰神社(東京)

松陰神社は、幕末の勤王家・教育者として名高い吉田松陰を祀る。小塚原で処刑された松陰の遺体は小塚原回向院に葬られたが、後に門人らの手で荏原郡若林村(世田谷区若林)の通称・大夫山に改葬された。明治15年(1882)公爵・毛利元徳や門人・縁故者が...
港区の神社

乃木神社(東京)

乃木神社は乃木希典大将と静子夫人を祀り、赤坂の旧乃木邸に隣接して鎮座する。乃木夫妻は明治天皇の御大葬の夜、自宅にて自刃、殉死した。これに感銘を受けた東京市長の阪谷芳郎は有志に諮って中央乃木会を設立、乃木邸内の小社に夫妻の御霊を祀った。大正8...
港区の神社

虎ノ門金刀比羅宮

虎ノ門の金刀比羅宮は、万治3年(1660)丸亀藩主・京極高和が芝・三田の藩邸内に金毘羅大権現(香川県琴平町の金刀比羅宮)を勧請したことに始まる。延宝7年(1679)藩邸の移転にともない虎ノ門に遷座。江戸市民の要望に応え、毎月10日には藩邸を...